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インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザ 7.2 |
リリースノート |
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重要な注意
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インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザは、IA-32 および Itanium(R) プロセッサ・ファミリ、Intel XScale(R) テクノロジーを搭載したインテル(R) PXA25x/26x/27x プロセッサ、およびインテル(R) エクステンデッド・メモリー 64 テクノロジー (インテル(R) EM64T) 対応のインテル(R) プロセッサ上におけるコードのパフォーマンスを解析できる、統合パフォーマンス解析とチューニング環境を提供します。
テクニカル・サポートを受けたり、製品のアップデート情報を入手するには、製品の登録が必要です。登録方法は、このリリースノートの「テクニカル・サポートとフィードバック」セクションで説明されています。
インテル(R) ソフトウェア開発製品に関する情報は、http://www.intel.co.jp/jp/developer/software/products/ を参照してください。
このバージョンには、次のような新機能と拡張された機能が含まれています:
インテル(R) エクステンデッド・メモリー 64 テクノロジー (インテル(R) EM64T) 対応のインテル(R) プロセッサのサポート。
Itanium(R) ベースの Linux* システムにおけるリモートでの Java* プロファイリングのサポート。
Itanium ベースの Windows* システムにおける Microsoft* .NET プロファイリングのサポート。
インテル(R) Pentium(R) M プロセッサの拡張サポート。
Hugemem カーネルを搭載した Red Hat* Enterprise Linux* 3.0 IA-32 システムにおけるリモートデータ収集のサポート。
Linux 版インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザを使用して Linux システム上の最大 128 のプロセッサから収集されたサンプルの表示と解析のサポート。
インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザ 7.2 は、このセクションで説明される要件を満たすシステム上で実行されることを想定しています。対応している開発環境については、この後のサブセクションでも詳しく説明します。
注: インテル VTune アナライザは、ローカル とリモート の 2 つのモデルをサポートしています。ローカルモデルは、解析が行われるシステムと解析を行うシステムが同じ、単一システム用です。リモートモデルでは、2 つ目のシステム (リモート・エージェント・システム) にデータコレクター がインストールされ、インテル VTune アナライザがインストールされている制御システムにデータ収集結果が送られ、表示されます。
以下の要件は、ローカル モデルの単一システムおよびリモート モデルの制御 システムに適用されます。リモート モデルのリモート・エージェント・システムの要件については、こちらを参照してください。
以下のハードウェア要件は、ローカル 解析の単一システムに適用されます。また、リモート 解析に 2 つ目のシステムを使用している場合、その制御 システムにも適用されます。どちらの場合も、このシステムにインテル VTune アナライザをインストールします。
インテル(R) Pentium(R) III プロセッサ (またはそれ以上)
インテル(R) Itanium(R) プロセッサ (B3 またはそれ以上)
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インテル(R) エクステンデッド・メモリー 64 テクノロジー (インテル(R) EM64T) 対応のインテル(R) プロセッサ。
モバイル インテル Pentium III プロセッサ - M
モバイル インテル Pentium 4 プロセッサ - M
インテル Pentium M プロセッサ
インテル Celeron M プロセッサ
モバイル インテル Celeron プロセッサ
RAM 128MB 以上
ローカルドライブ: 92MB 以上。
システム・ディレクトリを含むドライブ (例えば C:\): 20MB (システムファイル用)。
注: この追加ハードディスク容量は、インテル VTune アナライザが参照するシステム・ディレクトリの DLL と OCX の更新およびインストールに必要です。インテル VTune アナライザをシステム・ディレクトリを含むドライブ以外 のドライブにインストールする場合でも、システム・ディレクトリを含むドライブ に 20MB 以上の空き容量があることを確認してください。
RAM 32MB 以上
ローカルドライブ: 20MB 以上。
以下のソフトウェア要件は、ローカル 解析の単一システムに適用されます。また、リモート 解析に 2 つ目のシステムを使用している場合、その制御 システムにも適用されます。どちらの場合も、このシステムにインテル VTune アナライザをインストールします。
注: 以下のすべてのケースで、仮想メモリーのページング ファイル サイズを Microsoft* Windows* が推奨するサイズ以上に設定してください。推奨するサイズ未満のサイズが設定された場合、インテル VTune アナライザが正常に動作しなくなることがあります。
IA-32 プロセッサをサポートしている 32 ビット Windows オペレーティング・システム:
Microsoft Windows XP Professional Edition
Microsoft* Windows Server* 2003 ファミリ
インテル Itanium アーキテクチャ・プロセッサをサポートしている 64 ビット Windows オペレーティング・システム:
Microsoft Windows XP 64-Bit Edition Version 2003
Microsoft Windows Server 2003 ファミリ
インテル EM64T 対応インテル・プロセッサをサポートしている 64 ビット Windows オペレーティング・システム:
Microsoft Windows XP Professional x64 Edition (ベータ版ビルド 1218 で確認)
Microsoft Windows Server 2003 ファミリ (ベータ版ビルド 1218 で確認)
インテル VTune アナライザの多くの機能をコマンドラインから利用できます。コマンドライン・インターフェイス用の (OS) ソフトウェア要件は、ローカル モデルの要件とほぼ同じです。
このサブセクションでは、リモート・サンプリングおよびリモート・コールグラフ・プロファイリングを行う、オプション の 2 つ目のシステム (リモート・エージェント・システム) の要件について説明します。
制御 システムのハードウェア要件と同じです。詳細は、上記の「最小ハードウェア要件」セクションを参照してください。
インテル(R) DBPXA25x/26x 開発プラットフォーム (Intel XScale(R) テクノロジーを搭載したインテル(R) PXA25x/26x プロセッサに対応)、またはインテル(R) DBPXA27x 開発プラットフォーム (インテル(R) PXA27x プロセッサ B0 以降のシリコンに対応) におけるデータ収集に必要なハードウェア要件は、「VTune(TM) Performance Analyzer Update for Intel XScale(R) Technology Release Notes 」を参照してください。
インテル DBPXA25x/26x 開発プラットフォーム (Intel XScale テクノロジーを搭載したインテル PXA25x/26x プロセッサに対応)、またはインテル DBPXA27x 開発プラットフォーム (インテル PXA27x プロセッサ B0 以降のシリコンに対応) におけるデータ収集に必要なソフトウェア要件は、「VTune(TM) Performance Analyzer Update for Intel XScale(R) Technology Release Notes 」を参照してください。
制御 システムで必要なオペレーティング・システム以外にも、いくつかの Linux オペレーティング・システムでリモート解析がサポートされています。
このバージョンのインテル VTune アナライザは、次の 32 ビット・プロセッサ対応の Linux システム上でリモート・コールグラフ・プロファイリングをサポートしています:
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上記のオペレーティング・システムの他に、GLIBC バージョン 2.2.2、2.2.4、2.2.5 または 2.3.2 のいずれかのバージョンが必要です。
Red Hat 9 上でコールグラフを使用するには、次のパッチをインストールする必要があります (注: 新しいバージョンのパッチも使用できます)。パッチは、https://rhn.redhat.com/ (英語) からダウンロードできます。
次のエラッタカーネルのいずれか:
kernel-2.4.20-20.9.*.rpm
kernel-smp-2.4.20-20.9.*.rpm
サンプリングを使用する場合、カーネル・ソース・パッケージ kernel-source-2.4.20-20.9.*.rpm をダウンロードしてインストールする必要があります。
GLIBC* および関連パッケージ:
glibc-2.3.2-27.9.*.rpm
nptl-devel-2.3.2-27.9.*.rpm
glibc-common-2.3.2-27.9.*.rpm
glibc-debug-2.3.2-27.9.*.rpm
glibc-utils-2.3.2-27.9.*.rpm
プロファイルするアプリケーションは、次のいずれかのコンパイラでビルドされていなければなりません:
このバージョンでは、インテル Itanium アーキテクチャ をサポートする Linux システムとして、Red Hat Advanced Server 2.1、Enterprise Linux 3.0 および SuSE Linux Enterprise Server 8 のみをサポートしています。
IA-32 プロセッサ対応の Linux システムにおけるリモート・サンプリング をサポートするカーネルのバージョンを次にリストします。リストされている Linux カーネルは、特に明記されている場合を除いて、ユニプロセッサ・システム (UP) とマルチプロセッサ・システム (SMP) の両方で利用可能です:
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インテル Itanium 2 プロセッサ対応の Linux システムにおけるリモート・サンプリング をサポートしているカーネルのバージョン:
