インテル® MKL 11.3 ユーザーズガイド

1 つのノード上でのベンチマークの実行

クラスターノード上で Intel® Optimized MP LINPACK Benchmark バイナリーを実行するには、次の操作を行います。

これらの命令は、インテル® 64 アーキテクチャーを仮定していますが、その他のアーキテクチャーにも適用可能です。これらの命令は、前世代のインテル® Core™ プロセッサーまたはそれ以上のインテル® プロセッサーに直接適用されます。IA-32 アーキテクチャー・プロセッサーおよび以前のインテル® 64 アーキテクチャー・プロセッサーの場合は、make コマンドの version パラメーターを省略します。 IA-32 アーキテクチャー・プロセッサーの場合は、ディレクトリー名と arch パラメーター値の調整も行います。

  1. インテル® MKL、インテル® MPI、インテル® コンパイラーに必要な環境変数をロードし、バイナリーをビルドします。

    <親製品のディレクトリー>\bin\compilervars.bat intel64

    <mpi ディレクトリー>\bin64\mpivars.bat

    <mkl ディレクトリー>\bin\mklvars.bat intel64

    nmake arch=intel64 version=offload

  2. ディレクトリーを bin\intel64 に変更します。

    cd <mkl ディレクトリー>\benchmarks\mp_linpack\bin\intel64

    このディレクトリーには、次のファイルが含まれています。

    • xhpl.exe - インテル® 64 アーキテクチャー・バイナリー。

    • HPL.dat - HPL 入力データセット。

  3. 小さなテスト実行用のバイナリーを実行します。

    xhpl

  4. ホスト・プロセッサーのメモリーと一致するように、HPL.dat ファイルの 6 行目の Ns の値を次のように変更します。

    • 16GB の場合: 12000 Ns

    • 32GB の場合: 56000 Ns

    • 64GB の場合: 83000 Ns

    一般に、行列の格納に必要なメモリー量は、次のように計算できます (各種バッファーは含みません): 8 * N * N / (P * Q) バイト。N は問題サイズ、PQHPL.dat のプロセスグリッドです。 HPL ドキュメントではメモリーの 80% を使用する問題サイズを選択することを推奨していますが、さらに大きなサイズを選択できる場合もあります。

  5. バイナリーを再度実行して、結果を記録します。

    xhpl

ハイブリッド・オフロード・バイナリーの実行については、「ハイブリッド・オフロード・バイナリーの実行」を参照してください。

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