インテル® Cluster Studio 2012

リリースノート

改訂:20111108

目次

概要
製品の内容

新機能

解決済みの問題
動作環境
インストールの注意事項

Linux* でのインストールとアンインストール

Microsoft* Windows* CCS でのインストールとアンインストール
ドキュメント
既知の問題
テクニカルサポート
著作権と商標について

 

概要

インテル® Cluster Studio 2012 Linux* 版および Microsoft* Windows* Compute Cluster Server (Microsoft* Windows* CCS) 版は、IA-32 またはインテル® 64 アーキテクチャー・ベースの同種のクラスター上で並列ソフトウェア開発を高速化します。Microsoft* Windows* CCS オペレーティング・システムは、インテル® 64 アーキテクチャーのみサポートしています。本資料では、インテル® Cluster Studio Windows*版に関して Microsoft* Windows* CCS、Microsoft* Windows* HPC Server 2008、Microsoft* Windows* HPC Server 2008 R2 は同じ意味で使用されています。Microsoft* Windows* CCS、Microsoft* Windows* HPC Server 2008、Microsoft* Windows* HPC Server 2008 R2 は、インテル® 64 アーキテクチャーのみサポートしています。

 

インテル® Cluster Studio 2012 は、インテル® MPI ライブラリーの最適化された並列ライブラリー、パフォーマンス解析、ベンチマークを使用して、アプリケーション開発をサポートします。インテル® Cluster Studio 2012 により、ソフトウェア開発にかかる時間を短縮し、分散コンピューティング・システムで実行パフォーマンスを向上できます。

 

インテル® Cluster Studio 2012 Linux* および Microsoft* Windows* CCS は、メッセージ・パッシング・インターフェイス (MPI) アプリケーションの開発プロセスにおいて、次のような重要なサポートを提供します。

 

·        インテル® コンパイラーによる関数レベルのインストルメンテーション (Linux* での -tcollect コマンドライン・オプションと Microsoft* Windows* での /Qtcollectコマンドライン・オプション)。

·        インテル® デバッガー 12.1 による並列デバッグ (Linux* のみ)。Windows* 上でのインテル® デバッガーによる並列デバッグは、バージョン 3.2 のインテル® クラスター・ツールキットおよびインテル® クラスター・ツールキット・コンパイラー・エディションで終了しました。これは、インテル® Cluster Studio でも同じです。

·        MPI-2 規格にほぼ準拠するインテル® MPI ライブラリー 4.0 Update 3 により、1 つの実装で複数のインターコネクト・ソリューションに対応。インテルは、MPI およびオープン・スタンダードのソフトウェア・リーダーを目指して取り組んでいます。

·        インテル® トレース・アナライザー/コレクター (ITAC) 8.0 Update 3

o       インテル® トレース・コレクター (ITC) 8.0 Update 3 (ITC) は、低オーバーヘッドのインストルメンテーション・ライブラリーを介してクラスター・アプリケーションでイベントベースのトレースを提供します。トレース情報には、パフォーマンス・データ、統計、マルチスレッド・イベント、IA-32 アーキテクチャー上のユーザーバイナリーの自動インストルメンテーションが含まれます。

o       インテル® トレース・アナライザー (ITA) 8.0 Update 3 は、ITC によって収集されたアプリケーション・アクティビティーの視覚的な解析を提供します。ITA はコードが完全に書き直され、一新されています。

o       ITC のメッセージ検証コンポーネントは、データ型、バッファー、通信、ポイントツーポイント・メッセージ、集合操作、デッドロック、データ破損に関するエラーを検出する、今までにない MPI 正当性検証テクノロジーを提供します。

·           ScaLAPACK* ソルバーとクラスター DFT (離散フーリエ変換) を含む、インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) 10.3 Update 6 の最適化された数学ライブラリー関数によるアプリケーションのチューニング。

·           インテル® MPI ベンチマーク3.2.3 によりクラスターシステムのパフォーマンス情報を簡単に収集。

 

インテル® Cluster Studio 2012 をインストールすると、クラスターのマスターノード上にある doc フォルダーに Doc_Index.htm というファイルが配置されます。このドキュメント・マップから、インテル® Cluster Studio に関する各種情報にアクセスすることができます。Doc_Index.htm の完全パスとその内容については、本資料の「インストールの注意事項」で説明します。