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インテル EM64T 対応のインテル・プロセッサを使用している Linux システムにおけるリモート・サンプリング をサポートしているカーネルのバージョン:
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上記で明示的にサポートされていない Linux カーネル・バージョン用に、リモート・サンプリング・データ収集で必要なドライバをビルドするには、このリリースに含まれている「VTune(TM) Performance Analyzer Driver Kit 」を使用します。
「VTune(TM) Performance Analyzer Driver Kit 」を使用して特定の Linux カーネル用のドライバをビルドするには、GCC バージョン 2.96 またはそれ以降が必要です。
「VTune(TM) Performance Analyzer Driver Kit 」のアップデートは、http://www.intel.com/software/products/opensource/vdk/ (英語) から入手できます。
Linux リモート・データ・コレクターをインストールするには、RPM バージョン 4.0.2 またはそれ以降が必要です。
Linux リモート・データ・コレクターでサンプリングを行うには、GLIBC バージョン 2.2.2 またはそれ以降が必要です。
インテル VTune アナライザは、正しいデバッグシンボルが利用可能な場合、次のコンパイラと開発環境を使用して生成されたアプリケーションをサポートします (詳細は、インテル VTune アナライザのオンライン・ヘルプを参照):
コンパイラ | ソースビュー | コールグラフ | ソース・レベル・チューニング・アシスタント |
インテル C++ コンパイラ | はい | はい | はい |
Linux 版インテル C++ コンパイラ | はい | はい | いいえ |
インテル Fortran コンパイラ | はい | はい | はい |
Linux 版インテル Fortran コンパイラ | はい | はい | いいえ |
Microsoft* .NET Framework* 1.0 / 1.1/ 2.0 ベータ 1 | はい | はい | いいえ |
Microsoft Platform SDK (2003 年 10 月以降のバージョン) | はい | はい | はい |
BEA* WebLogic JRockit* 8.1 SP1/SP2、1.4.2 (Windows) および JRockit 1.4.2 (Linux) | はい | はい | いいえ |
IBM* JDK* 1.3.1 (Windows および Linux) | はい | はい | いいえ |
Sun* JDK* 1.4.1 / 1.4.2 (Linux のみ) | はい | はい | いいえ |
インテル VTune アナライザは、Microsoft Platform SDK の 2003 年 10 月バージョンで動作を確認しています。
注: ソース・レベル・チューニング・アシスタントは、デフォルトでは無効です。有効にするには、メインメニューから [Configure] > [Options] を選択して、オプション・ツリーから [Intel(R) Tuning Assistant] > [Source Information] を選択し、オプション [Disable source-based tuning advice] のチェックを外します。
コンパイラ | ソースビュー | コールグラフ | ソース・レベル・チューニング・アシスタント |
Microsoft* Visual C++* 5.0 / 6.0 / .NET | はい | はい | はい |
Microsoft* .NET Framework* 1.0 / 1.1/ 2.0 ベータ 1 | はい | はい | いいえ |
Microsoft* Visual C#* | はい | はい | いいえ |
Microsoft* Visual J#* | はい | はい | いいえ |
インテル C++ コンパイラ | はい | はい | いいえ |
Linux 版インテル C++ コンパイラ | はい | はい | いいえ |
GNU* Project C/C++ Compiler for Linux* | はい | はい | いいえ |
Microsoft* Visual Basic* 5.0 / 6.0 / .NET | はい | はい | いいえ |
Borland* C++ Builder* 5.0 | はい | はい | はい |
Borland C++ Builder 6.0 | はい | いいえ | いいえ |
Delphi* 5.0 / 6.0 | はい | はい | いいえ |
IBM JDK 1.3.1 (Windows および Linux)、1.4.0 / 1.4.1 (Linux のみ) | はい | はい | いいえ |
Sun JDK 1.4.1 / 1.4.2 (Windows および Linux) | はい | はい | いいえ |
BEA WebLogic JRockit 8.1 SP1/SP2 および 1.4.2 (Linux および Windows) | はい | はい | いいえ |
Microsoft* Jview* | はい | はい | いいえ |
インテル Fortran コンパイラ | はい | はい | はい |
Linux 版インテル Fortran コンパイラ | はい | はい | いいえ |
注: ソース・レベル・チューニング・アシスタントは、デフォルトでは無効です。有効にするには、メインメニューから [Configure] > [Options] を選択して、オプション・ツリーから [Intel(R) Tuning Assistant] > [Source Information] を選択し、オプション [Disable source-based tuning advice] のチェックを外します。
コンパイラ | ソースビュー | コールグラフ | ソース・レベル・チューニング・アシスタント |
インテル C++ コンパイラ | はい | はい | はい |
Linux 版インテル C++ コンパイラ | はい | いいえ | いいえ |
Microsoft* .NET Framework* 1.0 / 1.1/ 2.0 ベータ 1 | はい | はい | いいえ |
Microsoft Platform SDK (2003 年 10 月以降のバージョン) | はい | はい | はい |
Sun JDK 1.4.2 (Linux のみ)、1.5.0 ベータ 2 (Windows および Linux) | はい | はい (Windows) | いいえ |
インテル VTune アナライザは、Microsoft Platform SDK の 2003 年 10 月バージョンで動作を確認しています。
※インテル EM64T 上で 32 ビット・アプリケーションのコールグラフ解析はサポートされておりません。サンプリングのみの解析になります。
重要な注意このバージョンをインストールする前に、インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザの以前のバージョンを必ずアンインストールしてください。リモートデータ収集用に、インテル VTune パフォーマンス・アナライザの以前のバージョンで、Linux* および Intel XScale(R) テクノロジー・ベースのシステム上にインストールされた、データコレクターも同様です。詳細は、「インテル VTune アナライザのアンインストール」セクションを参照してください。 ファイル VTuneAnalyzer7.2_EULA.rtf には、インテル VTune アナライザのライセンス契約書が含まれています。インテル VTune アナライザをインストールするには、インストール中に、このライセンス契約に同意する必要があります。 |
カウント式ライセンスでインテル VTune アナライザをインストールする場合、カウント式ライセンスで許可された数のインテル VTune アナライザが既に実行されている場合、インストール中にライセンスが無効であることを知らせるメッセージが表示されます。この問題を解決するには、システムで実行されているインテル VTune アナライザの 1 つを終了してから、インストールをやり直してください。[SCR#17508]
マルチユーザー・システムで、 そのマシンの別のユーザーのインテル VTune パフォーマンス・アナライザの評価期限が切れていると、他のユーザーが評価版を実行した場合にも、評価期限が切れたことを知らせるメッセージが表示されます。この問題の解決方法は、インテル(R) プレミア・サポート https://premier.intel.com (英語) までお問い合わせください。
インテル VTune アナライザの以前のバージョンで変更したグローバル設定を使用するには、(インテル VTune アナライザの以前のバージョンの ...shared\bin\<username> ディレクトリにある) ファイル vtenv.stg を %APPDATA%\VTune にコピーします。
インテル VTune アナライザは、ネットワーク・ドライブにはインストールできません。
インテル VTune アナライザは、Itanium(R) プロセッサを使用しているシステムの%WINDIR%\System32 および %WINDIR%\SysWOW64 システムフォルダにはインストールできません。[SCR#11705]
CD-ROM を CD ドライブにセットします。
デフォルト・ブラウザで自動再生ページが表示されたら、左の [Installation] セクションでインテル VTune アナライザを選択します。表示されたページで、[Install Now] ボタンをクリックします。
自動再生ページが表示されない場合は、[マイ コンピュータ] を開いて、CD-ROM ドライブをダブルクリックし、Autorun.exe をダブルクリックします。
Windows システムに適切な自己解凍形式の圧縮ファイルをダウンロードします。
Windows システムにインテル VTune アナライザ 7.2 用の有効なライセンス (*.lic) ファイルがあることを確認します。ない場合は、ライセンス・ファイルを入手します。ライセンス・ファイルの場所は、インストール中に指定します。
注: インテル VTune アナライザ 7.1 用のライセンスが有効であれば、インテル VTune アナライザ 7.2 用に新しくライセンス・ファイルを入手する必要はありません。
ステップ 1 でダウンロードした自己解凍形式の圧縮ファイルを実行して、InstallShield* Wizard の指示に従います。
自動再生ページ (Index.htm) が表示されたら、左の [Installation] セクションでインテル VTune アナライザを選択します。表示されたページで、[Install Now] ボタンをクリックします。
インテル VTune アナライザがシステムプロセスのモジュールを正しく追跡できるようにするには、インテル VTune アナライザを Administrators グループに所属しているアカウントから実行してください。
