排他制御は共有変数に書き込み を伴う場合は必須ですが、複数の読み込みを保護領域に許可しても問題ありません。mutex のリーダー/ライターバージョンは、クラス名に _rw_ が示され、ライターロック とリーダーロック を区別することで複数のリーダーを有効にできます。指定された mutex には、複数のリーダーロックがある可能性があります。
scoped_lock コンストラクター内の追加のブール引数により、リーダーロックの要求は、ライターロックの要求とは区別されます。引数は、リーダーロックの要求の場合は false、ライターロックの要求の場合は true です。デフォルトは true で、省略された場合、spin_rw_mutex と queuing_rw_mutex は、_rw_ のない mutex のように動作します。