 

トップに戻る

 

製品の内容

以下の表に、製品コンポーネントと各コンポーネントのドキュメント・ファイル名を示します。

 

ツール

バージョン

マニュアル

改訂

インテル® C++ コンパイラー XE

12.1

documentation_c.htm

12.1 Linux* 版または 12.1 Windows* 版

インテル® デバッガー

(Linux* のみ)

12.1

Doc_Index.htm

12.1 Linux* 版のみ

インテル® Fortran コンパイラー XE

12.1

documentation_f.htm

12.1 Linux* 版または 12.1 Windows* 版

インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ

7.0 Update 5

ipp_documentation.htm

7.0 Update 5

インテル® MPI ライブラリー

4.0 Update 3

Doc_Index.html (Linux* 版)

Doc_Index.htm (Microsoft* Windows* CCS* 版 )

4.0 Update 3

インテル® トレース・アナライザー/コレクター

8.0 Update 3

ITA_Reference_Guide.pdf

ITC_Reference_Guide.pdf

8.0 Update 3

インテル® マス・カーネル・ライブラリー

10.3 Update 6

mkl_documentation.htm

10.3 Update 6

インテル® MPI ベンチマーク

3.2.3

IMB_Users_Guide.pdf

3.2.3

インテル® スレッディング・ビルディング・ブロック

4.0

tbb_documentation.htm

4.0

 

トップに戻る

 

新機能

インテル® Cluster Studio 2012

·      インテル® クラスターツールのインストーラーは、Linux* または Windows* で次のコンポーネントを一度にインストールすることができます。

o     インテル® C++ コンパイラー XE 12.1

o     インテル® デバッガー 12.1 (Linux* のみ)。現在このツールは、Linux* 上でインテル® MPI ライブラリー 4.0.3 とは動作しません。

o     インテル® Fortran コンパイラー XE 12.1

o     インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ 7.0 Update 5

o     インテル® マス・カーネル・ライブラリー 10.3 Update 6

o     インテル® MPI ベンチマーク 3.2.3

o     インテル® MPI ライブラリー 4.0 Update 3

o     インテル® スレッディング・ビルディング・ブロック 4.0

o     インテル® トレース・アナライザー/コレクター 8.0 Update 3

o     インテル® Visual Fortran 用の Visual Studio* Shell (Windows* のみ。マスターノードにのみインストールされます)インテル® Cluster Studio 2012 Windows* 版には Visual Studio* 2010 Shell が付属しています。この付属の Visual Studio* 2010 Shell をインストールする場合は、インテル® Cluster Studio 2012 をインストールする前に、追加で Microsoft* のソフトウェアをインストールしなければならないことがあります。Visual Studio* 2010 Shell には Microsoft* .NET 4.0 Framework が必要です。まだインストールされていない場合は、次のリンクからインストーラーをダウンロードできます。

 

.NET 4.0 Framework 32 ビットおよび 64 ビット

 

·      インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP) およびインテル® スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® TBB) は、インテル® Cluster Studio 2012 インストール・パッケージに含まれるようになりました。

·      入門ガイド』 (Getting Started Guide (英語)) の第 4 章でインテル® Cluster Studio の統合開発環境 (IDE) について説明しています。

インテル® MPI ライブラリー 4.0 Update 3 Linux* 版

インテル® MPI ライブラリー 4.0 Update 3 Linux* 版には、次の新機能が追加されています (詳細は製品ドキュメントを参照してください)。

·        パフォーマンスとスケーラビリティーの向上

o     mpirun ユーティリティーでデフォルトで使用される新しいスケーラブルなプロセス・マネージャー mpiexec.hydra

o     インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 4.2 (インテル® SSE4.2) およびインテル® AES New Instructions (インテル® AES-NI) 対応プラットフォーム向けの共有メモリーの最適化。この機能はインテル製マイクロプロセッサーおよび互換マイクロプロセッサーで利用可能ですが、インテル製マイクロプロセッサーにおいてより多くの最適化が行われる場合があります。

