インテル® クラスター・ツールキット - よくある質問と回答 (FAQ) (2006 年 10 月 23 日)
FAQ について (2006 年 8 月 31 日)
インテル® クラスター・ツールキット 3.0 の FAQ は、次の項目で構成されています。
インテル® マス・カーネル・ライブラリー・クラスター・エディション
各項目には、最終更新日が記載されています。また、各トピック内の項目や質問にもそれらの最終更新日が記載されています。
著作権と商標について (2006 年 6 月 27 日)
本資料に掲載されている情報は、インテル製品の概要説明を目的としたものです。本資料は、明示されているか否かにかかわらず、また禁反言によるとよらずにかかわらず、いかなる知的財産権のライセンスを許諾するためのものではありません。製品に付属の売買契約書『Intel's Terms and Conditions of Sales』に規定されている場合を除き、 インテルはいかなる責を負うものではなく、 またインテル製品の販売や使用に関する明示または黙示の保証 (特定目的への適合性、商品性に関する保証、第三者の特許権、著作権、その他、 知的所有権を侵害していないことへの保証を含む) にも一切応じないものとします。 インテル製品は、医療、救命、 延命措置、重要な制御または安全システム、核施設などの目的に使用することを 前提としたものではありません。インテル製品は、 予告なく仕様が変更される場合があります。
機能または命令の一覧で「留保」または「未定義」と記されているものがありますが、その「機能が存在しない」あるいは「性質が留保付である」という状態を設計の前提にしないでください。これらの項目は、インテルが将来のために留保しているものです。インテルが将来これらの項目を定義したことにより、衝突が生じたり互換性が失われたりしても、インテルは一切責任を負いません。
MPEG は、ビデオの圧縮/伸張に関する国際的な規格であり、ISO によって奨励されています。MPEG コーデックまたは MPEG 対応のプラットフォームを実装するには、Intel Corporation をはじめとする各種の団体からライセンスを取得しなければならない場合があります。
本資料で説明されているソフトウェアには、不具合が含まれている可能性があり、公開されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在までに判明している不具合の情報については、インテルのサポートサイトをご覧ください。
本資料およびこれに記載されているソフトウェアはライセンス契約に基づいて提供されるものであり、その使用および複製はライセンス契約で定められた条件下でのみ許可されます。本資料で提供される情報は、情報供与のみを目的としたものであり、予告なく変更されることがあります。また、本資料で提供される情報は、インテルによる確約と解釈されるべきものではありません。インテルは本資料の内容およびこれに関連して提供されるソフトウェアにエラー、誤り、不正確な点が含まれていたとしても一切責任を負わないものとします。
ライセンス契約で許可されている場合を除き、インテルからの文書による承諾なく、本書のいかなる部分も複製したり、検索システムに保持したり、他の形式や媒体によって転送したりすることは禁じられています。
機能または命令の一覧で「留保」または「未定義」と記されているものがありますが、その「機能が存在しない」あるいは「性質が留保付である」という状態を開発の前提にしないでください。留保または未定義の機能を不適当な方法で使用すると、開発したソフトウェア・コードをインテル・プロセッサー上で実行する際に、予測不可能な動作や障害が発生するおそれがあります。これらの機能や命令は、インテルが将来のために留保しているものです。不正な使用により、衝突が生じたり互換性が失われたりしても、インテルは一切責任を負いません。
Intel、インテル、Intel ロゴ、 Intel Core、Itanium、Pentium、Xeon は、 米国およびその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標または登録商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。
© 2006 Intel Corporation.
製品の機能 (2006 年 10 月 21 日)
インテル・クラスター・ツールキットとは? (2006 年 10 月 21 日)
インテル・クラスター・ツールキット 3.0 は、4 つのクラスター・コンピューティング・ソフトウェア・ツールが 1 つに統合されたパッケージをハイパフォーマンス・コンピューティング (HPC) ユーザーに提供します。インストールは 1 回のみ、1 ライセンスで済み、サポートサービスも受けられます。ツールキットには、次の 4 つのコンポーネントが含まれています。
· インテル® MPI ライブラリー 3.0
· インテル® マス・カーネル・ライブラリー・クラスター・エディション 9.0 (インテル® MKL クラスター・エディション 9.0)
· インテル® トレース・アナライザー/コレクター 7.0
· インテル® MPI ベンチマーク 3.0
インテル・クラスター・ツールキットは、Linux* オペレーティング・システム向けに開発されています。ただし、インテル・クラスター・ツールキット 3.0 パッケージには、Microsoft* Windows* XP 上で実行されるインテル・トレース・アナライザー・コンポーネントも含まれています。
インテル・クラスター・ツールキットを実行できるインテル® プロセッサー・アーキテクチャーは何ですか? (2006 年 10 月 6 日)
以下のインテル・プロセッサー・アーキテクチャーで実行できます。
インテル® Pentium® 4 プロセッサー、または
インテル® Xeon® プロセッサー、または
インテル® Itanium® 2 プロセッサー、または
インテル® Core™2 Duo プロセッサー (インテル® 64 (旧称: インテル® EM64T) アーキテクチャーの例)
同種のプロセッサーを使用したホモジニアスなクラスターシステムが想定されていることに注意してください。
インテル・クラスター・ツールキットをインストールできる Linux オペレーティング・システムのバージョンは何ですか? (2006 年 9 月 30 日)
現在、インテル・クラスター・ツールキットでは次のバージョンがサポートされています。
Linux ディストリビューション |
IA-32 アーキテクチャー |
インテル 64 アーキテクチャー |
IA-64 アーキテクチャー |
|
32 ビット・アプリケーション |
64 ビット・アプリケーション |
|||
Red Hat* Enterprise Linux* 3.0 |
S |
S |
S |
