DLL の使用

必要なすべての DLL はランタイムにすべてのノードで見えている必要があります。また、クラスターの各ノードにインテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) をインストールする必要があります。 Microsoft* から提供されているリモート・インストール・サービス (RIS) を使用して、クラスターの一部である各計算ノードにライブラリーをインストールすることもできます。DLL ライブラリーを見えるようにする最良の方法は、PATH 環境変数でこれらのライブラリーを指すことです。 PATH 環境変数の設定方法については、「クラスターの環境変数の設定」を参照してください。

IA-32 およびインテル® 64 アーキテクチャー用の ScaLAPACK DLL (<Composer XE ディレクトリー>\redist\intel64\mkl および <Composer XE ディレクトリー>\redist\ia32\mkl ディレクトリーにあります) は、MPI ディスパッチ・メカニズムを使用します。 MPI ディスパッチは、MKL_BLACS_MPI 環境変数に基づきます。BLACS DLL は、必要な MPI ライブラリーの選択に MKL_BLACS_MPI を使用します。以下の表は、設定可能な変数の値を示しています。

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MPICH2

デフォルト値。メッセージパッシングに MPICH2 1.0.x for Microsoft Windows OS を使用します。

MSMPI

メッセージパッシングに Microsoft MPI を使用します。

INTELMPI

メッセージパッシングにインテル® MPI を使用します。

デフォルト以外の MPI を使用する場合、すべてのノードで MKL_BLACS_MPI に同じ適切な値を割り当てます。

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