o     共有メモリーで動的接続モードをサポート

o     DAPL ファブリックでスケーラブルな UD/RDMA ハイブリッド・モードをサポート

o     RDMA メモリー登録キャッシュの高速化

o     QP (Queue Pair) の動的生成と OFA* ファブリックで XRC (Extensible Reliable Connection) モードをサポート

o     DAPL ファブリックを介した RoCE (RDMA over converged ethernet) のサポート

o     TCP スケーラビリティーの向上

o     大幅に高速化および拡張された MPI チューニング・ユーティリティー

·        ユーザビリティーの向上

o     IPM (Integrated Performance Monitoring) 統計サマリー形式の追加

o     デバッグ出力制御の拡張

o     プロセッサー情報ユーティリティー (cpuinfo) の拡張

o     問題の修正

·        互換性の拡張

o     インテル® Composer XE 2011 Update 6 のサポート

o     mpiexec.hydra プロセス・マネージャーを介した PBS Pro*、LSF*、SLURM* ジョブ管理システムとの緊密な統合

インテル® MPI ライブラリー 4.0 Update 3 Windows* 版

インテル® MPI ライブラリー 4.0 Update 3 Windows* 版には、次の新機能が追加されています (詳細は製品ドキュメントを参照してください)。

·        パフォーマンスとスケーラビリティーの向上

o     インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 4.2 (インテル® SSE4.2) およびインテル® AES New Instructions (インテル® AES-NI) 対応プラットフォーム向けの共有メモリーの最適化。この機能はインテル製マイクロプロセッサーおよび互換マイクロプロセッサーで利用可能ですが、インテル製マイクロプロセッサーにおいてより多くの最適化が行われる場合があります。

o     共有メモリーで動的接続モードをサポート

o     RDMA メモリー登録キャッシュの高速化

o     大幅に高速化および拡張された MPI チューニング・ユーティリティー

·        ユーザビリティーの向上

o     IPM (Integrated Performance Monitoring) 統計サマリー形式の追加

o     デバッグ出力制御の拡張

o     プロセッサー情報ユーティリティー (cpuinfo) の拡張

o     問題の修正

·        互換性の拡張

o      インテル® Composer XE 2011 Update 6 のサポート

インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) 10.3 Update 6

インテル® MKL 10.3 Update 6 Linux* 版/Windows* 版の新機能

·        スパース BLAS:mkl_?csrbsr 変換関数に BSR 形式から CSR 形式への変換時にゼロの要素を検出し削除する新しいオプションを追加

·        Windows* での DLL ロード動作の変更: インテル® MKL の DLL を PATH 上の個別のディレクトリーに配置することはできなくなりました。すべてのDLL を実行ファイルと同じディレクトリーに配置するか、PATH 環境変数で指定されている別のディレクトリーに配置する必要があります。

·        問題の修正

インテル®トレース・アナライザー/コレクター 8.0 Update 3

インテル® トレース・アナライザー/コレクター 8.0 Update 3 の新機能

·        ユーザビリティーの向上

o       ファイル記述子の仮想化

o       セキュアな DLL ロード

o       スケーラブルなトレースファイル形式を試験的に追加

o       高度な集計機能

o       シーク関数とジャンプ関数

o       4 千を超えるプロセスにスケーリング

·        互換性の拡張

o       インテル® Composer XE 2011 Update 6 のサポート

インテル® MPI ベンチマーク 3.2.3

インテル® MPI ベンチマーク 3.2.3 の新機能

·        割り当てられる最大メッセージ長を制御する "-msglog" コマンドライン・オプションの追加

·        Microsoft* Visual Studio* 10 プロジェクト・フォルダーのサポート

·        これらのインテル® MPI ベンチマークの新機能の詳細は、『インテル® MPI ベンチマーク・ユーザーガイド』 ((Intel® MPI Benchmarks User Guide (英語)) を参照してください。

 

トップに戻る

 

解決済みの問題

 