S |
Red Hat Enterprise Linux 4.0 |
S |
S |
S |
S |
SUSE* Linux Enterprise Server* 9 |
S |
S |
S |
S |
SUSE Linux 9.0 |
S |
S |
S |
N/A |
SUSE Linux 9.1 |
S |
S |
S |
N/A |
SUSE Linux Enterprise Server 10 |
S |
S |
S |
S |
インテル® クラスターツールに関する略語 (2006 年 10 月 6 日)
略語 |
定義 |
ABI |
Application Binary Interface (アプリケーション・バイナリー・インターフェイス) - アプリケーション・プログラムとオペレーティング・システム、アプリケーションとそのライブラリー間、またはアプリケーションのコンポーネント部分間の低レベルのインターフェイスを意味します。 |
BLACS |
Basic Linear Algebra Communication Subprograms (基本線形代数通信サブプログラム) - 分散メモリー型コンピューティング・プラットフォーム向けの線形代数指向のメッセージ・パッシング・インターフェイスを提供します。 |
BLAS |
Basic Linear Algebra Subroutines (基本線形代数サブルーチン) |
DAPL |
Direct Access Program Library (ダイレクト・アクセス・プログラム・ライブラリー) - RDMA (リモート・ダイレクト・メモリー・アクセス) 用のアプリケーション・プログラム・インターフェイス (API)。 |
DFT |
Discrete Fourier Transform (離散フーリエ変換) |
Ethernet |
主流のローカル・ネットワーキング・テクノロジーです。さまざまな電子媒体または光学媒体でデータを伝送します。いくつかの上層プロトコルをデータパケット通信を介して伝送します。 |
GB |
ギガバイト |
ICT |
インテル・クラスター・ツールキット |
IMB |
インテル MPI ベンチマーク |
IP |
インターネット・プロトコル |
ITA または ita |
インテル・トレース・アナライザー |
ITAC または itac |
インテル・トレース・アナライザー/コレクター |
ITC または itc |
インテル・ トレース・コレクター |
MPD |
Multi-purpose Daemon プロトコル - クラスターの各ノードで動作するデーモン。これらの MPD は、MPI プログラムが実行可能な「仮想マシン」にクラスターのノードを構成します。 |
MPI |
Message Passing Interface (メッセージ・パッシング・インターフェイス) - 業界標準のメッセージ・パッシング・プロトコルです。通常、プロセス間のメッセージを転送するための双方向送受信モデルを使用します。 |
NFS |
Network File System (ネットワーク・ファイル・システム) は、コンピューター・ユーザーがリモート・コンピューターにある ファイルをあたかもローカルのコンピューターにあるファイルのように表示したり、保存や更新ができるクライアント/サーバー・アプリケーションです。ユーザーのシステムには、NFS クライアント、リモート・コンピューターには NFS サーバーが必要です。NFS サーバーとクライアントでは、ファイルの送信と更新を行うプログラムとして TCP/IP が使用されるため、両コンピューターに TCP/IP がインストールされている必要があります。 |
RAM |
Random Access Memory (ランダム・アクセス・メモリー) |
RDMA |
Remote Direct Memory Access (リモート・ダイレクト・メモリー・アクセス) - この機能では、クラスターにある 1 つのノードで実行中のプロセスが、別のノードで同じユーザージョブを実行しているプロセスのメモリーに "直接" アクセス (読み取りと書き込みを実行) することができます。 |
RDSSM |
TCP + 共有メモリー + DAPL (RDMA 対応のファブリックを介して接続される SMP クラスター用) |
RPM* |
Red Hat Package Manager* (Red Hat パッケージ・マネジャー) - Linux パッケージのインストール、検証、アップグレード、アンインストールを容易に行うシステムです。 |
ScaLAPACK |
SCAlable LAPACK - Scalable Linear Algebra Package (スケーラブル線形代数パッケージ) または Scalable LAPACK の略語。 |
shm |
共有メモリーのみ (ソケットなし) |
SMP |
対称型マルチプロセッサー |
ssm |
TCP + 共有メモリー (Ethernet を介して接続される SMP クラスター用) |
STF |
Structured Trace Format - データを効率的に記録するためにインテル・トレース・コレクターにより使用されるトレースファイル形式。このトレース形式は、インテル・トレース・アナライザーによるパフォーマンス解析でも使用されます。 |
TCP |
Transmission Control Protocol - セッション志向のストリーム型転送プロトコルで、順序配送、エラー検出と訂正、フロー制御、混雑制御、多重化などの機能を提供します。 |
VML |
ベクトル・マス・ライブラリー |
VSL |
ベクトル・スタティスティカル・ライブラリー |
レジストレーション (2004 年 10 月 21 日)
インテルの Web サイトでの登録処理中に、"無効なパスワード・フォーマットです" または "無効な答えです" といったエラーメッセージが表示されます。何が間違っていますか? (2004 年 10 月 21 日)
パスワードと質問の答えの最小文字数は 8 文字です。例えば、「母親の旧姓は?」という質問で、母親の旧姓が 5 文字の場合は、名前を繰り返して、文字数を倍にします。例: 旧姓が "Smith" の場合、"SmithSmith" と入力します。
インストール (2006 年 10 月 23 日)
インテル・クラスター・ツールキットのインストール・スクリプト install.sh には、コマンドライン・オプションはありますか? (2006 年 10 月 22 日)
はい。次のように、 install.sh を参照するシェルコマンドを入力してください。
install.sh --help | less
次のような、オプションのリストが表示されます。
NAME
install.sh - Install Intel® Cluster Toolkit for Linux* 3.0.
