解析を実行する前に、ターゲットに関する次の設定を行えます。
ターゲット・プロパティーの設定について
ターゲット・プロパティーは、[Project Properties (プロジェクト・プロパティー)] ダイアログボックスで設定します。ターゲットのタイプに応じて、次の操作を行うことができます。
- 子プロセスの解析。データ収集の範囲を管理して、ターゲットプロセスによってスポーンされたプロセスに関するデータの収集と表示を有効にできます。
- ターゲットの継続期間の指定。ターゲットの継続期間は、収集されるデータの量だけでなく、その処理と解析に必要な時間に影響します。インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE のデータコレクターは、継続期間タイプに応じて、収集するデータの量を最適化しようとします。特に、継続期間が長いターゲットでは、サンプリング間隔を長くすることで収集するデータを減らします。
- ターゲットの実行回数の制御。ターゲットを複数回実行することで、イベントベース収集でより正確な結果が得られるようになります。複数回実行できない場合、インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE はイベントの多重化を使用します。
- コレクターのデータサイズの制限。継続期間の長いターゲットでは、コレクターの未処理データ量を制限することで、結果ファイルのサイズを小さくできます。
- フレームレートのしきい値の設定。フレーム解析では、しきい値を調整して Good (優良)、Slow (低速)、Fast (高速) フレームを区別できます。インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE は、このしきい値に基づいて [Timeline (タイムライン)] ペインでフレームデータをマークします。
プロジェクトの検索ディレクトリーの設定について
ディレクトリーのリストを設定して、インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE にそこからターゲットのバイナリー/ソース/シンボルファイルを検索させることができます。
場合によっては、追加の検索場所を設定したり、標準の検索場所をオーバーライドする必要があります。
出力先の選択について
ターゲットの出力先を、次のいずれかから選択できます。