システムへの接続にターミナル・サーバー・クライアントを使用している Microsoft* Windows Server* 2003 システムにインテル VTune アナライザをインストールして、インストール・プログラムの指示に従ってシステムを再起動しなかった場合、ログオフしてから、システムに再ログインしてください。この操作を行わなかった場合、インテル VTune アナライザのライセンス・ファイルが正しく認識されません。
コールグラフ・データを収集するには、インテル VTune アナライザのインストール・ディレクトリに対して、[フル コントロール] のアクセスが許可されていなければなりません。
サンプリング・データを収集するには、ユーザー・アカウントに [システム パフォーマンスのプロファイル] および [単一プロセスのプロファイル] 権利が割り当てられていなければなりません。割り当てられていない場合、インテル VTune アナライザはサンプルを収集しません。ドメイン設定はローカルシステム設定よりも優先される点に注意してください。
Microsoft Windows Server 2003 でサンプリング・データを収集するには、ユーザー・アカウントに [グローバル オブジェクトの作成] 権利が割り当てられていなければなりません。
ユーザー・アカウントに権利を割り当てるには:
Administrators グループに所属しているアカウントで [スタート] ボタンをクリックします。
[コントロール パネル] (Windows 2000 の場合は [設定] > [コントロール パネル]) を選択します。
[管理ツール] を選択します。
[ローカル セキュリティ ポリシー] ユーティリティを選択します。
[ローカル ポリシー] で、[ユーザー権利の割り当て] を選択します。
画面の右側で、必要な権利をダブルクリックします。
インテル VTune アナライザを使用する、権利が必要なユーザーを追加します。
他の必要な権利について、ステップ e-f を繰り返します。
[コントロール パネル] を開きます。
[プログラムの追加と削除] (Windows 2000 の場合は [アプリケーションの追加と削除]) を選択します。
[VTune(TM) Performance Analyzer] を選択してから、[削除] ボタンを選択します。
削除の確認で、[はい] をクリックします。インテル VTune アナライザがインストールしたファイルが削除されます。データベース・ファイル (*.ldb および *.mdb)、サンプリング出力ファイル、およびコールグラフ・インストルメンテーション・ファイルなどのインストール後に作成されたファイルは削除されません。
インストール中に、特定のインテル VTune アナライザ・ファイル (DLL、EXE、および OCX) が登録されます。登録により、様々なエントリが Windows レジストリに追加されます。アンインストール中に、使用されていないファイルの情報はレジストリから削除されますが、いくつかの不必要なレジストリ・エントリが残ってしまうことがあります。これらのレジストリ・エントリは残ったままでも特に問題はありません。どうしても削除したい場合は、手動で削除してください。しかし、レジストリ・エディタの使用を誤ると、重大な問題が発生する可能性があるため、Microsoft は、レジストリ・エディタは自らの責任で使用するように警告しています。詳細は、Microsoft Knowledge Base Article 256986 を参照してください。
インテル(R) VTune(TM) アナライザを起動するには、少なくとも Power Users グループに所属している必要があります。
サンプリングを実行するには、特定のユーザーグループに所属する必要はありませんが、ユーザー・アカウントに [システム パフォーマンスのプロファイル] および [単一プロセスのプロファイル] 権利が割り当てられている必要があります。
ローカルまたはリモートでサンプリングを実行する場合、プロジェクト ・ディレクトリはローカルドライブになければなりません。インテル VTune アナライザは、ネットワーク上またはマップされたドライブ上のサンプルは記録できません。[SCR#17179]
DBG ファイルの代用シンボルパスを使用するには、環境変数 _NT_SYMBOL_PATH を定義します。例えば、ファイルが D:\support\debug\i386\symbols\dll\*.dbg の場合、_NT_SYMBOL_PATH を D:\support\debug\i386 に設定します。[Configure] > [Options] > [Directories] プロパティ・ページを使用して、追加のシンボル・ディレクトリを指定することもできます。
プロセッサ・イベントと命令の説明は、インテル VTune アナライザのオンライン・ヘルプに含まれています。イベントの説明を表示するには、次の操作を行います:
[スタート] ボタンをクリックして、[すべてのプログラム] (Windows* 2000 の場合は [プログラム]) を選択します。
[Intel(R) VTune(TM) Performance Analyzer] > [Instruction Reference] を選択します。
Excel へのエクスポート機能を使用するには、Microsoft* Excel がインストールされていなければなりません。
サンプリング・オーバー・タイム・ビューを使用するには、[Sampling Configuration] ダイアログ・ボックスで [Display sampling results over time] オプションをチェックしてください。このオプションはデフォルトでチェックされています。
Windows Server* 2003 で、Power Users グループに所属しているアカウントでカウンターモニタを実行しようとすると、"The performance system on this computer does not work properly; some performance objects can’t be initialized. Registry corruption could be a possible reason." というエラーが表示され、カウンターモニタを実行できません。このエラーが表示された場合、Administrators グループに所属しているアカウントでカウンターモニタを実行してください。
Windows XP SP2 で、Power Users グループに所属しているアカウントでデータをリモートに収集するには、次の操作を行います:
[スタート] ボタンをクリックして、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
[名前] フィールドに、dcomcnfg と入力します。
[コンポーネント サービス] ダイアログ・ボックスが表示されます。
[コンポーネント サービス] ダイアログ・ボックスで、[コンポーネント サービス] > [コンピュータ] > [マイ コンピュータ] を選択します。
右クリックして、[プロパティ] を選択します。
[マイ コンピュータのプロパティ] ダイアログ・ボックスで、[COM セキュリティ] タブをクリックします。
[起動とアクティブ化のアクセス許可] で、[制限の編集...] をクリックします。
[起動許可] ダイアログ・ボックスが表示されます。
[グループ名またはユーザー名] リストでユーザーをクリックして選択し、そのユーザーに対して [リモートからの起動] および [リモートからのアクティブ化] を許可します。
[OK] をクリックします。
Pause/Resume API は、マルチスレッド・アプリケーションはサポートしていません。
Windows ファイアウォール (Windows XP SP2 で追加) を有効にすると、インテル VTune アナライザのネットワーク・アクセスに関して次の問題が発生します:
インテル VTune アナライザを Windows ファイアウォールが有効な Windows システムにインストールした場合、インテル VTune アナライザのリモートデータ収集がブロックされます。
インテル VTune アナライザのリモート・エージェントを Windows ファイアウォールが有効な Windows システムにインストールした場合、インテル VTune アナライザのリモートデータ収集がブロックされます。
ライセンス・サーバーが Windows ファイアウォールの有効な Windows システム上にあると、インテル VTune アナライザの (フローティング・ライセンス用の) ライセンス・サーバー検索がブロックされます。
インテル VTune アナライザがネットワークに正常にアクセスできるようにするには、次の操作を行います:
インストール時に、インテル VTune アナライザはファイアウォールの存在を検出して、ファイアウォール設定の例外として実行ファイルのリストに追加する許可を要求します。例外リストに含まれる実行ファイルは、ファイアウォールにブロックされません。例外を、ローカル・サブネットのみに制限するか、任意のコンピュータに対して制限するかは、[スコープの変更] オプションで設定できます。例外に追加しない場合、インテル VTune アナライザのリモート機能は正しく動作しません。制限するアドレスは、リモートシステムがネットワーク上でどこに配置されているかによって異なります。
インテル VTune アナライザの Windows リモート・エージェントをインストールする場合にも、同様に、例外をファイアウォールに追加するようにメッセージが表示されます。このシステムでリモートデータ収集を行う場合は、これらの例外を必ず有効にしてください。
「VTune(TM) Performance Analyzer Update for Intel XScale(R) Technology」をインストールする場合にも、同様に、Microsoft Platform Manager* のファイアウォール設定に例外を追加するようにメッセージが表示されます。例外を追加しなかった場合でもリモートデータ収集は可能ですが、リモート・エージェントに接続するたびに、Microsoft Platform Manager からネットワーク・アクセスをブロックするかどうかを確認するセキュリティ・ダイアログが表示されます。
次の場合、例外はインストール段階でファイアウォール設定に追加されません:
インストール中に例外の追加を許可しなかった場合。
インテル VTune アナライザをインストールするときに Windows ファイアウォールがインストールされていない場合。
インテル VTune アナライザのリモート・エージェントを、Windows Server 2003 SP1、Itanium(R) アーキテクチャ・ベース・システム上の Windows XP 64-Bit Edition Version 2003 SP1、Windows Server 2003 x64、Windows XP Professional x64 Edition (ベータ版ビルド 1218 で確認) にインストールした場合。
リモート収集を Visual Studio* .NET 環境に統合されたインテル VTune アナライザ内から実行した場合。
インテル VTune アナライザ実行ファイルがファイアウォール例外リストに追加されていない場合、特定のプログラムをブロックするかどうかを確認するセキュリティ・ダイアログが表示されます。このダイアログが表示された場合は、[ブロックを解除する] を選択して、リモートデータ収集を許可してください。プロックされるプログラムを次にリストします:
