Intel® Optimized MP LINPACK Benchmark のビルド

Intel® Optimized MP LINPACK Benchmark には、サンプル・アーキテクチャー・メイクファイルがいくつか用意されています。使用する構成に合わせて、これらのファイルを以下のように編集できます。

• TOPdir を Intel® Optimized MP LINPACK Benchmark がビルドされるディレクトリーに設定します。
• (オプション) MPI 変数 MPdir、MPinc、MPlib を設定します。
• インテル® MKL の場所と使用するファイルの場所を指定します (LAdir、LAinc、LAlib)。
• コンパイラーおよびコンパイラー/リンカーオプションを調整します。

• make コマンドでアーキテクチャー・パラメーター arch を設定して、アーキテクチャーを指定します。

  • ia32 - 32 ビットのホスト・プロセッサーで実行する MPI プロセス用

  • intel64 - 64 ビットのホスト・プロセッサーで実行し、クラスターでインテル® Xeon Phi™ コプロセッサーが利用可能な場合、インテル® MKL ハイブリッド・オフロードを使用する MPI プロセス用

  • mic - インテル® Xeon Phi™ コプロセッサーでのみ実行する MPI プロセス用。

    この場合、メイクファイルはネイティブモードのバイナリーを作成します。このオプションは、コプロセッサーのメモリーサイズにより制限されます。詳細は、「インテル® Xeon Phi™ コプロセッサー用の Intel® Optimized MP LINPACK Benchnmark の使用モード」を参照してください。

• デフォルトでは、MP LINPACK の非ハイブリッド・バージョンがビルドされます。異なるバージョンをビルドするには、必要に応じて、make コマンドで version パラメーターを hybrid または offload に設定します。

  次に例を示します。

  make arch=intel64 version=offload install

メイクファイルは、mp_linpack ディレクトリー以下の bin/<アーキテクチャー> サブディレクトリーにバイナリーを作成します。(例: bin/intel64)。

メイクファイルの一部のサンプルケースには、インテル® 64 アーキテクチャー・ベースの Linux* システムのように、一般的な値が含まれています。これらの値を変更するには、HPL のビルドについてよく理解した上で、これらの変数に適切な値を設定する必要があります。