問題番号

問題報告のタイトル

DPD200164528

サポート対象プラットフォームとして ICR をリリースノートに追加

DPD200167019

ICS のドキュメントから CLOMP に関する記載を削除 

DPD200196398

[INS] ユーザー権限で CD からインストールした後に、2 番目のノードで一時ファイルのクリーンアップ・エラーが発生

DPD200198045

[INS] - C シェルのサポートスクリプトを参照するように "ictvars.csh" スクリプトファイルの変更要求

DPD200204422

[INS] support.txt ファイルのアクセス権限が正しくない

DPD200204701 

[OTH] sshconnectivity の権限が安全性の面から適切でない 

DPD200215394

[DOC] ICS 2012 と ICS XE 2012 のリリースノートにあるサポート一覧表が一致していない

DPD200215395 

[DOC] リリースノートに記載されている TBB バージョンが正しくない

DPD200215396 

[DOC] リリースノートに記載されている IPP バージョンが正しくない 

DPD200215488

[DOC] リリースノートに記載されているインテル® コンパイラーの最小要件が正しくない

DPD200215553

[DOC] FAQ の Ubuntu* のインストールに関する部分が古い

DPD200230502

[DOC] Linux*版の入門ガイドに記載されているサポート対象コンパイラーのリストが正しくない

DPD200229114

[DOC] Linux* 版のインストール・ガイドに記載されているコンパイラーのインストール・ディレクトリーが正しくない

DPD200230253

[DOC] HelpMe_FAQ に記載されている MPI バージョンが正しくない

DPD200230252

[DOC] ICS 2012 Linux* 版の入門ガイドのセクション番号が正しくない

DPD200231061

[DOC] Readme.txt に記載されている Release_Notes.htm の場所が正しくない

 

トップに戻る

 

動作環境

プロセッサー要件

 

インテル® Pentium® 4 プロセッサー、

インテル® Xeon®プロセッサー、または

インテル® Core™2 Duo プロセッサー (インテル® 64 アーキテクチャーの例)

 

注:   上記のプロセッサーは同種のクラスターで構成されていることが前提です。

 

トップに戻る

 

ディスク空き容量

 

20GB のディスク空き容量 (最小)

 

注:   インストール処理中、インストールの中間ファイルを処理するために、最大で 4GB の一時ディスク容量が必要になることがあります。

 

トップに戻る

 

オペレーティング・システム要件

 

OS ディストリビューション

IA-32 アーキテクチャー

インテル® 64 アーキテクチャー

32 ビット・アプリケーション

64 ビット・アプリケーション

インテル® クラスターレディー1

N/A

N/A

S

Red Hat* Enterprise Linux* 5.0

S

S

S

Red Hat* Enterprise Linux* 6.0

S

S

S

SUSE Linux Enterprise Server* 10

S

S

S

SUSE Linux Enterprise Server* 11

S

S

S

Microsoft* Windows* HPC Server 2008

N/A

S

S

Microsoft* Windows* HPC Server 2008 R2

N/A

S

S

 

S = サポート対象

 

1インテル® クラスターレディーは、Linux* クラスターのアプリケーション・プラットフォーム・アーキテクチャー標準規格を提供します。MPI アプリケーションには、次の Linux* プラットフォームが必要になります (ユーザーに必ず通知してください)。

 

このアプリケーションは、インテル® クラスターレディーのプラットフォーム・アーキテクチャーに適合した Linux* クラスターで正しく動作することが確認されています。すべてのインテル® クラスターレディー・システムには、インテル® Cluster Checker が含まれており、このツールによって操作性、コンプライアンス、システム全体の状態が確認されています。インテル® クラスターレディー・システム上で次のコマンドを実行して、診断ログを簡単に確認できます。

 

$ ./opt/intel/clck/<version>/clckvars.sh

$ cluster-check --report

 

インテル® クラスターレディーとパートナー企業の詳細は、http://www.intel.com/go/cluster (英語) を参照してください。

 

トップに戻る

 

メモリー要件

 

2GB RAM (最小)

 

トップに戻る

 

インテル® C++/Fortran コンパイラー・プロフェッショナル・エディション

 

すべてのインテル® アーキテクチャーにおいてインテル® コンパイラーのバージョンは 11.1 以上でなければなりません。

 

トップに戻る

 

Adobe* Reader*

 

インテル® Cluster Studio の一部のドキュメントを表示するには Adobe* Reader* が必要です。Adobe* Reader* は以下の URL からダウンロードできます。

 

http://get.adobe.com/reader/

 

トップに戻る

 