Linux 上にインストールされているインテル VTune アナライザのリモート・エージェントに接続する場合: VTune パフォーマンス環境、ATLBistroController モジュール、および CGExeCtrl モジュール。
Windows 上にインストールされているインテル VTune アナライザのリモート・エージェントに接続する場合: VTune パフォーマンス環境および FileCopier モジュール。
Intel XScale テクノロジー・ベース・システム上にインストールされているインテル VTune アナライザのリモート・エージェントに接続する場合: VTune パフォーマンス環境および Microsoft Platform Manager。
Visual Studio .NET 環境内からデータをリモートに収集する場合: Visual Studio .NET。
次に、例外がファイアウォールに追加されていないのに、セキュリティ・ダイアログが表示されないケースについて説明します:
例外がリモート・エージェントを実行するシステムのファイアウォールに追加されていない場合、セキュリティ・ダイアログによる確認がないと、リモート収集は実行できません。
ライセンス・サーバーが使用中の場合、インテル VTune アナライザは、起動時に、ファイアウォールが有効な Windows システムにライセンス・サーバーがインストールされていると、接続できないことを知らせるエラー・メッセージを表示して終了します。
ファイアウォールの例外リストにプログラムが追加されていないために、操作がセキュリティ・ダイアログで終了または停止しないようにするには、次のように手動で例外を追加します:
[コントロール パネル] で、[Windows ファイアウォール] をダブルクリックして、[例外] タブを選択し、下記にリストされているプログラムを例外として追加します:
<VTuneDir> は、インテル VTune アナライザをインストールしたディレクトリです。
<RemoteAgentDir> は、リモート・エージェントをインストールしたディレクトリです。
<VSDotNetDir> は、VS .NET をインストールしたディレクトリです。
%CommonProgramFiles% は、標準の Windows 環境変数で、通常は "C:\Program Files\Common Files" に設定されます。
インテル VTune アナライザのライセンスがライセンス・サーバーにある場合、ライセンス・サーバーを実行しているシステムで、次のプログラムを例外として追加します:
%CommonProgramFiles%\Intel\FLEXlm\INTEL.exe
%CommonProgramFiles%\Intel\FLEXlm\lmgrd.intel.exe
リモートデータを収集する場合、インテル VTune アナライザのリモート・エージェントを実行している Windows システムで、次のプログラムを例外として追加します:
<RemoteAgentDir>\Shared\Bin\FileCopier.exe
<RemoteAgentDir>\Shared\Bin\ComInfo.exe
<RemoteAgentDir>\Shared\Bin\EnvInfo.exe
<RemoteAgentDir>\Shared\Bin\StandardExeCtrl.exe
<RemoteAgentDir>\Analyzer\Bin\tebscollector.exe
リモートデータを収集する場合、インテル VTune アナライザを実行している Windows システムで、次のプログラムを例外として追加します:
<VTuneDir>\Shared\Bin\VTuneEnv.exe
<VTuneDir>\Shared\Bin\FileCopier.exe
Linux* システムからリモートデータを収集する場合、インテル VTune アナライザを実行している Windows システムで、次のプログラムを例外として追加します:
<VTuneDir>\Shared\Bin\VTuneEnv.exe
<VTuneDir>\Analyzer\Bin\ATLBistroController_LINUX.exe
<VTuneDir>\Analyzer\Bin\CGExeCtrl_LINUX.exe
Intel XScale テクノロジー・ベース・システムからリモートデータを収集する場合、インテル VTune アナライザを実行している Windows システムで、次のプログラムを例外として追加します:
<VTuneDir>\Shared\Bin\VTuneEnv.exe
%CommonProgramFiles%\Microsoft Shared\Windows CE Tools\Platman\bin\cemgr.exe
Visual Studio .NET 内に統合されたインテル VTune アナライザを使用してリモートデータを収集する場合、上記の例外に加えて、VS .NET を実行している Windows システムに、次のプログラムを例外として追加します:
<VSDotNetDir>\Common7\IDE\devenv.exe
例外リストに追加された後、これらのプログラムにチェックマークが付けられていることを確認してください。
インテル VTune アナライザ 7.2 は、同じコールグラフで Win32* 関数と Java 関数を同時に表示できます。サポートされている Java 環境のバージョンは、上記の表の、「対応コンパイラと開発環境」を参照してください。
Itanium ベースの Linux システムにおけるリモートでの Java プロファイリングがサポートされました。プロファイリングは、ウィザードの [Remote] ダイアログ・ボックスから行います。
128 CPU のデータ収集は、Windows 上ではサポートされていません。しかし、Linux 版インテル VTune パフォーマンス・アナライザ 3.0 を使用して収集されたサンプルを、インテル VTune アナライザ 7.2 で表示、解析することはできます。プロセス、モジュール、Hotspot、およびサンプリング・オーバー・タイム (SOT) ビューを使用して、データ収集の結果をビジュアルに表示できます。次の操作を行ってください:
Linux 版インテル VTune アナライザ 3.0 ベータ版ビルド 620 またはそれ以降をインストールして、Linux マシンで最大 128 プロセッサのローカル・サンプリングをセットアップします。
ローカル・サンプリング・セッションを実行します。システムでサンプリングを行う CPU を制限するには、オプションの CPU マスキング機能を使用します。例えば、次の vtl コマンドは、CPU 1、4 および 20-25 に対してサンプリングを実行します:
vtl activity –c sampling –o “-cpu-mask 1,4,20-25”
コマンドライン・ビューア (vtl) を使用して、サンプリング収集結果を開きます。例:
vtl view –modules –cpu 1,4
Windows 上でインテル VTune アナライザの GUI ビューアを使用してサンプリング・データをビジュアルに表示するには、次の操作を行います:
インテル VTune アナライザ 7.2 を Windows マシンにインストールします。
ステップ 2 で収集した .tb5 ファイルを Windows マシンにコピーします。
インテル VTune アナライザ GUI を開始して、[File] > [Open File] メニューを選択し、コピーした .tb5 ファイルを開きます。
プロセス/モジュール/Hotspot ビューにサンプリング・データを表示します。
砂時計アイコンをクリックして、プロセス/モジュールのサンプリング・オーバー・タイム (SOT) ビューを表示します。
注: プロセッサ数が非常に多いシステムでサンプリング・データを収集すると、大量のデータが生成されます。キャプチャされるデータの量を減らすには、CPU マスキングを使用します。この機能を使用すると、データを収集するプロセッサを制限することができます。
このセクションでは、次のカテゴリ別に、既知の制限事項について説明します: 全般、バッチモードでのパフォーマンス・データの収集、サンプリング、Windows* リモート・サンプリング、Linux* リモート・サンプリング、Intel XScale(R) テクノロジー・ベース・システム上の Windows CE リモート・サンプリング、Windows 上のコールグラフ、Linux リモート・コールグラフ、コマンドライン・インターフェイス、カウンターモニタ、スタティック解析、Microsoft* .NET テクノロジー、Java*、および チューニング・アシスタント。
プロジェクトを手動で移動した場合、アクティビティの結果は表示できません。ファイルを正しくパックし移動するには、[File] > [Pack and Go] を使用してください。
バージョン 6.1 以前のインテル(R) VTune(TM) アナライザでパックされたプロジェクトは、バージョン 7.2 ではアンパックできません。[SCR#7736]
Itanium(R) プロセッサ・システムの%WINDIR%\System32 ディレクトリにプロジェクトを作成することはできません。[SCR#11705]
関数が分割されると、サンプリング・ビュー、コールグラフ、またはチューニング・アシスタントで結果が正しく表示されないことがあります。この問題についての詳細は、次を参照してください: [SCR#12424] [SCR#12427]
関数は、複数の非連続相対仮想アドレス (RVA) が存在する場合に分割されます。コンパイラは、様々な理由 (最適化や C++ の例外処理など) によって分割関数を作成します。例えば、インテル(R) C/C++ コンパイラ 5.0 および 6.0 を使用している場合、(プロファイルに基づく最適化に関係する) Qprof_use または Qprof_gen オプションを使用すると、分割関数が作成されることがあります。また、コンパイラがプロファイルに基づく最適化オプションを使用していない場合でも、C++ の例外処理ルーチンによって分割関数が作成されることもあります。しかし、Qfnsplit- オプションを使用して、インテル C/C++ コンパイラが分割関数を作成しないように指定することができます。
分割関数は、インテル VTune アナライザ 7.2 の 3 つの機能 (インテル(R) チューニング・アシスタント、サンプリング・ビュー、およびコールグラフ) に影響を与えます。チューニング・アシスタントは、ユーザーが Hotspot またはソースレベルでアドバイスを質問した場合にのみ影響を受けます。この場合、分割関数についてチューニング・アシスタントが生成するアドバイスは、存在しないか、部分的なものになります。この問題は、分割関数がインテル C/C++ コンパイラまたは Microsoft* Visual C/C++* コンパイラのいずれかで作成された場合に発生します。
分割関数がインテル C/C++ コンパイラを使用して作成された場合、サンプリング・ビュー機能が影響を受けます。シンボルの一部が別々のシンボルとしてみなされます。このため、サンプリング・ビューで、1 つのシンボルが複数回記録されることがあります。データそのものは、すべての部分の合計として有効です。
