インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
自動ベクトル化、自動並列化、データ変換のアドバイスレベルを設定します。
Linux* および macOS*: | -guide[=n] |
Windows*: | /Qguide[:n] |
n |
提供されるアドバイスのレベルを指定するオプションの値です。 設定可能な値は、1 から 4 です。1 は標準レベルのアドバイスを示します。4 は最も詳細なレベルのアドバイスを示します。n が省略された場合、デフォルトは 4 です。 |
オフ |
並列化、ベクトル化、データ変換の最適化を向上する方法についてのアドバイスは提供されません。 |
このオプションは、自動ベクトル化、自動並列化、データ変換のアドバイスレベルを設定します。これらの最適化を向上させる方法を提案するメッセージを生成します。
このオプションが指定されると、コンパイラーはオブジェクトも実行ファイルも作成しません。
自動並列化アドバイスを取得するには、[Q]parallel オプションも指定する必要があります。
次のオプションのいずれかを指定して、個々のガイド付き最適化のアドバイスレベルを設定します。
[Q]guide-data-trans |
データ変換のアドバイスを出力します。 |
[Q]guide-par |
自動並列化のアドバイスを出力します。 |
[Q]guide-vec |
自動ベクトル化のアドバイスを出力します。 |
[Q]guide オプションを指定し、個々のガイド付き最適化のアドバイスレベルを設定するオプションも指定した場合、[Q]guide で指定された設定よりも、個々のガイド付き最適化の値セットが優先されます。
[Q]guide オプションを指定せずに、個々のガイド付き最適化のアドバイスレベルを設定した場合は、[Q]guide は、指定された 3 つのガイド付最適化の中で渡された最も大きな値で有効になります。
デバッグモードでは、このオプションは同じコマンドラインで明示的に O2 (またはそれ以上) を指定しない限り、効果はありません。
コンパイラーは、ガイド付き解析の一部として、最適化を投機的に実行します。その結果、ベクトル化または自動並列化レポートを出力するオプション ([q または Q]opt-report など) を指定してガイド付き自動並列化ツールを使用すると、コンパイラーは推奨内容を実装した状態でコンパイルが実行されたかのように、「ループがベクトル化されました。」のようなメッセージを出力します。
[Q]guide オプションを指定してコンパイルを実行する場合、ベクトル化診断と自動並列化診断の解釈には注意が必要です。
[Q]diag-disable を指定して、コンパイラーが 1 つまたは複数の診断メッセージを発行しないようにできます。
Visual Studio*: [Diagnostics (診断)] > [Guided Auto Parallelism Analysis (ガイド付き自動並列化の解析)]
Eclipse*: [Compilation Diagnostics (コンパイル診断)] > [Enable Guided Auto Parallelism Analysis (ガイド付き自動並列化の解析を有効にする)]
Xcode*: [Diagnostics (診断)] > [Enable Guided Auto Parallelism Analysis (ガイド付き自動並列化の解析を有効にする)]
なし