インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

_GFX_get_last_error

インテル® グラフィックス・テクノロジー・ランタイムにより検出された最も新しいエラーコードを返します。このトピックは、インテル® グラフィックス・テクノロジーをターゲットとする場合にのみ適用されます。

構文

int _GFX_get_last_error();

パラメーター

なし

説明

この関数は、GFX API 呼び出しが成功し、ステータスコード GFX_SUCCESS で完了した場合であっても、現在のスレッドにおいてインテル® グラフィックス・テクノロジー・ランタイムにより検出された最も新しいエラーコードを返します。これは、最近エラーになった API 呼び出しを検出するのに役立ちます。

一部の GFX API 関数はエラーコードをレポートしません (例えば、GfxImage2D オブジェクトや GfxSharedImage2D オブジェクト、内部オブジェクトへハンドルを返す関数など)。そのような GFX API 関数でエラーが発生した場合は、_GFX_get_last_error でエラーコードを取得できます。この関数は、特に複数の GFX API 呼び出しを含む複雑な状況でエラーを診断する際に役立ちます。

この関数は、スレッドローカルなエラーコード変数を返します。各スレッドはそれぞれのエラーステータスを記録しますが、ドライバーの初期化エラーのような回復できない一部のエラーは、プログラムの実行期間中グローバルに設定され、後続の _GFX_get_last_error 呼び出しを行うスレッドでは認識されません。

戻り値

インテル® グラフィックス・テクノロジー・ランタイムにより検出された最も新しいエラーコード。