インテル® MKL 2017 デベロッパー・ガイド
カスタム共有オブジェクトの関数のリストで、インターフェイスに応じて関数名を調整します。例えば、Fortran 関数の場合、接尾辞として名前に下線文字 "_" を追加します。
dgemm_
ddot_
dgetrf_
ほかのサンプルは、<mkl ディレクトリー>/tools/builder フォルダーにある関数のドメイン固有のリストを参照してください。
関数のリストは、<mkl ディレクトリー>/tools/builder フォルダーにあります。カスタム共有オブジェクトの関数のリストを作成する方法は、「関数のリストの作成」を参照してください。
Fortran 形式のルーチン (BLAS、LAPACK、その他) の名前には、大文字と小文字の両方を使用できます (末尾の下線の有無を含む)。例えば、次の名前は等価です。
BLAS: dgemm、DGEMM、dgemm_、DGEMM_
LAPACK: dgetrf、DGETRF、dgetrf_、DGETRF_
関数リストの C サポート関数の名前を適切に大文字化します。以下のガイドラインに従ってください。
例えば、mkl_disable_fast_mm 関数の #define ディレクティブは #define mkl_disable_fast_mm MKL_Disable_Fast_MM です。
MKL_Disable_Fast_MM のように関数名を大文字化します。
Fortran サポート関数の名前については、「ヒント」を参照してください。
選択した関数に複数のプロセッサー固有のバージョンがある場合、ビルダーによってカスタム・ライブラリーに自動的に追加され、ディスパッチャーによって管理されます。
最適化に関する注意事項 |
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インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。 注意事項の改訂 #20110804 |