インテル® Fortran コンパイラー 19.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
このトピックでは、本リリースで新しく追加されたオプションとオプションの設定の一覧を示します。
特に表記がない場合、そのオプションはサポートされているすべてのシステムで利用可能です。
オプションの欄に "のみ" とある場合、そのオプションは明記されたシステムでのみ利用可能です。
オプションについての詳細は、各オプションの説明を参照してください。
この表で使用されている表記については、「表記規則」を参照してください。
新しいコンパイラー・オプションとオプションの設定は、次の表にリストされています。
最初の表は、Windows* システムで利用できる新しいオプションとオプションの設定です。
2 番目の表は、Linux* および macOS* システムで利用できる新しいオプションとオプションの設定です。いずれか一方のシステムでのみオプションを利用できる場合は、その旨が示されます。
Windows* オプション |
説明 |
デフォルト |
---|---|---|
/assume |
新しい設定 [no]recursion が追加されました。デフォルトでプロシージャーを再帰としてコンパイルするかどうかを指定します。 |
/assume:norecursion |
/check |
新しい設定 [no]shape が追加されました。配列の適合性チェックを実行するかどうかを指定します。 |
オフ |
/Qconditional-branch |
条件付き分岐のスペキュレーション・ミスによりセキュリティーで保護されたデータが漏洩する可能性のある、投機的実行のサイドチャネル攻撃に対して脆弱なコードを特定および修正できます。 |
/Qconditional-branch:keep |
/warn |
新しい設定 [no]shape が追加されました。/check:shape オプションが指定された場合、配列の適合性違反をエラーや警告として診断するかどうかを指定します。 |
/warn:noshape |
Linux* および macOS* オプション |
説明 |
デフォルト |
---|---|---|
-assume |
新しい設定 [no]recursion が追加されました。デフォルトでプロシージャーを再帰としてコンパイルするかどうかを指定します。 |
-assume norecursion |
-check |
新しい設定 [no]shape が追加されました。配列の適合性チェックを実行するかどうかを指定します。 |
オフ |
-mconditional-branch |
条件付き分岐のスペキュレーション・ミスによりセキュリティーで保護されたデータが漏洩する可能性のある、投機的実行のサイドチャネル攻撃に対して脆弱なコードを特定および修正できます。 |
-mconditional-branch=keep |
-warn |
新しい設定 [no]shape が追加されました。-check=shape オプションが指定された場合、配列の適合性違反をエラーや警告として診断するかどうかを指定します。 |
-warn noshape |
最適化に関する注意事項 |
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インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。 注意事項の改訂 #20110804 |