このセクションでは、Java サンプルの制限事項について説明します。
インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) の Java サンプルのように、ラッパーを使用して Java 環境から呼び出された場合、一部のインテル® MKL 関数が正常に動作しない可能性があります。 「インテル® MKL の Java サンプル」セクションにリストされている、CBLAS、FFT、VML、VSL RNG、および畳み込み/相関関数は、Java 環境でテストされています。 このため、独自の Java アプリケーションでは、これらの CBLAS、FFT、VML、VSL RNG、および畳み込み/相関関数用の Java ラッパーを使用してください。
インテル® MKL 関数はピュア Java で記述された同様の関数よりも高速です。ただし、これらのラッパーの目的は、最大限のパフォーマンスを提供することではなく、コードサンプルを提供することです。このため、Java アプリケーションから呼び出されたインテル® MKL 関数は、C/C++ または Fortran で記述されたプログラムから呼び出された同じ関数よりも遅くなります。
インテル® MKL には (『リリースノート』に示されている) 既知の問題があります。また、JDK の異なるバージョンでは互換性がないものがあります。サンプルおよびラッパーには、これらの問題の回避策が用意されています。サンプルおよびラッパーのソースコードに記述されている、回避策についてのコメントを参照してください。
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