SYNOPSIS
install.sh [options]
OPTIONS
--help Print this help and exit.
--install-path=PATH
--installpath=PATH
Install the product to specified path.
--temp-path=PATH
--temppath=PATH
Use specified folder for temporary files.By default, /tmp/install.XXXXXX folder is used.
--ict-update-path=PATH
--ict_update_path=PATH
Update an existing installation located at the specified path.
--license-path=PATH
--licensepath=PATH
Search specified path (a directory or a file) for a license.
--log-file=FILE
Write log to the specified file.
--nonroot
Do not ask for root password.
--nonrpm
Perform non-RPM installation.
--use-config=FILE
--silent=FILE
Perform silent installation by using responses from FILE.
--arch=x86
Install x86-specific binaries on Intel® EM64T platform.
COPYRIGHT
Copyright 1999-2006, Intel Corporation.All Rights Reserved.
インテル・クラスター・ツールキットのインストールを完了するには、 /tmp にどのくらいの空き容量が必要ですか? (2006 年 10 月 23 日)
インテル・クラスター・ツールキットをインストールする際、 /tmp に少なくとも 1GB の空き容量を確保することを推奨します。また、インストール・スクリプト install.sh には次のコマンドライン・オプションがあります。
--temp-path=PATH
または
--temppath=PATH
このオプションを使用すると、別のディスク・パーティションにある中間ストレージを使用することができます。
インテル・クラスター・ツールキットをインストールする前に、インストールしておかなければならないツールはありますか? (2006 年 10 月 11 日)
インテル・クラスター・ツールキット・ソフトウェア・パッケージの機能をフルで活用するには、次のソフトウェア・リソースが必要です。
· Red Hat Enterprise Linux 3.0、 Red Hat Enterprise Linux 4.0、SUSE Linux Enterprise Server 9、SUSE Linux 9.0、または SUSE Linux 9.1、 SUSE Linux Enterprise Server 10 を実行するすべてのインテル・プロセッサー・アーキテクチャーで、 インテル® コンパイラー 8.1 以上。
· Perl はオープンソースのソフトウェアです。Perl プログラミング言語は、任意のテキストファイルを読み、そこから情報を抽出し、その情報に基づいたレポートを出力するよう最適化されています。この言語は、多くのシステム管理作業にも適しています。インテル・クラスター・ツールキットのインテル・トレース・コレクターで使用されるこの Perl は、 ソースコードまたはプリコンパイル済みのバイナリー・ディストリビューションとして無料でダウンロードできます。Perl ソースコードは http://www.perl.com/pub/a/language/info/software.html (英語) から配布されています。このページで、「Stable Production Release」をクリックしてください。
· Python は、動的な型付けと動的バインドが組み合わされたハイレベルなビルトインデータ構造を持つオープンソースのソフトウェアです。高速アプリケーション開発に非常に適したソフトウェアで、また、既存のソフトウェア・コンポーネントを結合するスクリプト言語やグルー言語として使用することができます。Python は、統合された、インタラクティブなオブジェクト志向のプログラミング言語です。Python の現在のリリースは、http://www.python.org/download (英語) で入手できます。システムに Python をインストールする場合は、現在の製品バージョン (The current production version) をインストールしてください。Python プログラミング言語は、インテル MPI ライブラリーで使用されます。
· Itanium 2 アーキテクチャー上の Red Hat Enterprise Linux 3.0 で RPM のバージョン 4.2.2 を使用すると、再配置機能が正しく動作しません。共有デバイスがあるクラスター上にソフトウェアをインストールしようとすると、深刻な問題が発生します。この問題は、RPM を最新のリリースに更新することで解決できます。Itanium 2 アーキテクチャー上のこの問題を解決する RPM リリースについては、次の URL で確認してください。 http://www.redhat.com (英語)
· Expect プログラムは、インタラクティブ・アプリケーションを自動化するために使用されます。 expect ソフトウェア・パッケージは、http://expect.nist.gov/ (英語) からダウンロードできます。
· PAPI* は、Performance API の略で、パフォーマンス・カウンター・ハードウェアについての情報を収集します。詳細は、http://icl.cs.utk.edu/papi/ (英語) を参照してください。PAPI インターフェイスは、インテル・トレース・アナライザー/コレクターとともに使用することができます。
Itanium 2 ベース・システムで、--nonroot コマンドライン・オプションを使用してインストールする際、RPM バージョン 4.2.2 で次のような現象が発生することがあります。
install --nonroot
the following symptom appears:
Installing Intel® MPI Library for Linux* version p_3.0.022...
