インテル® MKL 11.3 ユーザーズガイド

コンパイラーのランタイム・ライブラリーとのリンク

ほかのライブラリーをスタティックにリンクする場合でも、libiomp5 または tbb はダイナミックにリンクしてください。

操作環境やアプリケーションが複雑になるとライブラリーの冗長なコピーが多くなるため、libiomp5 をスタティックにリンクすると、 パフォーマンス問題 (スレッドのオーバーサブスクリプション) が発生し、不正な結果を引き起こすことがあります。

libiomp5 または libtbb をダイナミックにリンクするには、PATH 環境変数が正しく定義されていることを確認してください。

/MT コンパイラー・オプションを使用してスレッド化されたインテル® MKL をリンクすると、アプリケーションのパフォーマンスが向上することがあります。 コンパイラー・ドライバーはオプションをリンカーに渡し、マルチスレッド (MT) スタティック・ランタイム・ライブラリーがロードされます。

ただし、エラー報告に errno 変数を使用するベクトル・マス・ライブラリー・アプリケーションをリンクするには、リンクモデルに応じたオプションを使用してコードをコンパイルおよびリンクします。

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