インストールの注意事項

ここでは、Linux* または Microsoft* Windows* CCS でのインストールに関するドキュメントへのリンクを提供します。

 

インテル® Cluster Studio 2012 Windows* 版には Visual Studio* 2010 Shell が付属しています。この付属の Visual Studio* 2010 Shell をインストールする場合は、インテル® Cluster Studio 2012 をインストールする前に、追加で Microsoft* のソフトウェアをインストールしなければならないことがあります。Visual Studio* 2010 Shell には Microsoft* .NET 4.0 Framework が必要です。まだインストールされていない場合は、次のリンクからインストーラーをダウンロードできます。

 

.NET 4.0 Framework 32 ビットおよび 64 ビット

 

トップに戻る

 

Linux* でのインストールとアンインストール

Linux* でインストールを開始するには、インテル® Cluster Studio Linux* 版インストール・ガイド』 (Intel® Cluster Studio 2012 for Linux* OS (英語)) にある手順に従ってください。

 

トップに戻る

 

Microsoft* Windows* CCS でのインストールとアンインストール

Microsoft* Windows* CCS でインストールを開始するには、『インテル® Cluster Studio Microsoft* Windows* Compute Cluster Server 版インストール・ガイド』 (Intel® Cluster Studio 2012 for Microsoft* Windows* Compute Cluster Server OS Installation Guide (英語)) にある手順に従ってください。

 

トップに戻る

 

ドキュメント

ドキュメント・インデックス・ファイルに インテル® Cluster Studio の各種ドキュメントへのリンクがあります。

 

トップに戻る

 

既知の制限事項

1.     インストール処理中に /tmp が一杯になってしまうことがあります。インテル® Cluster Studio をインストールする場合は、/tmp少なくとも 4GB のディスク空き容量があるようにしてください。インストーラー・スクリプト install.sh には、次のコマンドライン・オプションもあります。

 

-t [FOLDER]

 

または

 

--tmp-dir [FOLDER]

 

[FOLDER] は、中間ストレージとして使用する別のディスク領域へのディレクトリー・パスです。[FOLDER] は、クラスターの各ノード上の非共有ストレージでなければなりません。さらに、[FOLDER] には少なくとも 4GB の空きディスク領域がなければなりません。

2.      Linux* では、すでにインテル® Cluster Studio のソフトウェア・コンポーネントがヘッドノードにインストールされていることが検出されると、インストーラーはそのソフトウェア・コンポーネントをインストールしません。同様の問題は、Windows* でインストーラーを「変更」モードで実行した場合にも見つかっています。Windows* では、Cluster Studio のインストーラーを使って、インテル® Cluster Studio のソフトウェア・コンポーネントがヘッドノードにすでにインストールされていると、そのソフトウェア・コンポーネントはクラスターの計算ノードにインストールされません。Linux* でも、Windows* でも、ソフトウェア・コンポーネントがヘッドノードにのみインストールされている場合、Cluster Studio のインストーラーを使ってそのソフトウェア・コンポーネントをほかのノードにインストールするためには、インストールを開始する前にヘッドノードのソフトウェア・コンポーネントを手動でアンインストールする必要があります。

3.      インテル® Cluster Studio Linux* 版では、インテル® デバッガーの GUI 環境 (Java* アプリケーション) で Java* ランタイム環境を使用します。そのため、インストール中に Java* ランタイム環境 (JRE) に関する次のメッセージが表示されることがあります。

 

Step no:4 of 6 | Installation configuration > Missing Optional Pre-requisite

--------------------------------------------------------------------------------

There is one or more optional unresolved issues.It is highly recommended to fix

it all before you continue the installation.You can fix it without exiting from

the installation and re-check.Or you can quit from the installation, fix it and

run the installation again.

--------------------------------------------------------------------------------

Missing optional pre-requisite

-- No compatible Java* Runtime Environment (JRE) found

--------------------------------------------------------------------------------

1.Skip missing optional pre-requisites [default]

2.Show the detailed info about issue(s)

3.Re-check the pre-requisites

 

h. Help

b. Back to the previous menu

q.Quit

--------------------------------------------------------------------------------

Please type a selection or press "Enter" to accept default choice [1]:

 

この問題を解決するには、上記のプロンプトが表示されたら 2 を入力してください。すると、次の診断情報が表示されます。

 

Step no:4 of 6 | Installation configuration > Missing Optional Pre-requisite

--------------------------------------------------------------------------------

This system does not appear to have a Java* JRE version 5.0 (also referred to as

1.5.0) installed.This may prevent operation of the Intel(R) Debugger GUI.For

further details, please refer to the System Requirement section of the product

Release Notes.

