------------------------------------------------------------------------ インテル(R) スレッディング・ビルディング・ブロック - リリースノート バージョン 3.0 ------------------------------------------------------------------------ 動作環境 ------------------- インテル(R) スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル(R) TBB) は、 商用 (バイナリー配布、http://www.intel.com/software/products/threading/ (英語)) およびオープンソース (ソース形式とバイナリー形式の両方、 http://threadingbuildingblocks.org (英語)) で利用可能です。 ソースからビルドする場合、インテル(R) TBB は高度な移植性を意図しているた め、多種多様なオペレーティング・システムとプラットフォームをサポートしま す (詳細は、http://threadingbuildingblocks.org (英語) を参照してください)。 商用配布を含むバイナリー配布は、下記のハードウェア、ソフトウェア、 オペレーティング・システムで動作が確認され、正式にサポートされています。 ハードウェア - 推奨 Microsoft* Windows* システム インテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサーまたは インテル(R) Xeon(R) プロセッサー以上 Linux* システム インテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサー、 インテル(R) Xeon(R) プロセッサーまたは インテル(R) Itanium(R) プロセッサー以上 Mac OS* X システム インテル(R) Core(TM)2 Duo プロセッサー以上 ハードウェア - 対応 インテル(R) Pentium(R) 4 プロセッサー・ファミリー以上 インテル(R) Itanium(R) プロセッサー (Linux システムのみ) 上記のプロセッサーと互換性のある他社製のプロセッサー ソフトウェア - 最小要件 サポートしているオペレーティング・システム (下記を参照) サポートしているコンパイラー (下記を参照) Xcode* ツールスイート 3.1.2 以上 (Mac OS X システムのみ) Microsoft* Internet Explorer* 6.0 またはその他の互換 Web ブラウザー Adobe* Reader* 6.0 以上 ソフトウェア - 推奨 インテル(R) Parallel Studio インテル(R) C++ コンパイラー 10.1 以上 インテル(R) スレッド・チェッカー 3.1 以上 インテル(R) スレッド・プロファイラー 3.1 以上 ソフトウェア - サポートしているオペレーティング・システム Microsoft Windows システム Microsoft Windows XP Professional Microsoft* Windows Server* 2003 Microsoft* Windows Vista* Microsoft Windows Server 2008 Microsoft Windows 7 Linux システム Red Hat* Enterprise Linux* 4、5 (Red Hat Enterprise Linux 4 をインテル(R) Itanium(R) プロセッサー・システムで使用している場合、オペレーティング・ システム Update 2 以上を推奨します) Fedora* 10、11、12 (インテル(R) Itanium(R) プロセッサーを除く) Asianux* 3.0 Debian* GNU/Linux 5.0 Ubuntu* 9.04、9.10 SuSE* Linux* Enterprise Server (SLES) 10、11 Mac OS X システム Mac OS X 10.5.6 以降 ソフトウェア - サポートしているコンパイラー Microsoft* Visual C++* 8.0 (Microsoft* Visual Studio* 2005、 Windows システムのみ) Microsoft Visual C++ 9.0 (Microsoft Visual Studio 2008、 Windows システムのみ) Microsoft Visual C++ 10.0 (Microsoft Visual Studio 2010、 Windows システムのみ) インテル(R) C++ コンパイラー 10.1 以上 サポートしている Linux オペレーティング・システムとともに 提供されている標準 gcc バージョン: 3.4 から 4.4 サポートしている Mac OS X オペレーティング・システムとともに 提供されている標準 gcc バージョン: 4.0.1 (Xcode ツールスイート 3.1.2 以上) 既知の問題 ------------ インテル(R) スレッディング・ビルディング・ブロックの本リリースでは 以下の点に注意してください。 ライブラリーの問題 - インテル(R) C++ コンパイラー 10.x で glibc 2.3.2 - 2.3.4 を 使用すると、TBB アルゴリズムやコンテナーのコンテキスト中で 実行されるユーザーコードに含まれる未処理の例外によって、 セグメンテーション違反が発生する場合があります。 - インテル(R) スレッド・チェッカーまたはインテル(R) スレッド・ プロファイラーを使用した際により正確な結果を得るには、 インテル(R) スレッディング・ビルディング・ブロックとともに 使用する前にそれらの製品の最新のアップデート・リリースを ダウンロードしてください。 - 同じプログラムで連続してインテル(R) スレッディング・ビルディング・ ブロックと OpenMP* コンストラクトをともに使用していて、OpenMP コードにインテル(R) コンパイラーを使用している場合、 KMP_BLOCKTIME に小さな値 (例えば、20 ミリ秒) を設定すると パフォーマンスが向上します。この設定は、kmp_set_blocktime() ライブラリー呼び出しを使用して OpenMP コード内で行うことも できます。KMP_BLOCKTIME および kmp_set_blocktime() の詳細は、 インテル(R) コンパイラーの OpenMP に関するドキュメントを参照 してください。 - 一般に、アプリケーションやサンプルの非デバッグ ("リリース") ビルドは、インテル(R) スレッディング・ビルディング・ブロック・ ライブラリーの非デバッグバージョンとリンクし、デバッグビルドは これらのライブラリーのデバッグバージョンとリンクします。 Windows システムで、/MD でコンパイルしたときは インテル(R) スレッディング・ビルディング・ブロックのリリース・ ライブラリーを使用し、/MDd でコンパイルしたときはデバッグ・ ライブラリーを使用します。異なるライブラリーを使用すると ランタイムエラーが発生する場合があります。デバッグ・ライブラリー とリリース・ライブラリーの詳細については、製品の "doc" サブ フォルダーに含まれているチュートリアルを参照してください。 - Fedora 11 では、インストール時に非商用シリアル番号を受け付け ません。当該システムに製品をインストールする場合は、シリアル 番号の登録後に提供されるライセンスファイルを使用してください。 - インテル(R) TBB 2.2 Update 1 では、concurrent_vector の例外処理に おける既知の不具合が修正されています。 例外と concurrent_vector の両方を使用するアプリケーションの場合は、TBB 2.2 Update 1 または最新のバージョンで再コンパイルすることを推奨します。 ------------------------------------------------------------------------ (C) 2010 Intel Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。 Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Core、Itanium、Pentium、Xeon は、 アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。 * その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。