インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

Microsoft® との互換性

インテル® C++ コンパイラーでは、/Qvc が指定されると、対応する Microsoft® Visual C++® コンパイラーとソース互換およびバイナリー互換 (ネイティブコードのみ) が保たれます。Microsoft® Visual Studio® 内で、インテル® C++ コンパイラーでビルドされたバイナリービルドをデバッグすることができます。

インテル® C++ コンパイラーは、/GS でオプションセキュリティー・チェックをサポートしています。Visual Studio® IDE で [C/C++] > [Code Generation (コード生成)] > [Buffer Security Check (バッファ セキュリティ チェック)] を使用して、このオプションを制御することができます。

インテル® C++ コンパイラーには、/Qsafeseh オプションによる 32 ビット・バイナリーの安全な例外処理機能のサポートも含まれています。このオプションはデフォルトでオンです。Visual Studio® IDE で [C/C++] > [Command Line (コマンドライン)] > [Additional Options (追加のオプション)] を使用して、このオプションを制御することができます。

Microsoft® Visual Studio® との統合

インテル® コンパイラーは、Microsoft® Visual Studio® 2010、2012、2013、および 2015 プロジェクトと互換性があります。

インテル® C++ コンパイラーは、Visual Studio® で提供されるプロジェクトの種類でネイティブ C++ プロジェクトのみをサポートしています。以下のような .NET 属性を備えたプロジェクト・ファイルはインテル® C++ プロジェクトには変換できません。

サポートされていない主な機能

サポートされていないプリプロセッサーの機能

マネージドコードとアンマネージド・コードの混在

Microsoft® Visual Studio® .NET の C++ 言語へのマネージド拡張を使用する場合、よりアプリケーションのパフォーマンスを向上させるため、アンマネージド・コードをインテル® C++ コンパイラーで使用することができます。アンマネージド・コードでは、マネージドコードのキーワードがないようにしてください。

マネージドコードおよびアンマネージド・コードを混在させる方法についての情報は、以下の Microsoft® Web サイトで「An Overview of Managed/Unmanaged Code Interoperability」 (英語) を参照してください。

関連情報