インテル® MKL 11.3 ユーザーズガイド

使いやすいコマンドライン・パラメーター

Intel® Optimized MP LINPACK Benchmark は、新しい実行ごとに HPL.dat 入力ファイルで小さな変更を行わなくて済むように、HPL のコマンドライン・パラメーターをサポートしています。

以下のコマンドラインで、プレースホルダーはこれらのパラメーターを示します。

xhpl -n <問題サイズ> -m <メモリーサイズ (MB)> -b <ブロックサイズ> -p <グリッドの行の次元> -q <グリッドの列の次元>

コマンドライン・パラメーターを使用して、事前ビルドバイナリーと runme スクリプトを実行することもできます。次に例を示します。

xhpl_offload_intel64 -n <問題サイズ> -m <メモリーサイズ (MB)> -b <ブロックサイズ> -p <グリッドの行の次元> -q <グリッドの列の次元>

runme_offload_intel64 -n <問題サイズ> -m <メモリーサイズ (MB)> -b <ブロックサイズ> -p <グリッドの行の次元> -q <グリッドの列の次元>

コマンドライン・パラメーターの詳細は、「ヘテロジニアスな Intel® Optimized MP LINPACK Benchmark」を参照してください。

1x3 グリッドで N=10000 を実行する場合、次のコマンドを実行します (ここでは、HPL.dat でほかのパラメーターが正しく設定されていると仮定しています)。

xhpl -n 10000 -p 1 -q 3

m パラメーターを使用することで、問題サイズの代わりに、メモリーサイズでスケーリングできます。 m パラメーターは行列のサイズのみを表し、コプロセッサーのメモリーサイズやほかのバッファーのサイズは含みません。 16 ノード、32 ノード、128 ノード上で行列サイズ 50000MB、NB=1024 を使用する場合、それぞれ次のコマンドを実行します。

xhpl -m 50000 -b 1024 -p 4 -q 4

xhpl -m 50000 -b 1024 -p 4 -q 8

xhpl -m 50000 -b 1024 -p 8 -q 16