対象領域 (ROI): インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP) のイメージ処理関数の多くは、イメージ全体だけでなく、イメージ内の領域も操作できます。 対象領域 (ROI) とは、イメージの一部またはイメージ全体に相当する矩形の領域です。
チャネル: インテル® IPP イメージ処理関数は、各ピクセルがチャネルの強さによって表現される、絶対カラーイメージだけをサポートします。イメージはピクセル順序またはプレーンです。ピクセル順序のイメージでは、各ピクセルのすべてのチャネル値がまとめられ、連続的に格納されます。例えば、RGB イメージの場合、RGBRGBRGB のようになります。ピクセル順序のイメージのチャネル数は、1、2、3、4 のいずれかです。
インテル® IPP およびインテル® スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® TBB) のコンパイルパスをプロジェクトに追加し、ライブラリーをリンクする簡単な方法があります。 インテル® IPP およびインテル® TBB 関数は、.NET 言語から呼び出される C++ DLL に組み込むことができます
インテル® IPP イメージ処理関数は通常、対象領域 (ROI) とバッファーのイメージデータを操作します。バッファーを操作するための多くのイメージ処理関数がインテル® IPP に含まれています。このチュートリアルでは、いくつかのインテル® IPP 関数を紹介します。
インテル® TBB またはインテル® Cilk™ Plus を使用して、インテル® IPP を使うアプリケーションをスレッド化することができます。インテル® IPP 関数はスレッドセーフなため、渡されるデータが保護されている限り、同期の問題を引き起こすことなく複数のスレッドから呼び出すことができます。
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