ペイン: Bottom-up (ボトムアップ) (比較モード)

[Compare Results (結果の比較)] ボタンをクリックして、比較する 2 つの結果を選択すると新しいタブが開き 、2 つの結果の比較データが表示されます。

[Bottom-up (ボトムアップ)] ペインには、各プログラムユニットでのそれぞれの解析結果データとその差 (<結果 1 の> - <結果 2 の> の計算結果) を示す列が表示されます。

次の例は、2 つのコンカレンシー解析結果を比較した場合のペインを示します。ペインには、それぞれの解析結果データとその差が表示されます。デフォルトでは、差異を示す列が展開され、CPU 使用率レベルごとの差異が表示されます。列を折りたたむと、CPU 時間の差異の合計を確認できます。

CPU 時間の差は、<結果 1 の CPU 時間> - <結果 2 の CPU 時間> で計算されます。それぞれの解析結果の列を展開すると、計算に使用されたデータを確認できます。

この例では、1 つ目の draw_task::operator() 関数の CPU 低使用率の差異が 5.578s - 0s = 5.578s で、最適化後に CPU のシリアル時間がゼロに減っています (結果 2)。ただし、理想的な CPU 使用率が 0.307s - 0.015s = 0.292s に、 CPU 高使用率が 0 から 0.012s に増えています。つまり、コード変更により関数のコンカレンシー (並行性) は向上したものの、上位の hotspot 関数では論理 CPU コアの使用率が高くなり、リグレッションが発生しています

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