分割関数がインテル C/C++ コンパイラを使用して作成された場合、コールグラフ機能が大きな影響を受けます。この場合、コールグラフ・データが正確であることは保証されません。
注: インテル C/C++ コンパイラの Qipo オプションを使用すると、シンボル情報は失われます。シンボル情報が必要なインテル VTune アナライザの機能は動作しません。
大量のエントリを含むビューを表示すると、大幅に表示が遅れることがあります。ビューに数千のエントリが含まれる場合、応答が非常に遅くなることが報告されています。例えば、87,000 のエントリを含むドリルダウン・ビュー の表示に 30 分以上かかったという報告があります。これは、RVA または関数別に (サンプリング) Hotspot を表示する場合、特にユニークなアドレスで多くのサンプルが収集された場合や、非常に大きな (例えば、250MB のモジュール・サイズとシンボル) モジュールのコールグラフ結果を表示する場合に発生します。[SCR#12377] [SCR#13943] [SCR#13987]
アプリケーションを起動して [Terminate application when Activity ends] 設定 (データコレクターの設定ページからアクセスできます) がチェックされていない、サンプリングやカウンターモニタ・データ・コレクターを含むアクティビティを実行している場合、アクティビティの実行が終了する前に手動でアプリケーションを停止しないと、インテル VTune アナライザに関係するいくつかのプロセスはインテル VTune アナライザを終了した後も終了しません。これらのプロセスは、Windows タスク マネージャを使用して安全に終了することができます。タスク マネージャで、次の名前のプロセスを終了してください: FILE~1.exe、FILESV~1.exe、STANDA~1.exe、vtunecca.exe、および VTuneEnv.exe。
Windows Server* 2003 の特定のビルド (例えば、サービス パック 1 v. 1184) では、インテル VTune アナライザをアンインストールした後に再インストールすると、システムが不安定になります。この問題を解決するには、最新の Windows バージョン (例えば、サービス パック 1 v. 1218) をインストールしてください。[SCR#21782]
インテル VTune アナライザの以前のバージョン (6.1、7.0、7.1) では、Itanium ベース・システムで 32 ビット Java 仮想マシンや 32 ビット .NET の実行をサンプリング可能でした。このリリースでは、Itanium ベース・システムで 32 ビット Java や .NET のプロファイルを行うことはできません。
インテル VTune アナライザを使用して、リモートの Linux マシン上で実行しているアプリケーションのパフォーマンスをモニタする場合、/bin/ls のような、アプリケーションの 2 つ目のインスタンスが起動されると、インテル VTune アナライザはハングアップします。これは既知の問題で、現在修正中です。[SCR#15439]
イベント "Streaming SIMD Extensions Input Assists (TI)" をモニタする場合、アシストに対するすべての要求が実際に処理されるとは限らない点に注意してください。このイベントは、オーバーカウント として知られ、パフォーマンスのペナルティが発生しない、リタイアされていないパスの命令から、アシストに対する要求をカウントします。
Windows Server 2003 または Windows XP x64 Edition Version 2003 の特定のビルド (例えば、サービス パック 1 v. 1184) では、インテル VTune アナライザをアンインストールした後に再インストールすると、システムが不安定になります。この問題を解決するには、最新の Windows バージョン (例えば、サービス パック 1 v. 1218) をインストールしてください。[SCR#20463]
OLE オートメーション・スクリプト (Visual Basic* または Perl) を使用して、サンプリングとカウンター・モニタ・コレクターを含むアクティビティを実行すると、インテル VTune アナライザに関連するいくつかのプロセスは、スクリプトが終了した後も終了しません。これらのプロセスは、スクリプトが終了した後に、Windows タスク マネージャを使用して安全に終了することができます。タスク マネージャで、次の名前のプロセスを終了してください: VTuneEnv.exe、vtunecca.exe。[SCR#13990]
インテル VTune アナライザは、一度に 1 つのサンプリング・セッションのみを実行できます。インテル VTune アナライザの複数のインスタンスで複数のサンプリング・セッションを実行しようとすると、警告が表示されます。代わりに、[Advanced Activity Configuration] オプションを使用して、複数のサンプリング・カウンターを選択してください。
サンプリングが 65 回以上行われるアクティビティ結果のサンプリング・データを表示することはできません。サンプリングが 65 回以上行われる一連のイベントのデータを表示するには、各アクティビティでサンプリングの実行回数が 64 回以下になるように、サンプリングの実行を複数のアクティビティに分割してください。選択したイベントで実行されるサンプリングの回数は、[Configure Sampling] ダイアログ・ボックス (Configure > Modify <Activity> Collector...) の [Events] タブに表示されます。[SCR#17086]
サンプリング・オーバー・タイム・ビューは、サンプリング・セッション開始時の総時間に相対する総時間を、時間軸に表示します。総時間は、サンプルの収集が行われたプロセッサのタイムスタンプ・カウンターから計算されます。Intel SpeedStep(R) テクノロジー対応のプロセッサでは、サンプリング・セッション中にプロセッサの周波数が変更された場合、タイムスタンプから総時間への変換が正しく行われません。このため、時間軸が不正確になります。しかし、ビューに表示されるサンプルの分布は適切であるため、時間に対するパフォーマンスの変化の解析には役立ちます。プロセッサの周波数が変更されないようにするには、Microsoft Windows で電源設定を [常にオン] に設定してください。
サンプリング・オーバー・タイム・ビューは、1 回の実行のサンプリング・データのみを表示します。複数の実行を含むサンプリング結果をサンプリング・オーバー・タイム・ビューで表示すると、ビューは最初の実行で収集されたイベントのデータのみを表示します。
サンプリング・オーバー・タイム・ビューに、Hotspot データは表示できません。
Pentium III および Pentium M プロセッサ・ベースのシステムで、サンプリング・ウィザードからデフォルトのアクティビティを作成しアクティビティを実行した後、デフォルトのイベントを削除してアクティビティを変更し、校正が必要なイベントを追加すると、次回の実行で校正は行われません。しかし、それ以降の実行では校正が行われます。[SCR#20892]
リモート・サンプリングは、Linux 2.4 カーネルでのみサポートされています。IA-32 Red Hat* Linux カーネル用にあらかじめ用意されているサンプリング・ドライバは、ハードウェア・タイプ "i686" のカーネル用にコンパイルされています (例えば、kernel-*-2.4.xyz.i686.rpm)。カーネルがどのハードウェア用にビルドされているかを確認するには、コマンド "uname –m" を使用してください。使用しているカーネルが "i686" 以外のハードウェア・タイプ用にビルドされている場合、あらかじめ用意されているサンプリング・ドライバは正常に動作しません。この問題を解決するには、/opt/intel/vtune/vdk/src/README (英語) の説明に従って、使用しているカーネル用にサンプリング・ドライバを手動でビルドしてください。
サンプリング・データのスレッド・ビューは Linux では利用できません。
インテル VTune アナライザは、Itanium プロセッサ・ベースの Linux システムで実行している 32 ビット・アプリケーションをプロファイルできません。[SCR#10040]
Linux のリモート・サンプリング収集で、関数レベルのコード範囲のチューニング・アドバイスを得るには、ユーザーは、リモートマシンに接続中、モジュール・ビューから Hotspot ビューにドリルダウンしなければなりません。インテル VTune アナライザは、必要なバイナリファイルをコピーします。これらのファイルが必要なシンボル情報を含んでいる場合、次に対応するモジュールでチューニング・アシスタントが起動されると、関数レベルのコード範囲に対する見識またはアドバイスがアドバイス・レポートに含まれます。
Red Hat Fedora Core 1 で実行されている p スレッド・アプリケーションの RDC サンプリングには既知の問題があります。vtserver から起動したときに p スレッド・アプリケーションが正しく動作しない場合は、アプリケーションを手動で起動してみてください。Red Hat Fedora Core 1 における p スレッド・アプリケーションの実行に関する問題については、http://fedora.redhat.com/docs/release-notes/ の NPTL リリースノート (英語) を参照してください。 [SCR#17723]
特定のケースでは、校正中よりもサンプリング中にイベントがより頻繁に発生します。この結果、データファイルが非常に大きくなります。[SCR#20782]
RedHat 9 または SuSE 9.0 は、いくつかのモバイル・プロセッサ・システムで特定のアプリケーションを起動して、'Mispredicted Return Branch Instructions Executed (Mispredicted at execution)' イベントのサンプリングを行うと、リモート Linux サンプリングに失敗します。この問題が発生した場合、異なるイベントを使用してサンプリングを行ってみてください。[SCR#21586]
起動する Linux アプリケーションが、標準入力 (stdlin) からユーザーの入力が必要なコマンドライン・プログラムの場合、このアプリケーションは vtserver から直接起動できません。推奨する別の方法を次に示します:
コマンドライン・プログラムを Linux システムで (vtserver から起動しないで) 手動で実行する。
Linux システムが X Windows* を実行しており、vtserver が $DISPLAY にアクセスしている場合、コマンドライン・プログラムは xterm から間接的に起動できます。[Application/Module Profile Configuration] ダイアログ・ボックスで、起動するリモート・アプリケーションを次のように指定します:
ファイル名: /usr/bin/X11/xterm
コマンドライン引数: –e /path/to/command-line/program arg1 arg2...
