インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

デバッグ情報のリンク

Windows*

コンパイル時に Z7 オプションを指定するか、リンク時に debug オプションを指定して、オブジェクト・ファイルにシンボリック・デバッグ情報を生成するようにコンパイラーに指示します。または、リンク時に Zi オプションを指定して、実行ファイルとデバッグ情報を含む .pdb ファイルを生成します。

Linux*

コンパイル時に g オプションを指定して、オブジェクト・ファイルにシンボリック・デバッグ情報を生成するようにコンパイラーに指示します。

DWARF デバッグ情報を含む別のオブジェクト・ファイルを生成するには、gsplit-dwarf オプションを指定します。DWARF オブジェクト・ファイルはリンカーによって使用されないため、リンカーが処理しなければならないデバッグ情報量が減り、実行ファイルのサイズが小さくなります。詳細は、gsplit-dwarf を参照してください。

macOS*

Xcode* に含まれている dsymutil ユーティリティーを使用して、オブジェクト・ファイルの DWARF デバッグ情報を実行ファイルにリンクすることができます。デバッグ情報を実行ファイルにリンクすることで、特にデバッグ目的でオブジェクト・ファイルを保持する必要がなくなります。

このユーティリティーは、以下の場合に自動的に実行されます。

メイクファイルを使用して .o ファイルを生成した後にプログラムとリンクする場合など、その他のケースでは dsymutil を明示的に実行する必要があります。