Extracting files... ################################################ [100%]
Would you like to:
Install:
i. Intel® MPI Library, Development Kit for Linux* version 3.0-022
x. Exit
Your choice?(i/x) [i]: i
Cannot install Intel® MPI Library, Development Kit for Linux* version 3.0-022 to "/home/toolsteam/intel/ict/3.0/mpi/3.0":
RPM version 4.2.2 prevent installation into a non-default directory.
Installation failed.
WARNING: Intel® MPI Library for Linux* installer did not create "/tmp/install.XX2svw1O/MPI.ini" file; the product cannot be installed to all cluster nodes.
Press Enter to continue...
何が間違っていますか? (2006 年 8 月 31 日)
この問題は、RPM を最新のバージョンに更新することで解決できます。
expect ソフトウェア・パッケージ はどのような場合に必要ですか? (2006 年 5 月 4 日)
インテル・クラスター・ツールキットの "tar" パッケージには、sshconnectivity.exp という expect シェル・スクリプト・ファイルが含まれています。 この expect シェルスクリプトは、マスターノードから開始して、クラスターの各ノードに ~/.ssh ディレクトリーを作成、または更新します。クラスターで ssh 接続が確立されていない場合は、 sshconnectivity.exp が役立ちます。前述したように、 expect ソフトウェア・パッケージは、http://expect.nist.gov/ (英語) からダウンロードできます。
TCL Linux 版はどこで入手できますか? (2006 年 10 月 21 日)
一般的な Linux の実装には、たいてい各 Linux ベンダーの Web サイトからダウンロードできる TCL RPM があります。例えば、次の Web サイトが TCL RPM をダウンロードするのに役立つでしょう。http://rpm.pbone.net/index.php3/stat/3/limit/2/srodzaj/1/dl/40/search/tcl/dist%5b%5d/47/dist%5b%5d/44/dist%5b%5d/41/dist%5b%5d/37/dist%5b%5d/31/dist%5b%5d/32/dist%5b%5d/1/dist%5b%5d/28/dist%5b%5d/2/dist%5b%5d/3/dist%5b%5d/4/dist%5b%5d/5/dist%5b%5d/7/dist%5b%5d/42/dist%5b%5d/36/dist%5b%5d/35/dist%5b%5d/11/dist%5b%5d/12/dist%5b%5d/49/dist%5b%5d/45/dist%5b%5d/34/dist%5b%5d/13/dist%5b%5d/14/dist%5b%5d/15/dist%5b%5d/17/dist%5b%5d/18/dist%5b%5d/46/dist%5b%5d/48/dist%5b%5d/33/dist%5b%5d/19/dist%5b%5d/20/dist%5b%5d/23/dist%5b%5d/24/dist%5b%5d/25/dist%5b%5d/26/dist%5b%5d/27/dist%5b%5d/29/dist%5b%5d/30/dist%5b%5d/38/dist%5b%5d/39/dist%5b%5d/40/dist%5b%5d/43/dist%5b%5d/50/field%5b%5d/1/field%5b
http://expect.nist.gov/ (英語) からダウンロードした expect 実行ファイルをビルドしようとすると、 次のようなエラーメッセージが表示されます。
...
checking for Tcl private headers... checking for tclInt.h... no
configure: error: Can't find Tcl private headers
...
このエラーは、 configure コマンドの実行中に発生します。何が間違っていますか? (2006 年 5 月 30 日)
expect と Tcl の両方が /usr/local/src などのパスに格納されている可能性があります。
パスの例:
/usr/local/src/tcl8.4.12 (実際のバージョンとは異なる場合があります)
/usr/local/src/expect-5.43 (実際のバージョンとは異なる場合があります)
ヘッダーファイル tclInt.h は /usr/local/src/tcl8.4.12 などの Tcl インストール・パスの下の generic フォルダーに保存されます。expect をビルドするには、--with-tclinclude オプションを configure コマンドとともに使用する必要があります。 configure コマンドは、次のようになります。
configure --with-tclinclude=/usr/local/src/tcl8.4.12/generic
各ノードが公開キーを持つクラスター上にセキュアシェル (SSH) 接続を確立しました。しかし、クラスター上でセキュアシェル・ユーティリティーを使用しようとすると、パスワードの入力を求められます。何が間違っていますか? (2006 年 7 月 21 日)
ssh-keygen ユーティリティーを使用して、クラスターのすべてのシステムのログインアカウントに NULL "passphrase" を設定し、 各ノードの公開キー (例: "~/.ssh/authorized_keys" ファイルにある公開キー) を他のすべてのノードに配布すると想定します。この場合、クラスターのホーム・ディレクトリーの権限を確認してください。"グループ" と "その他" の権限カテゴリーには、読み取り権限と実行権限のみが設定されていなければなりません。"グループ" または "その他" のカテゴリーに書き込み権限が与えられている場合、SSH はパスワードの入力を求めるプロンプトを表示します。また、"~/.ssh" サブディレクトリーには、ログイン所有者に対してのみ読み取り権限、書き込み権限、実行権限が設定されていることを確認してください。
sshconnectivity.exp (expect シェルスクリプト ) により、ユーザーのホーム・ディレクトリーに設定されたグループとその他の "権限カテゴリー" の書き込み権限が削除されることに注意してください。
Microsoft Windows XP にインテル・トレース・アナライザーをインストールする方法を教えてください。 (2006 年 10 月 21 日)
インテル・クラスター・ツールキットのインストール・ステージング・エリアが以下の場所であると仮定します。
/tmp/ict_staging_area
このディレクトリー内で tar パッケージを解凍すると、次のようなフォルダーが作成されます。
l_ict_<version>.<release>
<version> は、次のような文字列です。
b_3.0 (b は「beta」の頭文字)
または
p_3.0 (p は「production」の頭文字)
<release> には、 018 などの文字列が入ります。この文字列は、パッケージ番号を示します。シェルコマンドでディレクトリーを変更します。
cd l_ict_<version>.<release>
このフォルダー内には、 w_itac_p_7.0.029.exe などの Microsoft Windows インストーラー・パッケージがあります。このパッケージをインテル・クラスター・ツールキットのライセンスファイルとともに、Microsoft Windows XP システムに移動し、Windows 上にインテル・トレース・アナライザーをインストールします。インテル・トレース・アナライザーの説明で Linux 版向けに説明されている機能は、Microsoft Windows 版でも使用することができます。
install.sh スクリプトを実行すると、次のような診断メッセージが表示されます。
...
