Fortran 95 インターフェイスはコンパイラーに依存します。インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) には、インテル® Fortran コンパイラーを使用して事前にコンパイルされたインターフェイス・ライブラリーとモジュールが用意されています。 さらに、Fortran 95 インターフェイスとラッパーがソースで提供されています。(詳細は、コンパイラー依存の関数と Fortran 90 モジュールを参照してください)。 異なるコンパイラーを使用している場合、そのコンパイラーを使用して適切なライブラリーとモジュールをビルドし、ライブラリーをユーザーのライブラリーとしてリンクしてください。
IA-32 アーキテクチャーの場合:
make libia32 INSTALL_DIR=<user dir>
インテル® 64 アーキテクチャーの場合:
make libintel64 [interface=lp64|ilp64] INSTALL_DIR=<user dir>
パラメーター INSTALL_DIR は必須です。
コマンドを実行すると、ライブラリーとモジュールがビルドされ、ライブラリーは <user dir>/lib ディレクトリーに、.mod ファイルは <user dir>/include/<arch>[/{lp64|ilp64}] ディレクトリーにインストールされます。<arch> は、{ia32, intel64} のいずれかです。
デフォルトでは、ifort コンパイラーが選択されています。make: FC=<コンパイラー> パラメーターを使用してコンパイラーのコマンド名を変更することもできます。
例えば、次のコマンド
make libintel64 FC=pgf95 INSTALL_DIR=<user pgf95 dir> interface=lp64
を実行すると、ライブラリーと .mod ファイルがビルドされ、<userpgf95 dir> のサブディレクトリーにインストールされます。
ビルド用ディレクトリーからライブラリーを削除するには、以下のコマンドを使用します。
IA-32 アーキテクチャーの場合:
make cleania32 INSTALL_DIR=<user dir>
インテル® 64 アーキテクチャーの場合:
make cleanintel64 [interface=lp64|ilp64] INSTALL_DIR=<user dir>
すべてのアーキテクチャーの場合:
make clean INSTALL_DIR=<user dir>
管理者権限がある場合でも、上記のビルドまたはクリーンコマンドにおいて、INSTALL_DIR=../.. または INSTALL_DIR=<mkl ディレクトリー> のように設定しないでください。あらかじめビルドされているインテル® MKL Fortran 95 ライブラリーおよびモジュールが、置換あるいは削除されてしまいます。
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