デフォルトでは、インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE は OS のスケジューラー間隔に基づいて CPU 時間を検出します。そのため、OS のスケジューラー間隔よりも短い実行時間のターゲット (ビデオデコーダーのフレーム単位の計算など) では CPU 時間の値が正しくないことがあります。
ハードウェア・イベントベース・サンプリング収集に基づく解析タイプ (hotspot、コンカレンシー、ロックと待機) では、[Analysis Type (解析タイプ)] ウィンドウで、より正確な CPU 時間情報の収集を有効にできます。
この収集タイプは、処理に長い時間がかかり、多くのディスク容量を必要とします。インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE は、システムの設定とプロファイルされるターゲットに応じて、論理 CPU あたり 1 分につき最大 5 MB の一時データを生成します。
正確な CPU 時間情報を収集するには、ローカル管理者権限が必要です。Windows* では、インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE は Microsoft* NT Kernel Logger への排他的なアクセスが必要です。このため、インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE の収集はシステムのこのモードで 1 つだけ実行できます。ほかのツールはこのサービスを使用できません。インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE が NT Kernel Logger にアクセスできない場合、このモードを無効にして収集が続行されます。
[Collect highly accurate CPU time (正確な CPU 時間データの収集)] モードを無効にすると、警告メッセージでその理由が説明されます。
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