Cannot install Intel® Trace Analyzer And Collector version 7.0p-029 into directory "/usr/home/user01/intel/ict/3.0/itac/7.0":
The prefix directory path "/usr/home/user01/intel/ict/3.0/itac/7.0" is owned by cookie intel-ta_ipf version 7.0p-029.
Installation failed.
...
何が間違っていますか? (2006 年 10 月 23 日)
この現象は、 /usr/home/user01/intel/ict/3.0 などのディレクトリーに以前インテル・クラスター・ツールキットがインストールされ、 /usr/home/user01/intel/ict/3.0 のディレクトリー (この例の場合) にある uninstall.sh コマンドが発行されずにソフトウェアが削除された場合に発生します 。次の操作を行ってください。
1) 次のような、 uninstall.sh コマンドを実行します。
/usr/home/user01/intel/ict/3.0/uninstall.sh
2) install.sh コマンドを再発行します。
3) 次のようなプロンプトが表示された場合:
Would you like to:
Install:
1. Intel® Trace Collector version 7.0p-029
2. Intel® Trace Analyzer version 7.0p-029
a.All of the above.
Uninstall:
3. intel-ta_ipf version 7.0p-029
(non-rpm in "/usr/home/user01/intel/ict/3.0/itac/7.0")
4. intel-tac_ipf version 7.0p-029
(non-rpm in "/usr/home/user01/intel/ict/3.0/itac/7.0")
x.Exit
Please type a selection (1/2/a/3/4/x) [a]:
"Uninstall" メニューセクションの 3 を入力します。次のようなメッセージが表示されます。
"/usr/home/user01/intel/ict/3.0/itac/7.0" does not exist. It looks like installation was damaged. Force uninstallation.
Press Enter to continue...
4) "Uninstall" メニュー・カテゴリー・プロンプトに表示される項目に対して、この処理を繰り返します。次のようなメッセージが表示されます。
Installing...
Installation successful.
To uninstall this package, run "/usr/home/user01/intel/ict/3.0/itac/7.0/uninstall.sh".
5) 次のようなプロンプト (例: インテル MPI ライブラリー) が表示されたら、残りのソフトウェアに対しこの処理を続けて、アンインストール処理を先に完了します。
Would you like to:
Install:
i.Intel® MPI Library, Development Kit for Linux* version 3.0p-021
Uninstall:
1. intel-mpi-ipf version 3.0p-021
(non-rpm in "/usr/home/user01/intel/ict/3.0/mpi/3.0")
x.Exit
Please type a selection (i/1/x) [i]:
...
6) インテル・クラスター・ツールキットのインストーラーから次のメッセージが表示されます。
...
Installation successful.
To uninstall this package, run "/usr/home/user01/intel/ict/3.0/mpi/3.0/uninstall".
Completed cluster installation successfully.
インテル MPI ライブラリー (2006 年 4 月 5 日)
"mpiifort test.f90" を実行すると、次のようなエラーメッセージが表示されます。
ERROR: could not determine icc directory for driver: mpiifort
クラスターシステムではインテル® C コンパイラーは使用していません。また、このエラーは他の MPI コンパイルドライバーには影響しません。インテル® Fortran コンパイラーは、正常に動作しています。 インテル MPI の Fortran コンパイルにおけるこの問題を解決するにはどうしたら良いですか? (2005 年 11 月 4 日)
mpiifort コンパイルスクリプトは、 compchk.sh という名前のシェルスクリプトを呼び出します。次のように、アプリケーションの "test.f90" または "test.f" を "-nocompchk" とともにコンパイルするとすぐに解決できます。
mpiifort -nocompchk test.f90
と
mpiifort -nocompchk test.f
または、インテル C/C++ コンパイラーをクラスターシステムにインストールして、 compchk.sh シェルスクリプトによって検出されるエラーを解決します。
インテル MPI ライブラリーのコンパイルドライバー mpiicpc を使用して特定の C++ アプリケーションをコンパイルしようとすると、次のようなエラーメッセージが表示されます。
...
