インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

fast-transcendentals、Qfast-transcendentals

超越関数への呼び出しを、より高速で精度が少し低いものに置換します。

構文

Linux* および OS X*:

-fast-transcendentals

-no-fast-transcendentals

Windows®:

/Qfast-transcendentals

/Qfast-transcendentals-

引数

なし

デフォルト

-fp-model (Linux* および OS X*) または /fp (Windows®) の設定により異なります。

-[no-]fast-transcendentals または /Qfast-transcendentals[-] オプションを指定しない場合:

  • -fp-model fast または /fp:fast が指定されている場合や有効な場合、デフォルトはオンです。

  • -fp-model または /fp に安全な設定 ("precise"、"source" など) が指定されている場合、デフォルトはオフです。

説明

このオプションは、超越関数への呼び出しを、より高速で精度が少し低いものに置換します。

超越関数における特定の最適化を行うようにコンパイラーに指示します。例えば、ループの正弦への各呼び出しを、精度が少し低いベクトル化した正弦ライブラリー・ルーチンの呼び出しに置換します。

このオプションは、明示的な SVML (Short Vector Math Library) 組込み関数には影響しません。 標準数学ライブラリー・ルーチンのスカラー呼び出しにのみ影響があります。

-fast-transcendentals オプションは -fp-model strict とともに使用することはできません。また、/Qfast-transcendentals オプションを /fp:strict オプションととともに使用することはできません。

次のいずれも指定されない場合、このオプションは、数学ライブラリー関数の結果における相対誤差の最大限許容値を定義します (max-error)。

このオプションは、インテル® プロセッサーにのみ適用される追加の最適化を有効にします。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

注意事項の改訂 #20110804

関連情報