デュアルコア インテル® Xeon® プロセッサー 5100 番台のシステムで最良のインテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) パフォーマンスを得るには、このプロセッサーのハードウェア DPL (ストリーミング・データ) プリフェッチャー機能を有効にしてください。 この機能を有効にするには、適切な BIOS 設定を使用します。詳細は、BIOS のドキュメントを参照してください。
ハイパースレッディング・テクノロジー (HT テクノロジー) は、各スレッドが異なる演算を実行している場合、またはプロセッサー上に十分に活用されていないリソースがある場合に特に有効です。しかし、インテル® MKL は、このどちらにもあてはまりません。ライブラリーのスレッド化された部分が利用可能なリソースの大半を使用して効率的に実行され、各スレッドで同一の演算を行っているためです。HT テクノロジーを無効にすると、より高いパフォーマンスを得られることがあります。
HT テクノロジーを有効にして実行する場合、物理コアの数よりも少ないスレッド数で実行すると、特にパフォーマンスに影響があります。また、例えば、すべての物理コアに対して 2 つのスレッドがある場合、スレッド・スケジューラーは一部のコアに 2 つのスレッドを割り当て、ほかのコアを無視することがあります。インテル® コンパイラーの OpenMP ライブラリーを使用している場合、この状況を回避するために、ユーザーガイドを参照して、スレッド・アフィニティー・インターフェイスの最適な設定を行ってください。インテル® MKL の場合、以下の設定を適用します。
set KMP_AFFINITY=granularity=fine,compact,1,0
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