-------------------------------------------------------------------------------- 管理者用ガイド -------------------------------------------------------------------------------- このドキュメントは、インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザー Linux* 版のインストールがシステムに与える影響について説明します。 インストールの概要 ------------------------------------------------------------------------------- インストール・プログラムは、VTune アナライザー Linux 版および以下のコンポーネ ントをインストールします。 * VTune アナライザー・ドライバー・キット。サンプリング・データを収集するドラ イバーを作成します。使用している Linux カーネル用のドライバーが VTune アナ ライザーに含まれていない場合、このコンポーネントが必要になります。インストー ル中、ドライバーキットは新しいドライバーをビルドするのに使用されます。 * EntireX* パッケージ。VTune アナライザーが Linux オペレーティング・システム 上で Win32* および DCOM をエミュレートするために使用します。 * VTune アナライザー・リモート・エージェント。リモートシステムでデータを収集 し、VTune アナライザーがインストールされている制御システムからデータの解析と 表示を行う場合、このコンポーネントが必要になります。 * Eclipse* パッケージ。VTune アナライザーのグラフィカル・ユーザー・インター フェイス (GUI) バージョンで必要です。 VTune アナライザーのインストールを行うには、root 権限が必要です。 インストール方法および VTune アナライザー・コンポーネントのデフォルトのディレ クトリー構造と各サブディレクトリーに格納されるファイルの種類については、『イン ストール・ガイド』を参照してください。 ファイルの場所は、/INSTALL.txt です。 デフォルトの は、/opt/intel/vtune です。 サポートされていないオペレーティング・システムでのデータの収集 ------------------------------------------------------------------------------- サポートされていないオペレーティング・システムでデータを収集する場合は、そのシ ステムに VTune アナライザー・リモート・エージェントをインストールして、制御シ ステムの VTune アナライザーを使用してデータを収集します。 サポートされていないオペレーティング・システムに関する情報は、リリースノートを 参照してください。 サポートされていないカーネルを使用しているシステムへのインストール --------------------------------------------------------------------------------- VTune アナライザーをはじめてインストールする場合で、使用している Linux カーネ ル用のドライバーがない場合、インストール中にドライバーをビルドするかどうかを確 認するメッセージが表示されます。 VTune アナライザー・ドライバー・キットに関する情報およびドライバーをビルドする 手順については、『インストール・ガイド』の「カスタム・インストール」を参照してく ださい。 ファイルの場所は、/INSTALL.txt です。 セキュリティーについて ------------------------------------------------------------------------------- インストール・プログラムの EntireX コンポーネントは、"vtunesag" という名前の新 しいユーザーとユーザーグループを作成します。プログラムは、vtunesag ユーザーの 権限を持つデーモンプロセスとして開始されます。システムのアカウントファイルから vtunesag ユーザーアカウントを削除すると、VTune アナライザーの機能は利用できな くなります。 デフォルトでは、VTune アナライザーはポート番号 50000 を使用します。VTune アナ ライザー・リモート・エージェントを使用するときにこれらのポートが利用可能である ことを確認してください。ファイアウォールでこれらのポートをブロックしている場 合、他のポートを使用するようにリモート・エージェントを設定する必要があります。 他のポートを使用するように VTune アナライザーを設定するには、vtserver のコマン ドラインで次のコマンドを入力してください。 -p <ポート番号> 例: vtserver -p 50100 指定するポートがファイアウォールでブロックされていないことを確認してください。 利用可能なスイッチとコマンドを確認するには、vtserver -h を実行します。 vtserver は次の場所にあります: /bin/vtserver サポートおよびドキュメント ------------------------------------------------------------------------------- テクニカルサポート テクニカルサポートは、Web サイト (https://premier.intel.com/) からインテル(R) プレミアサポート・アカウントを通して提供されています。 