解析が完了すると、インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE は結果を生成します。
- Microsoft* Visual Studio* IDE では、解析結果が [Solution Explorer (ソリューション エクスプローラー)] の Amplifier XE Results フォルダー以下に配置され、デフォルトのビューポイントに収集したデータが自動で表示されます。
- スタンドアロンの GUI クライアントでは、デフォルトのビューポイントに結果データが自動で表示されます。結果ファイルは [Project Properties (プロジェクト・プロパティー)] ダイアログボックスで指定した My Amplifier XE Results ディレクトリーに保存されます。
通常、ビューポイントには次の項目が含まれます。
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書式
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説明
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ビューポイント
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1.
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結果タブ
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ほかのすべてのビューポイント項目のコンテナーです。 このタブの名前は Amplifier XE Results フォルダーのインテル(R) VTune(TM) Amplifier XE 結果ファイルの名前と同じです。結果タブの名前は r@@@{at} 形式で表され、@@@ は 000 から始まりインクリメントされる結果番号を、at は解析タイプを示します。
例:

r000hs はこのプロジェクトの最初の実行結果であり、hotspot (hs) 解析用のデータを提供します。Hotspots は解析タイプの名前です。Hotspots by CPU Usage (CPU 使用率別 hotspot) は、右側のドロップダウン・メニューから選択されたビューポイントの名前です。このメニューを使用して、この解析タイプで利用可能な別のビューポイントに切り替えることができます。
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すべて
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2.
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[Bottom-up (ボトムアップ)] ペイン
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[Bottom-up (ボトムアップ)] ウィンドウのペインで、関数とその呼び出し元関数の解析データを表示します (ボトムアップ解析)。
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すべて
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3.
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[Top-down Tree (トップダウン・ツリー)] ペイン
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[Bottom-up (ボトムアップ)] ウィンドウのペインで、アプリケーションのルート (通常は main() 関数) と呼び出し先関数の解析データを表示します。
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[Hotspots]、[Concurrency (コンカレンシー)]、[Locks and Waits (ロックと待機)] (スタック・サンプリングのデータ収集に基づく解析)
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4.
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[Timeline (タイムライン)] ペイン
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[Bottom-up (ボトムアップ)] ウィンドウのペインで、スレッドのアクティビティーを表示します。
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すべて
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2.
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[Call Stack (コールスタック)] ペイン
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[Bottom-up (ボトムアップ)] ウィンドウのペインで、現在選択されているプログラムユニットを解析実行中に呼び出した呼び出しシーケンス (スタック) を表示します。
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[Hotspots]、[Concurrency (コンカレンシー)]、[Locks and Waits (ロックと待機)] (スタック・サンプリングのデータ収集に基づく解析)
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3.
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[Summary (サマリー)] ウィンドウ
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収集したパフォーマンス・データのサマリーを表示します。
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すべて
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注意
各ビューポイントの簡単な概要については、結果タブの左上にある
ボタンをクリックしてください。
どの解析タイプでも、すべてのビューポイントはデータをより簡単に見やすく表示できます。
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[Bottom-up (ボトムアップ)] / [Top-down Tree (トップダウン・ツリー)] ウィンドウで [Timeline (タイムライン)] ペインと [Call Stack (コールスタック)] ペインを組み合わせて、確認したいプログラムユニットとその関連データを簡単に見つけることができます。
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[Data of Interest (特定のデータ)] で定義した共通の基準を使用して、基本的なパフォーマンス値 (ソース内の hotspot ナビゲーションの CPU 時間やスタックの割合の計算など) を計算および表示することができます。
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オプションから適切なデータ表示形式 (色付きバーやパーセントなど) を選択できます。
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選択した関数をダブルクリックして、そのソースコードを開くことができます。
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解析ごとに異なるフィルターセットを使用して、パフォーマンスに重大な影響を与えるプログラムユニットだけに焦点を絞ることができます。
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複数のプログラムユニットを選択してその合計を表示できます。
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任意のデータをグループ化することができます。
注意
各解析タイプで収集したデータの解釈方法については、「結果の解釈について」を参照してください。