ガイド付き自動並列化の推奨内容を実装する

このサンプルの GAP レポートは、並列化を有効にするために /Qparallel オプションを使用することを推奨しています。次の手順に従ってこのオプションを有効にしてください。

  1. GAP-f プロジェクトを右クリックして、[プロパティ] を選択します。

  2. [プロパティ ページ)] ダイアログで [Fortran] ヘッダーを展開して、[Optimization (最適化)] を選択します。

  3. 右のペインの [Parallelization (並列化)] で、[Yes (/Qparallel) (はい (/Qparallel))] を選択して [OK] をクリックします。


これで、GAP 解析を再度実行し、GAP レポートを確認します。

GAP の推奨内容が適切であるこを確認したら、必要な変更を行います。プログラムのセマンティクスは変更しないでください。

このループについては、GAP が推奨するように、条件付きコンパイルがループの並列化とベクトル化を有効にします。

        do i = 1, n
!dir$ if defined(test_gap)
            t = i
!dir$else
            if (a(i) >= 0) then
                t = i
            end if
!dir$ endif
            if (a(i) > 0) then
                a(i) = t * (1 / (a(i) * a(i)))
            end if
        end do

ループが並列化/ベクトル化されたことを確認するには:

  1. [Command Line (コマンドライン)] > [Additional Options (追加のオプション)]/Qdiag-enable:par /Qdiag-enable:vec オプションを追加します。

  2. 適切なコードパスがコンパイルされるようにプリプロセッサー定義 test_gap を追加します。

  3. GAP-f プロジェクトをリビルドして、[出力] ウィンドウのレポートを確認してください。

-guide-vec-report、および -par-report コンパイラー・オプションの使用に関する詳細は、ユーザー・リファレンス・ガイドの「コンパイラー・オプション」を参照してください。

このチュートリアルでは、コンパイラーが自動並列化を通じてどのように最適化ソリューションをガイドするかを見てきました。以上で、ガイド付き自動並列処理のチュートリアルは終了です。

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