パフォーマンス解析結果を解釈するとき、[Call Stack (コールスタック)] ペインのドロップダウン・リストを使用して、異なるスタックタイプのデータを表示することができます。
スタックタイプ |
内容 |
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Object Creation (オブジェクト作成) |
オブジェクトが作成された場所のソースコードを表示します。 このスタックタイプは、ロックと待機の解析でのみ利用できます。 |
Object Destruction (オブジェクト破棄) |
オブジェクトが破棄された場所のソースコードを表示します。 このスタックタイプは、ロックと待機の解析でのみ利用できます。 |
Signaling (シグナル) |
あるスレッドから別のスレッドにシグナルが送られた場所のソースコードを表示します。例えば、あるスレッドが別のスレッドで必要なロックを解放した場合、ロックの解放はシグナルです。 このスタックタイプは、ロックと待機の解析でのみ利用できます。 |
Waiting (待機) |
あるスレッドが別のスレッドからのシグナルを待機している場所のソースコードを表示します。例えば、別のスレッドが現在保持しているロックが必要なスレッドは、別のスレッドがそのロックを解放するのを待機しています。 このスタックタイプは、ロックと待機の解析でのみ利用できます。 |
Thread create stack (User) (スレッド作成スタック (ユーザー)) |
親スレッドによってスレッドが作成された場所のコードを表示します。アプリケーションのメインスレッドの場合は [Unknown] と表示されます。 このスタックタイプは、スレッドでグループ化されている場合にのみ利用できます。 |
Thread close stack (User) (スレッド破棄スタック (ユーザー)) |
スレッドが破棄された場所のコードを表示します。 このスタックタイプは、スレッドでグループ化されている場合にのみ利用できます。 |
Thread entry stack (User) (スレッド・エントリー・スタック (ユーザー)) |
スレッド関数が呼び出された場所のコードを表示します。 このスタックタイプは、スレッドでグループ化されている場合にのみ利用できます。 |
Software event creation (ソフトウェア・イベント作成) |
OpenMP* 領域が作成された場所 (fork ポイント) のコードを表示します。通常は、マスタースレッドの #pragma omp parallel を含むソースになります。 このスタックタイプは、OpenMP* 領域でグループ化されている場合にのみ利用できます。 |
Event (イベント) |
OpenMP* 領域の実行が開始された場所のコードを表示します。 このスタックタイプは、OpenMP* 領域でグループ化されている場合にのみ利用できます。 |
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