構築、コピー、および代入

注意

これらの操作は、同じベクトルで同時に呼び出してはなりません。

次の表は、このテンプレート・クラスのメンバーの詳細な情報を提供します。

メンバー	説明
concurrent_vector( const allocator_type& a = allocator_type() )	オプションで指定されたアロケーター・インスタンスを使用して、空のベクトルを構築します。
concurrent_vector( size_type n, const_reference t=T(), const allocator_type& a = allocator_type() );	オプションで指定されたアロケーター・インスタンスを使用して、`t` の `n` 個のコピーのベクトルを構築します。`t` が指定されない場合、各要素は、コピーされる代わりに、デフォルト設定で構築されます。
template<typename InputIterator> concurrent_vector( InputIterator first, InputIterator last, const allocator_type& a = allocator_type() )	`T` のコピー・コンストラクターを `N` 回だけ呼び出し、シーケンス `[first,last)` のコピーで構成されるベクトルを構築します。ここで、`N` は `first` と `last` の間の距離です。
concurrent_vector( std::initializer_list<T> il, const allocator_type &a = allocator_type()) )	C++11 仕様。`concurrent_vector( il.begin(), il.end(), a)` と等価です。
concurrent_vector( const concurrent_vector& src )	`src` のコピーを構築します。
concurrent_vector(concurrent_vector&& src )	C++11 仕様。`src` のコンテンツを移動することにより新しいベクトルを構築します。`src` は無指定の状態のままですが、安全に破棄することができます。
concurrent_vector( concurrent_vector&& src, const allocator_type& a )	C++11 仕様。アロケーター `a` を使用して `src` のコンテンツを移動することにより新しいベクトルを構築します。`src` は無指定の状態のままですが、安全に破棄することができます。
concurrent_vector& operator=( const concurrent_vector& src )	`src` のコンテンツを `this` に代入します。戻り値: 計算後の `this` への参照。
concurrent_vector& operator=(concurrent_vector&& src);	C++11 仕様。`src` から `this` にデータを移動します。`src` は無指定の状態のままですが、安全に破棄することができます。戻り値: 計算後の `this` への参照。
template<typename M> concurrent_vector& operator=( const concurrent_vector<T, M>& src )	`src` のコンテンツを `this` に代入します。戻り値: 計算後の `this` への参照。
concurrent_vector& operator=( std::initializer_list<T> il )	C++11 仕様。`this` を設定して `il` のデータを含めます。戻り値: 計算後の `this` への参照。
void assign( size_type n, const_reference t )	`t` の `n` 個のコピーを `*this` に代入します。
template<class InputIterator> void assign( InputIterator first, InputIterator last )	`T` のコピー・コンストラクターを `N` 回だけ呼び出し、シーケンス `[first,last)` のコンテンツを代入します。ここで、`N` は `first` と `last` の間の距離です。
void assign( std::initializer_list<T> il )	C++11 仕様。`assign(il.begin(), il.end())` と等価です。