インテル® MKL 2017 デベロッパー・ガイド
Intel® Optimized MP LINPACK Benchmark は、新しい実行ごとに HPL.dat 入力ファイルで小さな変更を行わなくて済むように、HPL のコマンドライン・パラメーターをサポートしています。
以下のコマンドラインで、プレースホルダーはこれらのパラメーターを示します。
./xhpl -n <問題サイズ> -m <メモリーサイズ (MB)> -b <ブロックサイズ> -p <グリッドの行の次元> -q <グリッドの列の次元>
コマンドライン・パラメーターを使用して、事前ビルドバイナリーと runme スクリプトを実行することもできます。次に例を示します。
./xhpl_intel64 -n <問題サイズ> -m <メモリーサイズ (MB)> -b <ブロックサイズ> -p <グリッドの行の次元> -q <グリッドの列の次元>
./runme_intel64 -n <問題サイズ> -m <メモリーサイズ (MB)> -b <ブロックサイズ> -p <グリッドの行の次元> -q <グリッドの列の次元>
コマンドライン・パラメーターの詳細は、「ヘテロジニアスな Intel® Optimized MP LINPACK Benchmark」を参照してください。
1x3 グリッドで N=10000 を実行する場合、次のコマンドを実行します (ここでは、HPL.dat でほかのパラメーターが正しく設定されていると仮定しています)。
./xhpl -n 10000 -p 1 -q 3
m パラメーターを使用することで、問題サイズの代わりに、メモリーサイズでスケーリングできます。m パラメーターは行列のサイズのみを表し、コプロセッサーのメモリーサイズやほかのバッファーのサイズは含みません。16 ノード、32 ノード、128 ノード上で行列サイズ 50000MB、NB=1024 を使用する場合、それぞれ次のコマンドを実行します。
./xhpl -m 50000 -b 1024 -p 4 -q 4
./xhpl -m 50000 -b 1024 -p 4 -q 8
./xhpl -m 50000 -b 1024 -p 8 -q 16