ファイナライズ

ファイナライズとは、解析結果を効率良く利用できるようにするための処理で、インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE で収集したデータをデータベースに変換し、シンボル情報を解決して、データをあらかじめ計算しておきます。インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE は、結果生成時に自動でデータをファイナライズします。

次の場合には、再ファイナライズを行ってください。

ターゲットを再コンパイルした場合など、再ファイナライズを行うマシンにターゲットのオリジナルのバイナリーがない場合は、再ファイナライズによって正しい結果が得られないことがあります。再ファイナライズは、古いデータベースを削除してから、新しいバージョンのバイナリーを取得します。コレクターの未処理データにはバイナリーのチェックサムが含まれていないため、インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE にはバイナリーが変更されているかどうか分かりません。そこで、新しいバイナリーと古いアドレスを使用してシンボルを解決しようとします。その結果、オフラインの場合スタックが正しく巻き戻されなかったり、サンプルが誤った関数に紐付けられることがあります この問題を回避するには、正しいファイルを使用するように検索ディレクトリーを設定してください。

デフォルトでは、インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE はファイナライズした後に未処理データを保存します。後で結果を再ファイナライズしない場合は、このデータを削除することで結果ファイルのサイズを減らすことができます。未処理データを削除するには、Microsoft* Visual Studio* メニューから [Tool (ツール)] > [Options (オプション)] > [Intel VTune Amplifier XE 2011 (インテル(R) VTune(TM) Amplifier XE 2011)] > [General (全般)] ペインを選択して、[Remove raw collector data after result finalization (結果をファイナライズした後にコレクターの未処理データを削除)] チェックボックスをオンにします。スタンドアロン・インターフェイスでは、 [File (ファイル)] > [Options (オプション)] > [General (全般)] を選択します。

関連項目


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