ScaLAPACK およびクラスター FFT とのリンク

インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) ScaLAPACK とクラスター FFT の両方またはいずれか一方とリンクするには、以下のコマンドを使用します。


set lib = <MKL ライブラリーのパス>;<MPI ライブラリーのパス>;%lib%

<リンカー> <リンクするファイル> <MKL クラスター・ライブラリー> <BLACS> <MKL コア・ライブラリー> <MPI ライブラリー>

プレースホルダーは、以下の表で説明されているパスとライブラリーを表します。

<MKL ライブラリーのパス>

<mkl ディレクトリー>\lib\{ia32|intel64 (アーキテクチャーに依存します)。 環境変数の設定を実行した場合、このディレクトリーを環境変数 lib に追加する必要はありません。

<MPI ライブラリーのパス>

通常は、MPI インストール・ディレクトリーの lib サブディレクトリーです。 例えば、インテル® MPI 3.2 のデフォルト・インストールの場合は、C:\Program Files (x86)\Intel\MPI\3.2.0.005\ia32\lib です。

<リンカー>

icl、ifort、xilink のいずれか 1 つです。

<MKL クラスター・ライブラリー>

詳細なディレクトリー構造」にリストされている、該当アーキテクチャー用の ScaLAPACK またはクラスター FFT ライブラリーのいずれか 1 つです。 例えば、IA-32 アーキテクチャーの場合、mkl_scalapack_core.lib または mkl_cdft_core.lib のいずれかです。

<BLACS>

アーキテクチャー、プログラミング・インターフェイス (LP64 または IPL64)、および MPI バージョンに対応するBLACS ライブラリーです。ライブラリーは、「詳細なディレクトリー構造」にリストされています。 例えば、IA-32 アーキテクチャーの場合、mkl_blacs_mpich2.lib、mkl_blacs_msmpi.libmkl_blacs_intelmpi.lib のいずれか 1 つ (スタティック・リンクの場合) または mkl_blacs_dll.lib (ダイナミック・リンクの場合) を選択します。MPICH2 の場合、mkl_blacs_mpich2.lib (スタティック・リンクの場合) を選択します。

<MKL コア・ライブラリー>

ScaLAPACK またはクラスター FFT ライブラリー以外のインテル® MKL ライブラリーです。

Tip iconヒント

Web ベースのリンク・アドバイザーを使用して、<MKL クラスター・ライブラリー><BLACS>、および <MKL コア・ライブラリー> の適切なセットを選択します。

インテル® MPI には、さまざまなリンカー用のスクリプトが用意されています。このため、インテル® MPI を使用する場合、最良のリンク方法は以下のコマンドを使用することです。

<インテル® MPI ライブラリーのパス>\mpivars.bat

set lib = <MKL ライブラリーのパス>;%lib%

<mpilinker> <リンクするファイル> <MKL クラスター・ライブラリー> <BLACS> <MKL コア・ライブラリー>

まだ定義されていないプレースホルダーは以下の表で説明されています。

<MPI ライブラリーのパス>

デフォルトでは、MPI インストール・ディレクトリーの bin サブディレクトリーです。 例えば、インテル® MPI 3.2 のデフォルト・インストールの場合は、C:\Program Files (x86)\Intel\MPI\3.2.0.005\ia32\bin です。

<MPI リンカー>

mpicl または mpiifort

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