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インテル® MKL 2017 デベロッパー・ガイド

Intel® Optimized LINPACK Benchmark for Windows®

Intel® Optimized LINPACK Benchmark は、LINPACK 1000 ベンチマークを一般化したものです。このベンチマークは、稠密な (real*8) 連立線形方程式 (Ax=b) を解き、因数分解して解くためにかかった時間を測定し、時間をパフォーマンス比率に変換して結果の精度をテストします。一般化により、1000 を超える方程式 (N) を解くことができます。正確な結果が得られるように、部分的なピボット演算を使用しています。

このベンチマークは、コンパイルされたコードのみを対象とするベンチマークであるため、LINPACK 100 のパフォーマンスのレポートとして使用しないでください。これは単一プラットフォーム上で実行する共有メモリー (SMP) 実装です。このベンチマークと以下のものを混同しないでください

インテルでは、HPL (High Performance Linpack) ベンチマークよりも簡単にインテル® プロセッサー・ベースのシステムで高い LINPACK ベンチマーク結果が得られる LINPACK ベンチマークの最適化バージョンを提供しています。

このソフトウェアの詳細は、http://www.intel.com/software/products/ (英語) を参照してください。

謝辞

この製品には University of Tennessee, Knoxville, Innovative Computing Laboratories で開発されたソフトウェアが含まれています。

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

注意事項の改訂 #20110804