--------------------------------------------------------------------------------

1.Finish with prerequisites and continue installation [default]

2.Back to Pre-requisite summary dialog

 

h. Help

b. Back to the previous menu

q.Quit

--------------------------------------------------------------------------------

Please type a selection or press "Enter" to accept default choice [1]:

 

メッセージに、システムに必要な Java* ランタイム環境のバージョンが示されます。上記のプロンプトが表示されたら q を入力してインストールを中止します。そして、システムに指定された Java* ランタイム環境パッケージがインストールされていることを確認してください。Java* ランタイム環境は、次のようなディレクトリー・パスにあります。

 

/usr/java

 

システムに指定された Java* ランタイム環境ライブラリーが見つからない場合は、以下の URL から適切なバージョンをダウンロードしてください。

 

http://www.java.com/en/download/

 

ダウンロード後、システムに Java* ランタイム環境をインストールしてください。インストールには、システム管理者の協力が必要になることがあります。この Java* ランタイム環境は、インテル® デバッガーの GUI 環境 (Java* アプリケーション) で使用されます。

 

システムに互換性のある Java* ランタイム環境がインストールされている場合、あるいは上記の URL からダウンロードし、インストールが完了している場合は、PATH 環境変数に Java* ランタイム環境ライブラリーのパスを設定します。Bourne* Shell とKorn* Shell では、次のような構文を使用して PATH 環境変数を設定します。

 

export PATH=/usr/java/jre1.5.0_22/bin:$PATH

 

C Shell では、次のような構文を使用して PATH 環境変数を設定します。

 

setenv PATH /usr/java/jre1.5.0_22/bin:$PATH

 

PATH 環境変数の設定が完了したら、再度インテル® Cluster Studio XE のインストールを行います。Java* ランタイム環境ライブラリーに関するメッセージは表示されなくなります

4.     インテル® Cluster Studio 2012 Windows* 版では、インテル® ソフトウェア製品コンポーネント用のシンボリック・リンクを作成し、使用する必要があります。ファイル・アロケーション・テーブル (FAT32) ファイル・システムの Windows* プラットフォームでは、このシンボリック・リンクを作成することができないため、インテル® Cluster Studio 2012 のインストールに影響します。

 

トップに戻る

 

テクニカルサポート

インテルにとって、お客様からのフィードバックをは非常に重要です。製品に含まれるツールのテクニカルサポートおよび FAQ、製品アップデートを含む技術情報を利用するには、インテル® ソフトウェア開発製品レジストレーション・センターでインテル® プレミアサポートのアカウント登録を行う必要があります。

 

注:   サポートの利用方法は、製品のリリース (正式リリースか、アルファ、ベータなどのプレリリースか) によって異なります - 正式にリリースされている製品は http://software.intel.com/sites/support/ (英語) からサポート Web ページを利用できます。

 

アカウントの登録は、インテル® ソフトウェア開発製品レジストレーション・センター (http://www.intel.com/software/products/registrationcenter/index.htm) から行うことができます。パスワードをお忘れの場合は、メールにて quadsupport@mailbox.intel.com までお問い合わせください。このメールアドレスには、技術的な問題は送信しないでください。

 

製品のサポート Web サイト (http://software.intel.com/en-us/articles/intel-cluster-toolkit-support-resources/) で、よくある技術的な問題、FAQ & 既知の問題ドキュメントとトレーニング、製品のエラッタが提供されています。

 

問題の送信

 

インテル® プレミアサポートの Web サイトから問題を送信するには、次の手順に従ってください。

1.     ブラウザーで Java* と JavaScript* が有効になっていることを確認してください。

2.     https://premier.intel.com/ にアクセスします。

3.     ログイン ID とパスワードを入力します。どちらも大文字と小文字が区別されます。

4.     Confidentiality Statement (守秘義務条項) を読んでから、[I Accept] ボタンをクリックします。

5.     左側のナビゲーション・バーにある [Submit Issues] ボタンをクリックします。

6.     [Product Type] ドロップダウン・リストから [Development Environment (tools, SDV, EAP)] を選択します。