詳細は、xterm の man ページを参照してください。
Java プロファイリングおよび .NET プロファイリングはサポートされていません。
リモート・エージェント・システムでの 2 つ以上のアプリケーションの起動はサポートされていません。
イベントを調整するオプションは選択できません。
スレッド作成の追跡はサポートされていません。
イベント比率はサポートされていません。
インテル・チューニング・アシスタントのアドバイスは利用できません。サンプリング・ウィザードで [Automatically generate tuning advice] オプションを無効にすることを推奨します。
統合リモートデータ収集ではモジュール・バッファ・サイズを調整できません。
WaitForImageLoad および StartDelay で使用される時間は、統合リモートデータ収集のサンプリング継続期間の一部として計算されます。スタンドアローン・リモート・データ収集およびターゲット・ローカル・データ収集のサンプリング継続期間からは除外されます。
MontaVista* Linux* CEE 3.0 では、統合リモートデータ収集 (IRDC) はサポートされていません。
サンプリング・オーバー・タイム・ビューは、ポスト・プロセッシング・ツール (ConverSOT.exe) によってサポートされます。このツールは、TBS 情報を含む Intel XScale テクノロジー TB5 ファイル (xxx.tb5) を、インテル VTune アナライザのサンプリング・オーバー・タイム・ビューに表示可能な、サンプリング・オーバー・タイムのタイムスタンプ情報を含む .tb5 ファイル (xxx_SOT.tb5) に変換します。
詳細は、「VTune(TM) Performance Analyzer Update for Intel XScale(R) Technology Release Notes 」を参照してください。
コールグラフのサポートは、バイナリ・インストルメントに基づきます。関数がインストルメントされない理由はいくつかあります:
バイナリ中の関数へのシンボルがない。
最適化コンパイラが (関数呼び出しの代わりに) 別の関数への呼び出しにジャンプを使用している、または同じ関数に複数のエントリポイントがある。この場合、2 つの関数は 1 つの関数としてみなされ、1 つのエントリポイントのみインストルメントされます。
インテル VTune アナライザ 6.1 で作成されたコールグラフ・アクティビティは、インテル VTune アナライザ 7.2 で再実行できません。アクティビティを開いて解析することはできますが、実行するためには、新しいアクティビティを作成する必要があります。
2 つのソースファイルでメソッド名、リターンタイプ、引数リストが同じ場合、それらのスタティック・メソッドの関数選択動作は予測できません。メソッドは、GUI 中で選択されると、インストルメントから選択されません。逆に、インストルメントから選択されると、GUI 中で選択されません。GUI で選択されていない場合、メソッドは結局インストルメントされます。[SCR#7792]
コールグラフで Microsoft Windows のスクリーン・セーバー (*.scr) をプロファイルすることはできません。[SCR#13858]
coff 形式のデバッグ情報を含むバイナリのプロファイリングは推奨しません。この種のバイナリは、/debugtype:coff リンカー・オプションを使用して生成されます。このデバッグ情報が正確でないために、インストルメントされたアプリケーションが実行中にクラッシュする可能性があります。[SCR#14226] [SCR#14238] [SCR#14242]
Windows のサービスをプロファイリングする場合、インテル VTune アナライザ・モード (no-application-to-launch または external launcher) の外でアプリケーションを起動してください。サービスのログオン情報が正しく設定され、プロファイリングを行うユーザーのアカウントが使用されていることを確認してください。
Visual Test などのテスト環境から起動されたプロセス外の COM サーバーや実行ファイルをコールグラフでプロファイルするには、no-application-to-launch またはいくつかの他のランチ・アプリケーションを選択 (対象となるモジュールからランチャを削除) して、([Call graph Activity Configuration] ダイアログ・ボックスで) プロファイルする実行ファイルの [Force Instrumentation] カラムで [Yes] を選択します。
no-application-to-launch モードまたは external launcher モードを使用すると、オペレーティング・システムとバージョンによっては、システムの実行ファイルをインストルメントできません。これは、オペレーティング・システムが、システムの実行ファイルの変更を検出して、それらのファイルをオリジナルの状態に復元するためです。
コールグラフ・プロファイリングは、64 ビット・オペレーティング・システムがインストールされた、Itanium プロセッサまたはインテル EM64T 対応のインテル・プロセッサを搭載するシステムでは、COM メソッドのプロファイリングをサポートしていません。
ネイティブ関数がマネージド・コードから呼び出されると、すべてのネイティブ関数の呼び出し先が、オリジナルのマネージド関数の呼び出し先として表示されます。[SCR#14743]
ファイバと COM アクティビティは、stand-alone-dll モード (対象となるモジュール中の dll モジュールのみ) で DLL をプロファイリングする場合はサポートされません。
コールグラフを実行するとき、実行ディレクトリと %WINDIR%\System32 ディレクトリの両方に同じ Microsoft DLL のコピーがあると、エラーが発生します。このエラーが発生しないようにするには、%WINDIR%\System32 にある DLL が使用されるように、実行ディレクトリにある Microsoft DLL のすべてのコピーを削除してください。この問題は、Itanium プロセッサ・システム 32 ビット・アプリケーションをプロファイリングする場合にのみ発生します。[SCR#11173]
ISAPI 拡張プログラムをプロファイルするには、オリジナルのインストルメントされていない拡張プログラムが開始前にアンロードされ、インテル VTune アナライザが生成したインストルメントされた拡張プログラムが終了後にアンロードされるようにする必要があります。推奨する手順を次に示します: 1. コマンドライン・ウィンドウを開いて、iisreset コマンドを実行し、IIS サーバーを再起動してすべてのロードされている拡張プログラムをアンロードします。 2. インテル VTune アナライザを実行して、[No application to launch (アプリケーションを起動しない)] で、対象となるモジュールとしてすべての拡張プログラム DLL を選択し、コールグラフ・プロジェクトを作成します。プロジェクトを実行します。 3. ベンチマークを実行します。 4. ベンチマークが終了した後に、コマンドライン・ウィンドウを開いて、iisreset コマンドを実行し、IIS サーバーを再起動してすべてのロードされている拡張プログラムをアンロードします。 5. インテル VTune アナライザで [Stop] ボタンを押して、プロファイリングを停止し、収集されたプロファイル・データを表示します。
インテル VTune アナライザの Windows コマンドライン・インターフェイスを使用したコールグラフ・データの収集は、現在サポートされていません。コールグラフ・データを収集するには、インテル VTune アナライザの GUI を使用してください。
インテル EM64T 対応のインテル・プロセッサ上で実行されている 64 ビット・オペレーティング・システムでは、IA-32 アプリケーションのプロファイリングはサポートされていません。
インテル EM64T 対応のインテル・プロセッサ上で実行されている 64 ビット・オペレーティング・システムでは、dll-level モードのプロファイリングはサポートされていません。
Windows 互換モードでのアプリケーションのプロファイリングはサポートされていません。[SCR#20704]
次の種類の Linux バイナリはサポートされていません:
シンボルが含まれていないスタティック Linux アプリケーション
Linux カーネルおよびその他のカーネル・モジュール
Linux ローダー (/lib/ld-Linux*.so*)
アプリケーションの起動方法として、ダイレクト・エグゼキューションとランチャ・スクリプトを使用する 2 つのオプションがあります。スクリプトから起動されたアプリケーションのアクティビティを作成する場合は、対象となるモジュールとして実際のアプリケーションを指定します。また、次の点に注意してください:
インテル VTune アナライザのリモート・エージェントを実行する前に、LD_LIBRARY_PATH 環境変数の値が、アプリケーションがスクリプトから起動された場合の値と一致していなければなりません。値が一致していない場合、リモート・エージェントはアプリケーションの依存ライブラリを見つけられません。ライブラリがパスにリストされていない場合、すべてのライブラリをパスに追加する必要があります。
vtserver が、アプリケーションの実行を検出して、インストルメントされたアプリケーションを使用できるようにするため、アプリケーションの実行ファイルの名前は一時的に変更されます。このため、インテル VTune アナライザのリモート・エージェントを実行する場合は、次の点を確認する必要があります:
対象となるアプリケーションがスクリプトの起動によって呼び出される前に、アプリケーションの名前は元の名前に戻されます。アプリケーションが呼び出される前に vtserver が異常終了またはハングアップした場合、環境変数を手動で復元する必要があります。(元のアプリケーションは、サフィックス __bistro_orig が付けられ、同じディレクトリに保存されます。)
Red Hat 9.0 でブート・パラメータとして (NPTL スレッド化メカニズムを無効にする) nosysinfo パラメータを使用した場合、コールグラフ・プロファイリングで正しい結果が生成されません。この問題を解決するには、インテル VTune アナライザのリモート・エージェントを実行する前に、次の環境変数を設定してください: LD_ASSUME_KERNEL=2.4.1
(Windows から Linux への) リモート・コールグラフは、ポート 50000 および 50001 を使用して TCP/IP 通信を行います。2 つのマシン間にファイアウォールが設置されていて、これらのポートでの通信が許可されていない場合、通信はブロックされます。この問題を解決するには 2 つの方法があります:
ファイアウォール (ネットワーク) 管理者に、ポート 50000 および 50001 での通信を許可するように依頼します。
2 つのマシン間にファイアウォールを設置しないようにします。必ずファイアウォール (ネットワーク) 管理者の許可を得てから設定を変更してください。[SCR#16914]
インストルメントされたアプリケーションで exec システムコールを呼び出すと、イメージ・コンテキスト全体が新しいイメージと置換されます。アプリケーションがインストルメントされたイメージの元の名前で exec を呼び出すと、インストルメントされたイメージが使用されます。他のケースでは、元の (インストルメントされていない) イメージが呼び出され、実行のこのポイントでは結果は生成されません。
Linux コールグラフは、setuid イメージをサポートしていません。setuid メカニズムは、ユーザープロセスに別のユーザーの有効なユーザー ID (通常は root) を与えるために使用されます。setuid 実行ファイルのオーナーと同じユーザーでログインした場合のみ、コールグラフを使用してsetuid 実行ファイルを実行できます。
