インテル® MKL 11.3 ユーザーズガイド

Intel® Optimized LINPACK Benchmark for Windows*

Intel® Optimized LINPACK Benchmark は、LINPACK 1000 ベンチマークを一般化したものです。このベンチマークは、稠密な (real*8) 連立線形方程式 (Ax=b) を解き、因数分解して解くためにかかった時間を測定し、時間をパフォーマンス比率に変換して結果の精度をテストします。一般化により、1000 を超える方程式 (N) を解くことができます。正確な結果が得られるように、部分的なピボット演算を使用しています。

このベンチマークは、コンパイルされたコードのみを対象とするベンチマークであるため、LINPACK 100 のパフォーマンスのレポートとして使用しないでください。これは単一プラットフォーム上で実行する共有メモリー (SMP) 実装です。このベンチマークと以下の項目を混同しないでください。

インテルでは、HPL (High Performance Linpack) ベンチマークよりも簡単にインテル® プロセッサー・ベースのシステムで高い LINPACK ベンチマーク結果が得られる LINPACK ベンチマークの最適化バージョンを提供しています。

このソフトウェアの詳細は、http://www.intel.com/software/products/ (英語) を参照してください。

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

改訂 #20110804