このセクションでは、インストール・ディレクトリーの表記に <install_dir> を使用します。次の表は、Windows® システムの <install_dir> 以下のサブディレクトリー構造を示したものです。
項目 |
場所 |
環境変数 |
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インクルード・ファイル |
include\tbb\*.h |
INCLUDE |
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.lib ファイル |
lib\<arch>\vc<vcversion>\<lib><variant>.lib |
LIB |
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.dll ファイル |
..\redist\<arch>\tbb\vc<vcversion>\<lib><variant>.dll
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PATH |
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.pdb ファイル |
対応する .dll ファイルと同じです。 |
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サンプル |
examples\<class>\*\ |
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Microsoft® Visual Studio® ソリューション・ファイル (サンプル) |
examples\<class>\*\msvs\*.sln class は、サンプルのクラスです。 |
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最後の列は、これらのサブディレクトリーを認識するために Microsoft® Visual C++® またはインテル® C++ コンパイラーによって使用される環境変数です。
適切な製品ディレクトリーが環境変数によって指定されるようにしてください。適切に指定されない場合、コンパイラーが必要なファイルを認識できないことがあります。
Windows® ランタイム・ライブラリーは、スレッドセーフな形式とスレッドセーフではない形式で提供されます。スレッドセーフではないバージョンをインテル® TBB とともに使用すると、不定の結果が発生することがあります。インテル® TBB を使用する場合は、スレッドセーフなバージョンを使用していることを確認してください。Microsoft® Visual C++® またはインテル® C++ コンパイラーでスレッドセーフな C/C++ ランタイムのバージョンをリンクするコンパイラー・オプションは次のようになります。
これらのオプションのいずれかを使用しないと、インテル® TBB はコンパイル中にエラーを出力することがあります。すべてのケースで、インテル® TBB ライブラリーへのリンクはダイナミックです。