コールグラフの結果は、プロセスの通常の終了処理中に書き込まれます。つまり、プロセスが正しく終了しなかった場合、コールグラフ結果は生成されません。アプリケーションが正しく終了しない理由はいくつかあります:
(システム保護違反などの) 終了処理中の異常終了。
アプリケーション終了シグナルの検出によるアプリケーションの終了。
上記のような場合、コールグラフの結果を生成するには、異常終了する前に正しく終了させる必要があります。アプリケーションを正しく終了させる方法は 2 つあります:
GUI 中で [Stop] ボタンを押す。
Linux マシンで、インストルメントされたアプリケーションに特別なシグナルを送る。シグナルの番号は、デフォルトでは、_Bistro_Exit_Signal_ 環境変数、または SIGUSR2 に指定します。
コールグラフは、標準のローダーと同じ検索アルゴリズムを使用して、実行ファイルと共有オブジェクトを検索しています。このため、検索アルゴリズムが異なるローダーを使用すると、コールグラフは必要なファイルを見つけられません。
コールグラフは、(libdbl から) dlopen で動的にロードされたイメージをサポートします。mmap システムコールで直接ロードされたイメージはサポートしていません。
インテル VTune アナライザは、コールグラフ・アクティビティを作成するときに対象となるモジュールで、存在しないモジュールが指定されるとハングアップします。[SCR#19801]
コールグラフを実行すると、Linux ファイルシステムで Unix* パイプが作成され、ファイルロックが使用されます。このため、キャッシュ・ディレクトリが存在する Linux ファイルシステムで、これらの操作がサポートされていなければなりません。Linux システムのコールグラフ・キャッシュ・ディレクトリには、ローカルディスクを使用することを推奨します。
NFS の automount ユーティリティ (amd デーモンとしても知られる) は、コールグラフ収集で指定されていても、実行中に継続して使用されていないディレクトリをアンマウントします。この結果、予期しない動作が発生し、インテル VTune パフォーマンス・アナライザは、実行または結果の生成に失敗します。このため、自動マウントされたディレクトリの使用は推奨しません。Linux システムが自動マウントされたディレクトリを使用している場合、コールグラフ・セッションを実行する前に、自動マウントをオフにして、必要なディレクトリを手動でマウントしてください。
Linux 側のコールグラフの結果は、収集された後、Windows 側のメモリーに格納されます。場合によっては、必要なメモリーのサイズが非常に大きく、利用可能なメモリーのサイズを超えることがあります。実行中に使用するメモリーの量を制限するには、[Configure] > [Options] > [Call Graph] を選択して、表示されるダイアログ・ボックスでメモリー設定を変更してください。このバージョンでは、最大のコールグラフ結果のサイズは約 800MB に制限されています。システムの仮想メモリーのサイズはできるだけ大きくしてください。
静的にリンクされている実行ファイルは、完全にはサポートされていません。特に、C++ 例外処理が行われている場合に問題が発生します。この問題を回避するには、アプリケーションを動的にリンクしてください。
アプリケーションのコールグラフ情報は、実行中はメモリー中に残っています。システムメモリーが 256MB 以上であれば、バッファサイズはデフォルトで 128MB に設定されます。バッファサイズの値は、[Configure] > [Options] > [Call Graph] > [Collector] プロパティ・ページで設定することができます。
コールグラフは、同じ名前の 2 つの異なる共有オブジェクトを使用するアプリケーションをサポートしていません。それらのオブジェクトが別のディレクトリにある場合でも同様です。アプリケーションで同じ名前の異なる共有オブジェクトが使用されていると、インテル VTune アナライザは異常終了します。[SCR#14986]
コールグラフは、POSIX* スレッド化方法 (NPTL または linuxthreads のいずれか) をサポートしています。アプリケーションが clone システムコールを直接使用している場合、アプリケーションは POSIX スレッドを無視します。すべての非 POSIX マルチスレッド環境 (quick スレッドなど) および clone システムコールの直接使用はサポートされていません。[SCR#13552]
コールグラフ・データ収集のアクティビティ結果をパックして、その結果を別の制御システムでアンパックして実行する場合、リモート・エージェント・システムで vtserver を再起動することを忘れないでください。vtserver を再起動しなかった場合、制御システムでエラーが発生します。[SCR#21236]
コールグラフは、純粋な計算ではなく、ヒューリスティック・モデルを使用して待機時間を測定します。このため、待機時間は、定量的な結果ではなく、近似値として考えるべきです。[SCR#14526]
インテル VTune アナライザのコマンドを使用するとき、パス名とファイル名の長さは合計 250 文字以下でなければなりません。これは、データベースの制限です。[SCR#15423]
VTL グローバル・オプション symbol_search_dirs は、64 ビット・オペレーティング・システムがインストールされた、Itanium プロセッサまたはインテル EM64T 対応のインテル・プロセッサを使用するシステムでは動作しません。[SCR#20983]
ランタイム・ビューを有効にして、1 秒未満の期間でアプリケーションを実行すると、インテル VTune アナライザは不安定になります。これは、[Stop] ボタンが無効になり、[Run] ボタンが有効になっても、ランタイム・ビューでデータ収集が続行され、新しいカウンターの値がチャートに表示されるためです。実行中の ランタイム・ウィンドウが閉じられているかどうかに関係なく、このために新しいアクティビティを起動できないことはありません。この問題を回避するには、ランタイム・ビューを無効にしてください。[SCR#11701]
いくつかの使用上の注意は、カウンターモニタにも当てはまります。
スタティック解析は、Itanium 2 プロセッサでは現在利用できません。[SCR#12400]
Microsoft .NET Common Language Runtime 関数を含むバイナリを、スタティック・モジュール・ビューで表示すると、関数とソースファイルの組み合わせが一致しないことがあります。[SCR#11650]
ソースビューのスタティック解析で、表示されたアクティビティ結果は [Change Processor] コンテキスト・メニューのデフォルト・プロセッサに影響しません。デフォルト・プロセッサは、ホスト・プロセッサ・タイプとして設定されます。モジュールが、ホストのプロセッサ・アーキテクチャと異なるプロセッサ・アーキテクチャ用である場合、デフォルト・プロセッサは、そのアーキテクチャ・ファミリで最新のプロセッサとして設定されます。[SCR#14267] [SCR#12407]
C#、マネージド C++、または Visual Basic .NET プログラム (拡張子 .cs) のソースレベルのチューニング・アドバイスはサポートされていません。
.NET プロファイリングのその他の問題と解決方法は、MRTE_faq.htm ドキュメントを参照してください。
いくつかの使用上の注意は、Microsoft .NET テクノロジーにも当てはまります。
Java プロファイリングのすべての問題と解決方法は、MRTE_faq.htm ドキュメントを参照してください。
いくつかの使用上の注意は、Java にも当てはまります。
チューニング・アシスタントは、次のプロセッサのチューニング・アドバイスのみをサポートしています:
インテル Pentium III プロセッサ
インテル Pentium 4 プロセッサ
インテル Pentium M プロセッサ
インテル Itanium 2 プロセッサ
チューニング・アシスタントは、ソースコードで Microsoft Visual C++ .NET の高度な機能が使用されているときに、ソースビューから起動されると、ソースベースのアドバイス生成に関するエラーを報告します。この問題を解決するには、[Option] (Configure > Options) ダイアログ・ボックスの [Intel(R) Tuning Assistant] > [Source Information] セクションで、ソースベースのアドバイスを無効にしてください。
Hotspot またはソースビューで 2 つの異なるバイナリを比較している場合、チューニング・アシスタントは、Reference 1 システムのシンボル情報がないという、誤ったエラー・メッセージを表示します。そして、チューニング・アシスタントは、この無効なメッセージを表示し続けるか、何も表示しません。本来のエラー・メッセージは、"A valid comparison cannot be made because the RVA values selected in these views will not correlate to the same functions in the two different binaries." でなければなりません。この問題を回避するには、2 つの異なるバイナリを比較するときは、プロセスまたはモジュール・ビューからのみ、アドバイスを要求するようにしてください。
MOB Replays Retired イベントは、precise モードでは正しいデータを報告しません。このイベントは、デフォルトで precise モードが有効になっています。precise モードを無効にするには、"Select Events" リストにイベントを追加して、[Precise Event] チェックボックスのチェックを外してから、イベントをダブルクリックしてください。
サンプリング・ウィザードで [Automatically generate tuning advice] オプションが選択されていると、チューニング・アシスタントが "No Sampling data for the selected context." と報告することがあります。チューニング・アドバイスを自動的に生成している場合、[Tuning Assistant Options for Sampling] ダイアログで [Analyze the current selection] オプションがデフォルトで選択されています。これは、チューニング・アシスタントが、(サンプリング・ウィザードの) [Application to launch] で選択されているプロセスと、(サンプリング・ウィザードの) [modules of interest] リストで選択されているモジュールで収集されたサンプルを解析しようとするためです。このプロセスとモジュールの組み合わせでサンプルが収集されなかった場合、エラー・メッセージ "No Sampling data for the selected context" が表示されます。(例: これは、[Application to launch] が、対象となるモジュールを含む実際のアプリケーションを起動するスクリプトだった場合に発生します)。この場合、サンプリング・データが収集された後に、アドバイスが必要なプロセスやモジュールを選択して、チューニング・アドバイスを手動で起動してください ([F8] キーを押すか、[View] メニューから [Get Tuning Advice] を選択します)。
サンプリング・オーバー・タイム・ビューで指定された時間の範囲にズームした後、従来のサンプリング・ビューに切り替え、チューニング・アシスタントを起動すると、チューニング・アシスタントは、ズームした時間の範囲ではなく、時間の範囲全体のワークロードに対してレポートを行います。
インポートした結果に対するチューニング・アドバイスの取得はサポートされていません。[SCR#17452]
