インテル® MKL 2017 デベロッパー・ガイド
インテル® MKL カーネルの直接呼び出しには次の制限があります。
MKL_DIRECT_CALL または MKL_DIRECT_CALL_SEQ マクロが使用されると、インテル® MKL はエラーチェックを省略する場合があります。
エラーチェックが省略された場合、安全ではないコード、あるいは正しくないコードが実行されないように、関数パラメーターの正当性をチェックするのは開発者の責任です。
この機能は、?gemm、?gemm3m、?syrk、?trsm、?axpy、および ?dot 関数でのみ利用できます。
インテル® MKL の verbose モード、条件付き数値再現性、および BLAS95 インターフェイスはサポートされていません。
GNU* Fortran コンパイラーはサポートされません。
C アプリケーションの場合、インテル® コンパイラーの /Qstd=c99 コンパイラー・オプションを指定して、宣言とユーザーコードの混在を有効にする必要があります。
PGI* コンパイラーで固定形式の Fortran ソースコードをコンパイルする場合、インテル® MKL 関数を含む行は、行の最後の桁の少なくとも 7 桁前 (通常は、72 - 7 = 65 桁) で終了する必要があります。
直接呼び出し機能は、インテル® MKL 関数のより長い名前を使用するため、PGI* コンパイラーでは、行の長さが固定形式の Fortran ソースコードをコンパイルする際の桁制限を超える場合があります。その場合、コンパイラーは制限を超えた行の部分を無視するため、予期しないプログラムの動作が発生することがあります。
最適化に関する注意事項 |
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インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。 注意事項の改訂 #20110804 |