サイクルとマイクロオペレーション解析は、イベントベース・サンプリング収集を使用する、インテル(R) マイクロアーキテクチャー Nehalem (開発コード名) 向けの解析タイプです。
この解析タイプは、コア・パイプラインのパフォーマンスの問題を特定し、アプリケーションの実行フローを理解するのに役立ちます。
サイクルとマイクロオペレーション解析タイプは、次のパフォーマンス問題の特定にも役立ちます。
アプリケーションの制御フローを解析するには、[Assembly (アセンブリー)] ペインで Instruction Retired イベントデータと正確な分岐イベントデータを確認します。
この解析タイプで使用される命令イベントと対応する分岐イベントは、関数呼び出しカウントと基本ブロックの実行カウントを評価するのに役立ちます。
サイクルとマイクロオペレーション解析タイプは、UOPS_RETIRED.ANY/INST_RETIRED.ANY 比率に基づくパフォーマンス評価基準も使用しています。この比率の値が 1 よりも大きい場所を検証することで、浮動小数点例外ハンドラーが頻繁に呼び出され、ハードウェア問題が発生している場所を特定できます。
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