インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
インテル® C++ コンパイラーは、Microsoft* Visual C++* コンパイラーとソース互換およびバイナリー互換 (ネイティブコードのみ) です。Microsoft* Visual Studio* 内で、インテル® C++ コンパイラーでビルドされたバイナリービルドをデバッグすることができます。
インテル® C++ コンパイラーは、/GS でオプションセキュリティー・チェックをサポートしています。Microsoft* Visual Studio* IDE で [C/C++] > [Code Generation (コード生成)] > [Buffer Security Check (バッファ セキュリティ チェック)] を使用して、このオプションを制御することができます。
インテル® C++ コンパイラーには、/Qsafeseh オプションによる 32 ビット・バイナリーの安全な例外処理機能のサポートも含まれています。このオプションはデフォルトでオンです。Microsoft* Visual Studio* IDE で [C/C++] > [Command Line (コマンドライン)] > [Additional Options (追加のオプション)] を使用して、このオプションを制御することができます。
インテル® C++ コンパイラーは、Microsoft* Visual Studio* 2013、2015、および 2017 プロジェクトと互換性があります。
インテル® C++ コンパイラーは、Microsoft* Visual Studio* で提供されるプロジェクトの種類でネイティブ C++ プロジェクトのみをサポートしています。以下のような .NET 属性を備えたプロジェクト・ファイルはインテル® C++ プロジェクトには変換できません。
空のプロジェクト (.NET)
クラス・ライブラリー (.NET)
コンソール・アプリケーション (.NET)
Windows* コントロール・ライブラリー (.NET)
Windows* フォーム・アプリケーション (.NET)
Windows* サービス (.NET)
COM 属性
C++ AMP (C++ Accelerated Massive Parallelism)
C++ マネージド拡張 (新しいプラグマ、キーワード、およびコマンドライン・オプション)
イベント処理 (新しいキーワード)
__abstract キーワード
__box キーワード
__delegate キーワード
__gc キーワード
__identifier キーワード
__nogc キーワード
__pin キーワード
__property キーワード
__sealed キーワード
__try_cast キーワード
__w64 キーワード
#import ディレクティブの変更 (属性付きコードの場合)
#using ディレクティブ
managed プラグマ、unmanaged プラグマ
_MANAGED マクロ
runtime_checks プラグマ
Microsoft* Visual Studio* .NET の C++ 言語へのマネージド拡張を使用する場合、よりアプリケーションのパフォーマンスを向上させるため、アンマネージド・コードをインテル® C++ コンパイラーで使用することができます。アンマネージド・コードでは、マネージドコードのキーワードがないようにしてください。
マネージドコードおよびアンマネージド・コードを混在させる方法についての情報は、以下の Microsoft* Web サイトで「An Overview of Managed/Unmanaged Code Interoperability」 (英語) を参照してください。