/opt/intel/ict/3.0/mpi/3.0/include/mpicxx.h(45): catastrophic error: #error directive: "SEEK_SET is #defined but must not be for the C++ binding of MPI"
#error "SEEK_SET is #defined but must not be for the C++ binding of MPI"
^
compilation aborted for my_mpi_program.cpp (code 4)
make: *** [my_mpi_program.o] Error 4
何が間違っていますか? (2006 年 5 月 30 日)
my_mpi_program.cpp アプリケーションでは、 mpi.h を stdio.h の前に配置するなどして、インクルード・ファイルを整理してください。
3 個のノードで構成されているクラスターがありますが、 mpd.hosts ファイルは次のような内容になります。
$ cat mpd.hosts
node2
node3
"マスターノード"、つまり "node1" が mpd.hosts ファイルにはリストされていません。
$ mpdboot -r ssh -n 2 -f ~/mpd.hosts
$ mpiexec -n 4 /bin/hostname
"node1" から発行された上記のシェルコマンドでは、次のようにリストされます。
node1
node1
node2
node2
何が間違っていますか? (2006 年 4 月 5 日)
仕様により、"マスターノード" (例: mpiexec コマンドが起動されるノード) では、デーモンが起動されている必要があります。node2 と node3 でアプリケーションを実行する場合、次のように -host オプションを mpiexec コマンドで使用します。
$ mpdboot -r ssh -n 3 -f ~/mpd.hosts
$ mpiexec -n 2 -host node2 /bin/hostname : -n 2 -host node3 /bin/hostname
これにより、合計で 3 つの mpd デーモンがあったとしても、 node2 と node3 のみで hostname コマンドが実行されます。
インテル® デバッガー (IDB) (2006 年 10 月 11 日)
インテル・デバッガーを使用するには、.bashrc ファイルまたは .cshrc ファイルで環境変数や特殊な source コマンドなどを設定する必要はありますか? (2006 年 10 月 11 日)
IDB_HOME 環境変数を、インテル・デバッガーの実行ファイル idb が保存されているフォルダーパスに設定します。また、使用するコマンドライン・シェルに応じて idbvars.sh または idbvars.csh を読み込みます。 .bashrc ファイルに設定する場合、 IDB_HOME の Bourne* シェルまたは Korn* シェルの環境変数の構文と idbvars.sh の読み込みコマンドは次のようになります。
export IDB_HOME=/opt/intel/idbe/9.1.043/bin
.${IDB_HOME}/idbvars.sh
.cshrc ファイルに設定する場合、C シェル構文は次のようになります。
setenv IDB_HOME /opt/intel/idbe/9.1.043/bin
source ${IDB_HOME}/idbvars.csh
idbvars.[c]sh を読み込むと、 PATH 環境変数および MANPATH 環境変数が更新されます。
インテル MPI ライブラリーの mpiexec コマンドからインテル・デバッガーを次のように起動すると、
mpiexec -idb -n 4 ./testcpp
mpiexec コマンドがハングしているか、または無限ループに陥っているようです。何が間違っていますか? (2006 年 7 月 14 日)
~/.rhosts ファイルが、ホーム・ディレクトリー (権限が 600 に設定されている) にない場合は作成してください。クラスターの各ノードについて ~/.rhosts に次の情報が含まれた 1 行が必要です。
<hostname as echoed by the shell command hostname> <your username>
例えば、クラスターに次のホスト名を持つ 8 個のノードあるとします。
clusternode1
clusternode2
clusternode3
clusternode4
clusternode4
clusternode6
clusternode7
clusternode8
上記の名前を持つノードがクラスターを構成していると想定すると、~/.rhosts ファイルに次のような構文でこれらのノードを追加します。
<hostname as echoed by the shell command hostname> <your username>
ログイン名が user01 とすると、~/.rhosts ファイルには、次のようになります。
clusternode1 user01
clusternode2 user01
clusternode3 user01
clusternode4 user01
clusternode5 user01
clusternode6 user01
clusternode7 user01
clusternode8 user01
chmod コマンドを使用して、~/.rhosts の権限を 600 に設定します。シェルコマンドは次のようになります。
chmod 600 ~/.rhosts
インテル・デバッガーの run コマンドが原因で MPI アプリケーションがハングするようです。何が間違っていますか? (2006 年 7 月 14 日)
"run" コマンドは、MPI デバッギング時に無効にされます。MPI アプリケーションの実行を続けるには、"cont" を使用します。
MPI アプリケーションでインテル・デバッガーを使用する際、 rerun コマンドはありますか? (2006 年 7 月 14 日)
残念ながら、 rerun コマンドは、IDB ではサポートされていません。再起動するには、IDB を終了してから、 mpiexec コマンドを入力してください。
インテル・ マス・カーネル・ライブラリー クラスター・エディション (2006 年 10 月 11 日)
ディレクトリー・パス /opt/intel/ict/3.0/cmkl/9.0/tests/scalapack にある ScaLAPACK 実行ファイルをビルドしようとしています。コマンドラインでは、makefile 環境変数 LIBdir に対してこのパスを明示的に指定していません。ここで、次のようなエラーメッセージが表示されます。
...
