Windows® の C/C++ 動的メモリー・インターフェイスの置換

プロキシー・ライブラリーのリリースバージョンは tbbmalloc_proxy.dll、デバッグバージョンは tbbmalloc_debug_proxy.dll です。

以下の動的メモリー関数が置換されます。

• 標準 C ライブラリー関数: malloc、calloc、realloc、free

• 置換可能なグローバル C++ 操作: new、delete

• Microsoft® C ランタイム・ライブラリー関数: _msize、_aligned_malloc、_aligned_realloc、_aligned_free、_aligned_msize

置換を行うには、次のいずれかの方法を使用します。

• アプリケーションの起動時にロードされるバイナリーのソースコードに次のヘッダーを追加します。

  #include "tbb/tbbmalloc_proxy.h"

• あるいは、アプリケーションの起動時にロードされる .exe または .dll ファイルのリンカーオプションに、次の引数を追加します。

  32 ビット・コード (下線が 3 つであることに注意):

  tbbmalloc_proxy.lib /INCLUDE:"___TBB_malloc_proxy"

  64 ビット・コード (下線が 2 つであることに注意):

  tbbmalloc_proxy.lib /INCLUDE:"__TBB_malloc_proxy"

OS プログラムローダーは、プログラムロード時にプロキシー・ライブラリーとスケーラブル・メモリー・アロケーター・ライブラリーを検索可能でなければなりません。検索可能にするには、ライブラリーを含むディレクトリーを PATH 環境変数に追加します。