インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
上限を定義するすべてのインライン展開オプションに適用する比率を指定します。
Linux* および macOS*: | -inline-factor=n -no-inline-factor |
Windows*: | /Qinline-factor:n /Qinline-factor- |
n |
% 値を指定する正の整数です。デフォルト値は 100 (係数 1) です。 |
-inline-factor=100 |
コンパイラーは 100 を比率に使用します。 |
上限を定義するすべてのインライン展開オプションに適用する比率を指定します。
[Q]inline-max-size
[Q]inline-max-total-size
[Q]inline-max-per-routine
[Q]inline-max-per-compile
[Q]inline-factor オプションは、上記の各オプションのデフォルト値に、n を 100 で割った値を掛けます。例えば、200 と指定した場合、上限を定義するすべてのインライン展開オプションの値に係数 2 が掛けられます。このオプションは、各オプションの制限を個別に設定しない場合に役立ちます。
-no-inline-factor (Linux*および macOS*) または /Qinline-factor- (Windows*) を指定すると、次のようになります。
関数はそれぞれ、小さな関数、中くらいの関数とみなされ、大きな関数はないものとみなされます。
インライン展開時のルーチンサイズの上限はありません。
ルーチンが特定のルーチンにインライン展開される回数に制限はありません。
コンパイル単位に適用されるインライン展開の回数に制限はありません。
インライン展開に関する重要な制限についてコンパイラー値を参照するには、[q または Q]opt-report オプションを指定してください。
このオプションを使用してデフォルトを変更すると、コンパイラーにより多くのインライン展開が行われ、メモリーが不足し、"out of memory" メッセージが表示されて終了することがあります。
なし