インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

simd、Qsimd

コンパイラーによる simd プラグマの解釈を有効/無効にします。

構文

Linux* および macOS*:

-simd

-no-simd

Windows*:

/Qsimd

/Qsimd-

引数

なし

デフォルト

-simd
または /Qsimd

SIMD プラグマが有効になります。

説明

このオプションは、コンパイラーによる simd プラグマの解釈を有効/無効にします。

simd プラグマの解釈を無効にするには、-no-simd (Linux* および macOS*) または /Qsimd- (Windows*) を指定します。-no-simd (または /Qsimd-) が指定されても、コンパイラーは独自のヒューリスティックに基づいてループをベクトル化し、SIMD 命令を生成する可能性があります。

コンパイラーによるベクトル化をすべて無効にするには、"-no-vec -no-simd" (Linux* および macOS*) または "/Qvec- /Qsimd-" (Windows*) コンパイラー・オプションを指定します。-no-vec (および /Qvec-) オプションは、配列表記文のベクトル化を含む、すべての自動ベクトル化を無効にします。-no-simd (および /Qsimd-) オプションは、simd プラグマを含むループのベクトル化を無効にします。

-mia32 オプションまたは /arch:IA32 オプションを指定すると、simd プラグマはデフォルトで無効になります。-mia32 オプションまたは /arch:IA32 オプションを指定する場合、ベクトル命令は使用できません。したがって、[Q]simd オプションを指定して SIMD プラグマを明示的に有効にすることはできません。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

関連情報