mpiifort -o ../xslu_ipf_intelmpi_intel80_noopt psludriver.o psluinfo.o psgetrrv.o psmatgen.o pmatgeninc.o pslaschk.o pslafchk.o -L/opt/intel/ict/3.0/cmkl/9.0/tests/scalapack/source/TESTING/../../lib/64 -lmkl_scalapacktesting_intel80 -lmkl_scalapack -lmkl_blacsF77init_intelmpi -lmkl_blacs_intelmpi -lmkl_blacsF77init_intelmpi -lmkl_lapack -lmkl_ipf -lguide -lpthread
ld: cannot find -lmkl_scalapacktesting_intel80
make[2]: *** [../xslu_ipf_intelmpi_intel80_noopt] Error 1
make[2]: Leaving directory ‘/opt/intel/ict/3.0/cmkl/9.0/tests/scalapack/source/TESTING/LIN’
make[1]: *** [exe] Error 2
make[1]: Leaving directory ‘/opt/intel/ict/3.0/cmkl/9.0/tests/scalapack/source/TESTING’
make: *** [lib64] Error 2
何が間違っていますか? (2006 年 10 月 11 日)
makefile コマンドラインの場合、 LIBdir 変数をインテル MKL クラスター・エディションがあるパスに明示的に設定してください。コマンドラインは、例えば次のようになります。
gmake lib64 F=intel80 LIBdir=/opt/intel/ict/3.0/cmkl/9.0/lib/64
上記の make コマンドは、Itanium 2 ベース・システムの場合でも使用できます。
インテル・トレース・アナライザー/コレクター (2006 年 10 月 11 日)
インテル・クラスター・ツールキットに含まれているインテル・ トレース・コレクターを、インテル MPI ライブラリー以外の MPI ライブラリーとともに使用しようとしていますが、 未解決のシンボルに関するリンクエラーが表示されます。何が間違っていますか? (2005 年 2 月 15 日)
現時点では、インテル・クラスター・ツールキットに含まれているインテル・ トレース・コレクターは、インテル MPI ライブラリーのみをサポートしています。
test.cpp アプリケーションをインテル MPI ライブラリーのコンパイルドライバー mpiicpc とインテル・トレース・コレクターでインストルメントする際、Itanium 2 ベース・システム用のコマンドライン:
mpiicpc test.cpp -g -L${VT_ROOT}/lib -lVT -lvtunwind -ldwarf -lelf -lpthread -lm -o testcpp_inst
またはコマンドライン:
mpiicpc test.cpp -g -L${VT_ROOT}/lib -lVT -ldwarf -lelf -lpthread -lm -o testcpp_inst
を使用すると、 IA-32 アーキテクチャーとインテル 64 (旧称: インテル EM64T) アーキテクチャーでトレースファイルが作成されません。何が間違っていますか? (2006 年 10 月 10 日)
C++ アプリケーション test.cpp をインテル® C/C++ コンパイラー (mpiicpc) とインテル・トレース・コレクターでコンパイルする際、 -lmpiic というライブラリーが必要です。MPI-2 C++ アプリケーション・プログラミング・インターフェイス (API) をインテル C/C++ コンパイラーで使用する場合、インテル・トレース・コレクターはそのままの状態では MPI コールを認識できません。この場合、MPI 実装固有のラッパー・ライブラリーで、MPI コールを最初に C 関数コールにマッピングします。コマンドラインでは、インテル・トレース・コレクター・ライブラリーの前にこのライブラリーを指定する必要があります。mpiicpc コンパイルドライバーのラッパー・ライブラリーの名前は -lmpiic です。Itanium 2 ベース・システムでのコマンドラインは次のようになります。
mpiicpc test.cpp -g -lmpiic -L${VT_ROOT}/lib -lVT -lvtunwind -ldwarf -lelf -lpthread -lm -o testcpp_inst
IA-32 アーキテクチャーとインテル 64 アーキテクチャーの場合、コンパイル手順は次のようになります。
mpiicpc test.cpp -g -lmpiic -L${VT_ROOT}/lib -lVT -ldwarf -lelf -lpthread -lm -o testcpp_inst
インテル・トレース・アナライザー 6.0 以上でキーボードを使用してグラフ表示を作成しようとしていますが、何も表示されません。例えば、キーボートの左側の Ctrl+Alt+E を押しても、通常はイベント・タイムラインのグラフが作成されるはずですが、作成されません。何が間違っていますか? (2005 年 11 月 9 日)
システムにインストールされているさまざまなソフトウェア・インターフェイスによって、キーのマッピングが変更されてしまった可能性があります。キーボードの左側にある Ctrl キー、Alt キー、E キーでイベント・タイムラインのグラフが作成されない場合は、キーボードの右側の Ctrl キー、Alt キーを E キーとともに押してみてください。
インテル・ トレース・コレクターを Linux クラスターで実行すると、次のような診断メッセージが表示されます。
...
[0] Intel Trace Collector INFO: Writing tracefile test.stf in /tmp/test
[0] Intel Trace Collector WARNING: minimum clock increment 0.010000s is very high, please fix system setup to obtain better traces (see ITC FAQ)
...