7.     ソフトウェア・ライセンスに関する問題の場合は、[Product Name] ドロップダウン・リストから [Intel(R) Cluster Studio] を選択します。

8.     質問を入力し、問題を送信します。

 

製品に関するご意見・ご要望、および問題レポートを作成する際には、次の手順に従ってください。

 

1.     ご意見・ご要望、または問題の説明を記入します。問題レポートの場合は、インテルで問題を再現できるようにできるだけ詳細に (例えば、コンパイラー・オプションやリンクオプションを含めて) 記入してください。可能な場合は、問題を再現可能な小さなサンプルコードも含めてください。

2.     システム構成情報を記入します。オペレーティング・システム、インストールされているアプリケーションの名前とバージョン、および関連性があるその他すべての情報を含めてください。

 

トップに戻る

 

著作権と商標について

 

本資料に掲載されている情報は、インテル製品の概要説明を目的としたものです。本資料は、明示されているか否かにかかわらず、また禁反言によるとよらずにかかわらず、いかなる知的財産権のライセンスを許諾するものではありません。製品に付属の売買契約書『Intel's Terms and Conditions of Sale』に規定されている場合を除き、インテルはいかなる責任を負うものではなく、またインテル製品の販売や使用に関する明示または黙示の保証 (特定目的への適合性、商品適格性、あらゆる特許権、著作権、その他知的財産権の非侵害性への保証を含む) に関してもいかなる責任も負いません。
インテルによる書面での同意がない限り、インテル製品は、インテル製品の停止を起因とする人身傷害または死亡を想定して設計されていません。
インテル製品は、予告なく仕様や説明が変更される場合があります。機能または命令の一覧で「留保」または「未定義」と記されているものがありますが、その「機能が存在しない」あるいは「性質が留保付である」という状態を設計の前提にしないでください。これらの項目は、インテルが将来のために留保しているものです。インテルが将来これらの項目を定義したことにより、衝突が生じたり互換性が失われたりしても、インテルは一切責任を負いません。この情報は予告なく変更されることがあります。この情報だけに基づいて設計を最終的なものとしないでください。
本書で説明されている製品には、エラッタと呼ばれる設計上の不具合が含まれている可能性があり、公表されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在確認済みのエラッタについては、インテルまでお問い合わせください。
最新の仕様をご希望の場合や製品をご注文の場合は、お近くのインテルの営業所または販売代理店にお問い合わせください。
本書で紹介されている注文番号付きのドキュメントや、インテルのその他の資料を入手するには、1-800-548-4725 (アメリカ合衆国) までご連絡いただくか、
インテルの Web サイトを参照してください。

 

インテル・プロセッサー・ナンバーはパフォーマンスの指標ではありません。プロセッサー・ナンバーは同一プロセッサー・ファミリー内の製品の機能を区別します。異なるプロセッサー・ファミリー間の機能の区別には用いません。詳細については、http://www.intel.co.jp/jp/products/processor_number/ を参照してください。

 

MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4、H.261、H.263、H.264、MP3、DV、VC-1、MJPEG、AC3、AAC、G.711、G.722、G.722.1、G.722.2、AMRWB、Extended AMRWB (AMRWB+)、G.167、G.168、G.169、G.723.1、G.726、G.728、G.729、G.729.1、GSM AMR、GSM FR は、ISO、IEC、ITU、ETSI、3GPP およびその他の機関によって制定されている国際規格です。これらの規格の実装、または規格が有効になっているプラットフォームの利用には、Intel Corporation を含む、さまざまな機関からのライセンスが必要になる場合があります。

 

Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Core、Pentium、VTune、Xeon は、米国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。

 

* その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。

 

Microsoft、Windows、Visual Studio、Visual C++、Windows ロゴは、アメリカ合衆国およびその他の国における Microsoft Corporation の商標または登録商標です。

 

Java は、Oracle と関連会社の登録商標です。

 

© 2011 Intel Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。

 

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

 

改訂 #20110804

 

トップに戻る