インテル® Fortran コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
コンパイル前にソースファイルで Fortran プリプロセッサーを実行します。
Linux* および macOS*: | -fpp -nofpp |
Windows*: | /fpp /fpp[:"fpp_option"] /nofpp |
fpp_option |
Fortran プリプロセッサー (fpp) オプション。スラッシュ (/) で始まり、引用符で囲む必要があります。この引数は Windows* システムでのみ利用できます。 |
nofpp |
コンパイル前に、Fortran プリプロセッサーを実行しません。 |
このオプションは、コンパイル前に Fortran ソースファイルで Fortran プリプロセッサーを実行します。
fpp オプションは、次のいずれかの方法で Fortran プリプロセッサーに渡すことができます。
Qoption,fpp,"option" を使用します。(推奨)
Windows* では、このオプション (fpp) と引数 fpp_option を指定します (例: fpp:"/macro=no")。
Linux* および macOS* では、-Wp,fpp_option (例: -Wp,-macro=no) を指定します。
すべての fpp オプションのリストを表示するには、コマンドラインで次のいずれかを指定します。
fpp -help ! Linux* および macOS*
fpp /help ! Windows*
Visual Studio*: [Preprocessor (プリプロセッサー)] > [Preprocess Source File (プリプロセス・ソース・ファイル)]
Eclipse*: なし
Xcode*: [Preprocessor (プリプロセッサー)] > [Preprocess Source File (プリプロセス・ソース・ファイル)]
Linux* および macOS*: -cpp (これは古いオプションです)
Windows*: なし
次の例は、Fortran プリプロセッサーに fpp オプションを渡す推奨する方法を示します。
ifort /fpp /Qoption,fpp,"/macro=no_com" file.f90 ! コメント内のマクロ展開を無効にする (Windows*)
ifort -fpp –Qoption,fpp,"-undef" file.f90 ! すべての事前定義マクロを未定義にする (Linux* および macOS*)