インテル・プレミアサポートに登録できない場合やアカウントにアクセスできない場 合は、https://registrationcenter.intel.com/support からお問い合わせください。 リリース情報 製品のリリースノートとライセンス契約書 (/Release_Notes.htm) を参 照してください。 製品ドキュメント 製品とともにインストールされるドキュメント・インデックスには、VTune アナライ ザーの全ドキュメントへのリンクが含まれています。ドキュメント・インデックスを 表示するには、ブラウザーを使用して /doc/Doc_Index.htm を開いてくだ さい。 入門ガイド インストールが完了したら、『インテル(R) VTune(TM) パフォーマンス・アナライザー Linux* 版入門ガイド』の手順を実行することで、製品の操作方法を素早く理解できま す。このドキュメントは、/doc/Getting_Started.pdf です。 その他のインテル製品 ------------------------------------------------------------------------------- インテル(R) ソフトウェア開発製品の詳しい情報については、次のインテル Web サイ トを参照してください。http://www.intel.com/software/products/ 著作権と商標について ------------------------------------------------------------------------------- 本資料に掲載されている情報は、インテル製品の概要説明を目的としたものです。 本資料は、明示されているか否かにかかわらず、また禁反言によるとよらずにかかわら ず、いかなる知的財産権のライセンスを許諾するためのものではありません。製品に付 属の売買契約書『Intel's Terms and Conditions of Sale』に規定されている場合を除 き、インテルはいかなる責を負うものではなく、またインテル製品の販売や使用に関す る明示または黙示の保証(特定目的への適合性、商品性に関する保証、第三者の特許権、 著作権、その他、知的所有権を侵害していないことへの保証を含む)にも一切応じない ものとします。インテル製品は、医療、救命、延命措置、重要な制御または安全システ ム、核施設などの目的に使用することを前提としたものではありません。 インテル製品は、予告なく仕様や説明が変更される場合があります。 機能または命令の一覧で「留保」または「未定義」と記されているものがありますが、 その「機能が存在しない」あるいは「性質が留保付である」という状態を設計の前提に しないでください。これらの項目は、インテルが将来のために留保しているものです。 インテルが将来これらの項目を定義したことにより、衝突が生じたり互換性が失われた りしても、インテルは一切責任を負いません。 MPEG は、ビデオの圧縮/伸張に関する国際的な規格であり、ISO によって奨励されてい ます。MPEG コーデックまたは MPEG 対応のプラットフォームを実装するには、 Intel Corporation をはじめとする各種の団体からライセンスを取得しなければならな い場合があります。 本資料で説明されているソフトウェアには、不具合が含まれている可能性があり、公開 されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在までに判明している不具合 の情報については、インテルのサポートサイトをご覧ください。 本資料およびこれに記載されているソフトウェアはライセンス契約に基づいて提供され るものであり、その使用および複製はライセンス契約で定められた条件下でのみ許可さ れます。本資料で提供される情報は、情報供与のみを目的としたものであり、予告なく 変更されることがあります。また、本資料で提供される情報は、インテルによる確約と 解釈されるべきものではありません。インテルは本資料の内容およびこれに関連して提 供されるソフトウェアにエラー、誤り、不正確な点が含まれていたとしても一切責任を 負わないものとします。 ライセンス契約で許可されている場合を除き、インテルからの文書による承諾なく、本 書のいかなる部分も複製したり、検索システムに保持したり、他の形式や媒体によって 転送したりすることは禁じられています。 機能または命令の一覧で「留保」または「未定義」と記されているものがありますが、 その「機能が存在しない」あるいは「性質が留保付である」という状態を開発の前提に しないでください。留保または未定義の機能を不適当な方法で使用すると、開発したソ フトウェア・コードをインテル・プロセッサー上で実行する際に、予測不可能な動作や 障害が発生するおそれがあります。これらの機能や命令は、インテルが将来のために留 保しているものです。不正な使用により、衝突が生じたり互換性が失われたりしても、 インテルは一切責任を負いません。 Intel、インテル、Intel ロゴ、VTune は、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。 * その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。 (c) 2007 Intel Corporation.