何が間違っていますか? (2006 年 5 月 30 日)
TSC タイマーを有効にすることにより、この問題を解決できます。起動時に "tsc" オプションを指定してタイマーを有効にします。 Red Hat Knowledgebase* (http://kbase.redhat.com/faq/FAQ_79_3728.shtm)(英語) でこの問題についての説明を参照することができます。
インテル 64 (旧称: インテル EM64T) アーキテクチャーをベースとするクラスター上で MPI アプリケーションのコンパイルとリンクを行う際、インテル・トレース・コレクター・ライブラリー (例: -lVT) とリンクしようとすると、次のメッセージが表示されます。
/usr/bin/ld: skipping incompatible /opt/intel/ict/3.0/itac/7.0/lib/libVT.a
何が間違っていますか? (2006 年 10 月 11 日)
この問題の原因として、Bourne シェルのスクリプト mpivars.sh または C シェルのスクリプト mpivars.csh を次のようなパスで明示的に指定したことが考えられます。
/opt/intel/ict/3.0/mpi/3.0/bin
MPI アプリケーションをインテル MPI ライブラリーのコンパイルドライバーでコンパイルすると、32 ビット版のオブジェクト・ファイルが作成されます。しかし、リンク段階では、リンケージ・エディターにより 32 ビット版のオブジェクトファイルと 64 ビット版のインテル・トレース・コレクター・ライブラリー (例 : pt/intel/ict/3.0/itac/7.0/lib/libVT.a) 間の非互換性が検出されてしまい、エラーメッセージが表示されます。インテル 64 (旧称: インテル EM64T) アーキテクチャー上で正しく 64 ビット版のオブジェクト・ファイルをビルドするには、インテル MPI ライブラリーのコンパイルドライバーを使用して、次のようなディレクトリー・パスにある mpivars.sh または mpivars.csh を明示的に読み込みます。
/opt/intel/ict/3.0/mpi/3.0/bin64
また、別の解決法としては、次のようなディレクトリー・パスにあるインテル・クラスター・ツールキットのシェル・スクリプト・ファイル ictvars.sh または ictvars.csh を読み込む方法があります。
/opt/intel/ict/3.0/
Bourne シェルを読み込むコマンドは次のようになります。
./opt/intel/ict/3.0/ictvars.sh
C シェルを読み込むコマンドは次のようになります。
source /opt/intel/ict/3.0/ictvars.csh
インテル MPI ベンチマーク (2006 年 10 月 11 日)
インテル MPI ベンチマークに次の gmake コマンドを使用すると、
gmake -f make_ict
次のようなエラーメッセージが表示されます。
make_ict:5: *** mpiicc is not defined through the PATH environment variable setting.Please try sourcing an Intel® Cluster Tools script file such as "mpivars.[c]sh" or "ictvars.[c]sh".Stop.
何が間違っていますか? (2006 年 10 月 11 日)
makefile の make_ict を使用する場合、 mpivars.[c]sh または ictvars.[c]sh を読み込む必要があります。上記のコマンドをこれらのシェル・スクリプト・ファイルを読み込まずに起動すると、上記のような診断メッセージが表示されます。
インテル・クラスター・ツールキットのアンインストール (2006 年 10 月 23 日)
インテル・クラスター・ツールキットのアンインストール・スクリプト uninstall.sh には、コマンドライン・オプションはありますか? (2006 年 10 月 23 日)
はい。次のように、 uninstall.sh を参照するシェルコマンドを入力してください。
uninstall.sh --help | less
次のような、オプションのリストが表示されます。
NAME
uninstall.sh - Uninstall Intel® Cluster Toolkit for Linux* 3.0.
SYNOPSIS
uninstall.sh [options]
OPTIONS
--help Print this help and exit.
--log-file=FILE
Write log to the specified file.
--single-node
--singlenode
Uninstall the product only from this node.
--delete-update=UPDATE_NUMBER
Delete update with the specified number.
--list-update
List all updates.
COPYRIGHT
Copyright 1999-2006, Intel Corporation.All Rights Reserved.
バージョン間の互換性 (2006 年 6 月 23 日)
インテル・クラスター・ツールキット 2.0 は、インテル・クラスター・ツールキット 1.0 と互換性がありますか? (2005 年 7 月 27 日)
一般に、インテル・クラスター・ツールキットは、インテル MPI ライブラリーの現在のリリースを中心に構築されています。インテル MPI ライブラリー 1.0 は、インテル MPI ライブラリー 2.0 とバイナリー互換がありません。そのため、この 2 つを混合して使わないほうが良いでしょう。
インテル・クラスター・ツールキット 2.0.1 は、インテル・クラスター・ツールキット 1.0 またはインテル・クラスター・ツールキット 2.0 と互換性がありますか? (2006 年 5 月 4 日)
インテル・クラスター・ツールキット 2.0.1 は、インテル・クラスター・ツールキット 1.0 と互換性がありません。ただし、インテル・クラスター・ツールキット 2.0.1 はインテル・クラスター・ツールキット 2.0 と互換性があります。
インテル・クラスター・ツールキット 3.0 は、インテル・クラスター・ツールキット 1.0 またはインテル・クラスター・ツールキット 2.X と互換性がありますか? (2006 年 6 月 23 日)
インテル・クラスター・ツールキット 3.0 は、インテル・クラスター・ツールキット 1.0 とは互換性がありませんが、 2.X とは互換性があります。