ペイン: Analysis Type (解析タイプ) - Locks and Waits (ロックと待機)

このペインにアクセスするには、インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE ツールバーの [New Analysis (新しい解析)] ボタンをクリックして、解析ツリーから [Locks and Waits (ロックと待機)] 解析タイプを選択します。

[Analysis Type (解析タイプ)] ウィンドウのこのペインを使用して、ロックと待機解析タイプ設定を表示および編集します。この解析タイプは、アプリケーションが待機している場所とパフォーマンスに与える影響を特定するのに役立ちます。

項目

内容

[Collect Spin time data (スピン時間データの収集)] チェックボックス

ソフトウェア・スレッド待機中の論理 CPU の実行時間を特定する同期スピン時間の収集を有効/無効にします。

[Collect signals (シグナルの収集)] チェックボックス

タイムラインの同期遷移と関連する待機のシグナル・コール・スタックを特定するシグナル呼び出しの収集を有効/無効にします。コレクターは、シグナル API をインストルメントするため、オーバーヘッドが大きくなり、結果サイズが増加します。

[Details (詳細)] ボタン

この解析タイプで使用されるデフォルト設定 (編集不可) のリストを展開/折りたたみます。これらの設定を変更するには、解析ツリーで [Locks and Waits (ロックと待機)] エントリーを右クリックして、ポップアップ・メニューから [Copy from Current (カレントからコピー)] を選択します。この解析タイプ設定の編集可能なコピーが作成され、解析ツリーの [Custom Analysis (カスタム解析)] に追加されます。

[Details (詳細)] セクションには、ロックと待機解析で使用される収集設定の情報が表示されます。

オプション

デフォルト

説明

CPU sampling interval, ms (CPU サンプリング間隔、ミリ秒)

10

各サンプルを収集する前に待機する時間を指定します。

Collect CPU sampling data (CPU サンプリング・データの収集)

Without stacks サンプリングを有効にして、関数のコールスタックに関する情報を収集しません。

Collect signalling API data (シグナル API データの収集)

With stacks

タイムラインの同期遷移と関連する待機のシグナル・コール・スタックを表示します。コレクターは、シグナル API をインストルメントするため、オーバーヘッドが大きくなり、結果サイズが増加します。オプション値により、シグナル呼び出しでスタックの巻き戻しを有効にします。結果ウィンドウとペインには、シグナル呼び出しの呼び出しシーケンスに関する情報が含まれます。

Collect synchronization API data (同期 API データの収集)

With stacks

スレッドが待機している場所を特定します。または、スレッドを並行に計算できるようにします。コレクターは、API をインストルメントするため、オーバーヘッドが大きくなり、結果サイズが増加します。オプション値により、同期待機呼び出しでスタックの巻き戻しを有効にします。結果ウィンドウとペインには、同期待機呼び出しの呼び出しシーケンスに関する情報が含まれます。

Collect I/O API data (I/O API データの収集)

With stacks スレッドが待機している場所を特定します。または、スレッドを並行に計算できるようにします。コレクターは、API をインストルメントするため、オーバーヘッドが大きくなり、結果サイズが増加します。オプション値により、I/O 呼び出しでスタックの巻き戻しを有効にします。結果ウィンドウとペインには、I/O 呼び出しの呼び出しシーケンスに関する情報が含まれます。

I/O API 呼び出しのデータの収集方法を指定します。

Stack unwinding mode (スタック巻き戻しモード)

After collection

収集が完了した後にスタックを巻き戻します (オフラインモード)。オフラインモードは解析のオーバーヘッドが小さくなるため、通常、このモードを使用することを推奨します。

Collect timeline data (タイムライン・データの収集)

Yes

オーバーヘッド・データを収集し保持して [Timeline (タイムライン)] ペインに表示します。このモードでは、結果サイズが増加します。

関連項目


このヘルプトピックについてのフィードバックを送信
 
インテル(R) ソフトウェア製品ドキュメント・ライブラリー

© 2010 Intel Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。