インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

Zi、Z7、ZI

オブジェクト (.obj) ファイルまたはプロジェクト・データベース (PDB) ファイルにすべてのデバッグ情報を生成するようにコンパイラーに指示します。

構文

Linux* および macOS*:

オプション g を参照してください。

Windows*:

/Zi

/Z7

/ZI

引数

なし

デフォルト

オフ

デバッグ情報を生成しません。

説明

オプション /Z7 は、デバッガーで使用するシンボリック・デバッグ情報をオブジェクト (.obj) ファイルに生成するようにコンパイラーに指示します。.pdb ファイルは生成されません。

オプション /ZI/Zi は同じです。

/Zi オプションは、デバッガーで使用するシンボリック・デバッグ情報をプログラム・データベース (PDB) ファイルに生成するようにコンパイラーに指示します。.pdb ファイルには型情報が含まれますが、.obj には含まれないため、オブジェクト・ファイルは /Z7 オプションのものよりも小さくなります。

/Zi オプションを指定すると、2 つの PDF ファイルが生成されます。

どちらの PDB ファイルも差分の更新が可能です。リンカーは、生成する .exe ファイルまたは .dll ファイルに .pdb ファイルへのパスを埋め込みます。

コンパイラーは、アセンブリー・ファイルへのデバッグ情報の生成はサポートしていません。これらのオプションを指定すると、生成されるオブジェクト・ファイルにはデバッグ情報が含まれますが、アセンブリー・ファイルには含まれません。

これらのオプションは、同じコマンドラインで /O2 (またはそれ以上) が明示的に指定されていない限り、/O2 をオフにして /Od をデフォルトにします。

/Z7/Zi、および /ZI オプションの詳細は、Microsoft* のドキュメントを参照してください。

IDE オプション

Visual Studio*: [General (全般)] > [Generate Debug Information (デバッグ情報の生成)]

Eclipse*: なし

Xcode*: なし

代替オプション

Linux*: -g

Windows*: なし

関連情報