Widows* 版インテル(R) VTune(TM) アナライザのドキュメントは、オンライン・チュートリアル、RTF 形式、PDF 形式、HTML 形式でそれぞれ提供されています。
チュートリアルでは、インテル VTune アナライザを使用してアプリケーションのパフォーマンスを最適化する方法について、わかりやすく説明します。このチュートリアルは、次のような目的で作成されています:
基本的な概念と用語を理解する。
インテル VTune アナライザを使用してアプリケーションのパフォーマンスの最適化を行える。
チュートリアルを表示するには、[スタート] ボタンをクリックして、[すべてのプログラム] (Windows 2000 の場合は [プログラム]) を選択し、[Intel(R) VTune(TM) Performance Analyzer] > [Getting Started Tutorial] を選択します。
チュートリアルを表示するには、Netscape* Communicator 4.x、Netscape 6.2 またはそれ以降、あるいは Microsoft* Internet Explorer 4 またはそれ以降のブラウザが必要です。Mozilla* を使用している場合、特定のポップアップは動作しません。
インテル VTune アナライザ・オンライン・ヘルプには、インテル VTune アナライザの使用に関するすべての情報が含まれています。このヘルプは HTML Help 1 形式で、HTML Help ビューアで表示することができます。インテル VTune アナライザが Visual Studio* .NET 環境に統合されている場合、Visual Studio .NET ヘルプ・コレクションから、VTune(TM) Performance Tools という名前の Help 2 モジュールを利用可能です。このモジュールは、主要なインテル VTune アナライザの概念をカバーし、HTML Help 1 形式のオンライン・ヘルプ中のトピックへのリンクが含まれています。
オンライン・ヘルプを表示するには、[Help] メニューの項目を選択します。また、次のいずれかの方法で、状況依存ヘルプを表示することもできます:
ダイアログ・ボックスの項目を右クリックして、[What's This?] を選択する。
アクティブなインテル VTune アナライザ・ウィンドウで [F1] キーを押す。ダイアログ・ボックスに [Help] ボタンが含まれている場合は、[Help] ボタンをクリックすると、そのダイアログ・ボックスのヘルプトピックが表示されます。
注: Microsoft Internet Explorer の累積セキュリティ・パッチがインストールされている場合、オンライン・ヘルプ・システムで、alink ボタンのような特定のショートカットが利用できないことがあります。この問題を解決するには、Microsoft Knowledge Base Article 822989 を参照して、必要な更新を行ってください。
Windows 版インテル VTune アナライザの RTF ドキュメントは、インテル VTune アナライザのエンドユーザー契約書 (EULA) および Intel XScale(R) テクノロジー用インテル VTune パフォーマンス・アナライザ・アップデートから構成されています。PDF ドキュメントの表示には、Adobe* Acrobat Reader* バージョン 6.0 以降を使用してください。PDF ドキュメントは、次の内容から構成されています:
Intel® Itanium® Processor Reference Manual for Software Development
Intel® Itanium® Processor Reference Manual for Software Optimization
Intel® Itanium® 2 Processor Reference Manual for Software Development and Optimization
Introduction to Microarchitectural Optimization for Itanium® 2 Processors
Windows 版インテル VTune アナライザの HTML ドキュメントは、このリリースノート、Intel XScale テクノロジー用インテル VTune パフォーマンス・アナライザ・アップデートのリリースノート、Linux* 版インテル VTune パフォーマンス・アナライザ 7.2 リモート・エージェントのインストール方法、およびインテル VTune アナライザ・オンライン・ヘルプから構成されています。
製品 CD-ROM に含まれている HTML ドキュメントの表示には、HTML 4.0 をサポートしているブラウザを使用してください。ブラウザ (特に Netscape* および Konqueror*) の以前のバージョンでは、HTML ドキュメントを正しく表示できないことがあります。
本製品で提供されるツールについてのテクニカル・サポートを受けたり、FAQ や製品のアップデート情報を含むテクニカル情報を入手するには、https://premier.intel.com (英語) でインテル・プレミア・サポート・アカウントに登録してください。
注: サポートの登録は、リリース製品かプレリリース製品 (アルファ版、ベータ版など) かによって異なります。http://support.intel.com には、リリース製品の情報のみ含まれています。
アカウントを登録するには、インテル(R) レジストレーション・センタ Web サイト http://www.intel.com/software/products/registrationcenter/ (英語) を開いてください。
パスワードを忘れた場合は、quadsupport@mailbox.intel.com までお問い合わせください。セキュリティ上の理由により、技術的な問題についてはお答えできませんのでご了承ください。
インテルでは、チュートリアル、既知の問題点、製品エラッタ、互換性に関する情報や、FAQ への回答をオンラインで提供しています。
インテル・ソフトウェア開発製品のテクニカル・サポート Web サイト (英語) では、様々な情報を提供しています。
http://www.intel.com/software/products/support/
質問に対する回答、製品を効率的に使用するための情報にアクセスすることができます。
インテル VTune アナライザの製品サポート Web サイト (英語) では、技術的な問題、FAQ、製品ドキュメントおよび製品エラッタにアクセスすることができます。
http://support.intel.com/support/performancetools/vtune/
インテル VTune アナライザ・ソフトウェアのユーザーは、インテル(R) デベロッパ・サービス・フォーラムの、インテル VTune アナライザ・ソフトウェアに関するフォーラムに参加することができます。これらのフォーラムでは、技術的ではない内容から高度な内容まで、様々な内容をカバーしています。
http://softwareforums.intel.com/ids
フォーラムは管理者によって運営されていますが、機能、使いやすさ、バグへの対処方法、一般的な使用方法など、インテル VTune アナライザに関する内容について発言してかまいません。
インテルでは、お客様からのフィードバックを非常に重視しております。インテル・プレミア・サポート Web サイトから問題を送信するには:
https://premier.intel.com (英語) にアクセスします。問題を送信するには、ブラウザで Java* および Java スクリプトを有効に必要があります。
ログイン名とパスワードを入力します。
[Submit] ボタンをクリックします。
「Confidentiality Statement (機密保護について)」を読み、[I Accept] ボタンを押します。
左側のナビゲーション・バーの [Submit Issue] リンクをクリックします。
[Product Type] ドロップダウン・リストから [Initiatives, technologies & tools] を選択します。
[Product Name] ドロップダウン・リストから [VTune(TM) Performance Analyzer] を選択し、適切なフィールドにバージョン 7.2 を指定します。
質問を入力します。ウィンドウの残りのフィールドも記入して、問題箇所の送信を完了します。
問題、その他ご意見を入力してください。問題の報告の場合は、その問題を再現できるように、できるだけ具体的に説明してください。コンパイラの問題報告の場合は、できるだけコンパイラ・オプションと簡単なテストコードを追加してください。
システム構成情報を入力します。オペレーティング・システムの名前、バージョン、ビルド番号、インストールしたアプリケーションの名前とバージョンなど、問題点の特定に役立つと思われるすべての情報が含まれていることを確認してください。
テクニカル・サポートでは、通常、1 営業日以内に回答をお送りしております。
インテル(R) Itanium(R) およびインテル Itanium 2 プロセッサ・ベースのシステムにおけるアプリケーションの最適化に関する情報は、次のドキュメントを参照してください:
Intel® Itanium® Processor Reference Manual for Software Development
Intel® Itanium® Processor Reference Manual for Software Optimization
Intel® Itanium® 2 Processor Reference Manual for Software Development and Optimization
Introduction to Microarchitectural Optimization for Itanium® 2 Processors
インテル(R) ソフトウェア開発製品の詳しい情報については、http://www.intel.com/software/products/ を参照してください。その他の情報は、次の製品関連サイトを参照してください:
インテル(R) ソフトウェア・カレッジでは、インテル(R) アーキテクチャおよびソフトウェアの最適化について、対話形式のチュートリアル、ドキュメント、およびコードのサンプルを提供しています。
インテル(R) C++ コンパイラおよびインテル(R) Fortran コンパイラは、ソフトウェアの実行の高速化に重要な役割を果たします。また、最新の IA-32 プロセッサおよびインテル Itanium プロセッサをサポートしています。
インテル(R) パフォーマンス・ライブラリには、各種のインテル(R) プロセッサ向けに最適化されたルーチン群が収められています。これらのルーチンは、この製品には含まれていません。
インテル(R) マス・カーネル・ライブラリは、数学、科学、工学などのソフトウェア開発に役立つ、最新のインテル(R) Pentium(R) プロセッサおよびインテル Itanium プロセッサ向けに最適化された線形代数、高速フーリエ変換、およびベクトル演算関数を提供します。
インテル(R) インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブは、複数のインテル・アーキテクチャおよびオペレーティング・システム用のハイパフォーマンスなソフトウェアをビルドするクロス・プラットフォーム・ツールで構成されています。
Intel SpeedStep、Celeron、i386、Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Xeon、Intel XScale、Itanium、Pentium、Pentium II Xeon、Pentium III Xeon、および VTune は米国および他の国におけるインテルコーポレーションおよび子会社の登録商標または商標です。
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