インテル® MKL 2020 デベロッパー・ガイド
ベンチマークを開始するには、以下の操作を行います。
クラスター・ファイル・システムでは、すべてのノードがアクセスできるディレクトリーに インテル® Optimized HPCG パッケージを展開します。パッケージに含まれている readme.txt ファイルに示されているライセンスを承諾します。
ディレクトリーを hpcg/bin に変更します。
システムに最も適したベンチマークの事前ビルドバージョンを使用します。または、QUICKSTART の説明にしたがって、MPI 実装向けのベンチマークのバージョンをビルドします。
インテル® MKL、インテル® C/C++ コンパイラー、MPI ランタイム環境が適切に設定されていることを確認します。これは、各製品に同梱の mklvars.sh、compilervars.sh、および mpivars.sh スクリプトを使用して確認できます。
選択したベンチマークのバージョンを実行します。
#> mpiexec.hydra -n 256 -ppn 2 env OMP_NUM_THREADS=18 KMP_AFFINITY=granularity=fine,compact,1,0 ./bin/xhpcg_avx2 -n192
#> mpiexec.hydra -n 512 -ppn 2 env OMP_NUM_THREADS=34 KMP_AFFINITY=granularity=fine,compact,1,0 ./bin/xhpcg_knl -n160
ベンチマークが実行を完了したら (通常は数分かかります)、現在のディレクトリーにある YAML ファイルを調べて結果を確認します。ベンチマーク・テストを行ったシステムの性能評価は、ファイルの最後のセクションに記述されています。
HPCG の結果は GFLOPS [GFLOP/s] 評価です。
最適化に関する注意事項 |
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インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。 注意事項の改訂 #20110804 |