インテル® MKL 2019 for Windows* デベロッパー・ガイド

FFTW インターフェイスのサポート

インテル® MKL には、FFTW インターフェイス (www.fftw.org) の 2 つのラッパー・コレクションが用意されています。ラッパーは FFTW の上部構造で、インテル® MKL フーリエ変換関数の呼び出しに使用されます。これらのコレクションはそれぞれ、FFTW バージョン 2.x と 3.x に対応しており、インテル® MKL バージョン 7.0 以降で利用できます。

これらのラッパーを使用することで、ソースコードを変更することなく、インテル® MKL フーリエ変換を使用して FFTW を使用するプログラムのパフォーマンスを向上できます。ラッパーの使用の詳細については、『インテル® MKL デベロッパー・リファレンス』の「FFTW Interface to Intel® Math Kernel Library」を参照してください。

重要

利便性のため、FFTW3 インターフェイスもインテル® MKL と統合されます。

注意

FFTW2 と FFTW3 インターフェイスの間には互換性がありません。両方をリンクしないでください。両方をリンクする必要がある場合は、FFTW2 のラッパー・ソースコードを変更します。

  1. fftw2xc インターフェイス中の fftw_destroy_plan をすべて fftw2_destroy_plan に置換します。
  2. 対応するファイル名をすべて変更します。
  3. 関連するライブラリーをリビルドします。