インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

パフォーマンス・ガイドの [Options Selector (オプションセレクター)] ダイアログボックス

パフォーマンス・ガイドは古い機能 (非推奨) で、将来のリリースで削除される予定です。



パフォーマンス・ガイド関連の Microsoft® Visual Studio® IDE メニューとツールウィンドウは無効になっています。 有効にするには、環境変数 __INTEL_PERFORMANCE_GUIDE を設定して、Visual Studio® を再起動してください。

[Options Selector (オプションセレクター)] ダイアログボックスはパフォーマンス・ガイドの一部です。 パフォーマンス・ガイドを開くには、[ツール] > [Intel Compiler (インテル® コンパイラー)] > [Start Performance Guide (パフォーマンス・ガイドの開始)] を選択します。

アプリケーションを最もよく表す特性を 1 つまたは複数選択します。

[Application can accept better floating point performance at a slight cost in accuracy or consistency (精度または一貫性が多少低下しますが、アプリケーションの浮動小数点のパフォーマンスを向上できます。)]: パフォーマンス・ガイドにより /fp:fast オプションが指定されます。

[Optimize for the processor architecture that you are running on (実行しているプロセッサー・アーキテクチャー向けに最適化します。)]: コンパイラーは、コンパイルを実行しているプロセッサー向けの命令を生成します。 パフォーマンス・ガイドにより /QxHost オプションが指定されます。 特定のアーキテクチャー向けのコンパイラー・オプションの 1 つです。 アプリケーションの配置先によっては、異なるコンパイラー・オプションのほうが適している可能性があります。

[Enable the auto-parallelizer to generate multi-threaded code for loops that can be safely executed in parallel (安全に並列実行できるループに対し、マルチスレッド・コードを生成します。)]: パフォーマンス・ガイドにより /Qparallel オプションが指定されます。

[Application has loops that do many floating-point calculations or process large data sets (アプリケーションに多くの浮動小数演算を含むループがあるか、または大規模なデータセットを処理するループがあります。)]: パフォーマンス・ガイドにより /O3 オプションが指定されます。

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

注意事項の改訂 #20110804

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