インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
最適化レポートを生成するようにコンパイラーに指示します。 -qopt-report は、古いオプション -opt-report の後継オプションです。
Linux* および OS X*: | -qopt-report[=n] |
Windows®: | /Qopt-report[:n] |
n |
(オプション) レポートの詳細レベル。 0 から 5 の値を指定できます。0 を指定するとレポートは生成されません。 レベル n=1 から n=5 の各レベルでは、前のレベルのすべての情報と、場合によっては追加の情報が含まれます。 レベル 5 は、最も詳細なレポートを生成します。 n を指定しない場合、デフォルトはレベル 2 で、中レベルの情報を含むレポートが生成されます。 |
オフ |
最適化レポートは生成されません。 |
このオプションは、オブジェクトごとに 1 つの最適化レポートファイルを生成するようにコンパイラーに指示します ([q または Q]opt-report-per-object と同じ出力結果になります)。
別の出力形式にするには、[q または Q]opt-report-file オプションを指定します。
レベル (n) を 6 以上にすると、警告が表示され、レベル 5 のレポートが生成されます。
最適化レポートが有効な場合、デフォルトは -qopt-report-phase=all (Linux* および OS X*) または /Qopt-report-phase:all (Windows®) です。
各 n レベルで提供される情報については、[q および Q]opt-report-phase オプションの説明にある例を参照してください。
Visual Studio®: [Diagnostics (診断)] > [Optimization Diagnostic Level (最適化診断レベル)]
Eclipse*: [Compilation Diagnostics (コンパイル診断)] > [Optimization Diagnostic Level (最適化診断レベル)]
Xcode*: [Diagnostics (診断)] > [Optimization Diagnostic Level (最適化診断レベル)]
なし
特定の診断レポートを出力する場合は、[q または Q]opt-report-phase オプションとともに指定します。 指定したフェーズの診断メッセージが出力されます。
次の例は、特定の診断レポートの出力方法を示します。
出力するレポート |
使用するオプション |
---|---|
自動並列化診断 |
Linux* および OS X*: -qopt-report -qopt-report-phase=par Windows®: /Qopt-report /Qopt-report-phase:par |
OpenMP* 並列化診断 |
Linux* および OS X*: -qopt-report -qopt-report-phase=openmp Windows®: /Qopt-report /Qopt-report-phase:openmp |
ベクトル化診断 |
Linux* および OS X*: -qopt-report -qopt-report-phase=vec Windows®: /Qopt-report /Qopt-report-phase:vec |