メモリーアクセス解析

メモリーアクセス解析は、イベントベース・サンプリング収集を使用する、インテル(R) マイクロアーキテクチャー Nehalem (開発コード名) 向けの解析タイプです。

この解析タイプは、ロードによるキャッシュ・トラフィックの中断とオフコア・トラフィック全体の概要を提供するイベントを使用します。解析結果からは、メモリー・アクセス・パターンを理解し、最適化に取り組む上で役立つ情報が得られます。

メモリーアクセス解析は、従来のサイクルイベントとリタイアした命令イベントを監視します。これらのイベントから、同じプロセッサーの複数のコアによるデータ共有を検出できます。

メモリーアクセス解析では 2 つのレイテンシーのしきい値が設定されているため、同時に LLC ヒットと LLC ミスの両方を統計的に十分な精度で監視することができます。

メモリーアクセス解析で収集されるほとんどのイベントデータは正確です。そのため、データ・アクセス・パターンを容易に理解することができます。オフコア・トラフィックは、ローカル DRAM アクセスとリモート DRAM アクセスに分けられます。通常は、よりコストの高いリモート DRAM アクセスを最小限に抑えるようにしてください。

関連項目


このヘルプトピックについてのフィードバックを送信
 
最新のインテル(R) VTune(TM) Amplifier XE 2011 のヘルプをダウンロード
 

(C) 2010 Intel Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。