目次
インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー導入ガイド
Linux* 導入ガイド
環境変数の設定
コンパイラーを使用する前に、初期化ユーティリティーを使用して、source コマンドで環境スクリプトを実行して環境変数を設定する必要があります。このユーティリティーは、すべてのツールを一度に初期化します。
GPU ドライバーまたはプラグインのインストール (オプション)
インテル® GPU、AMD* GPU、または NVIDIA* GPU で動作する、C++ および SYCL* を使用したインテル® oneAPI アプリケーションを開発できます。
特定の GPU 向けのアプリケーションを開発および実行するには、最初に対応するドライバーまたはプラグインをインストールする必要があります。
インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーには複数のドライバーが提供されています。
言語 | Linux* ドライバー | Windows* ドライバー | オプションの形式 | 説明 |
---|---|---|---|---|
C | icx icx-cc |
icx-cc | Linux* 形式 | icx は Linux* 向けのデフォルトの (推奨) C ドライバーです。 icx を C++ ソースファイルに使用すると、ファイルは C++ ファイルとしてコンパイルされます。icx を使用して、C オブジェクト・ファイルをリンクします。 icx-cc は、icx の Microsoft* 互換のドライバーです。 |
C++ | icpx | icpx | Linux* 形式 | icpx は Linux* 向けのデフォルトの (推奨) C++ ドライバーです。 icpx を C ソースファイルに使用すると、ファイルは C++ ファイルとしてコンパイルされます。icpx を使用して、C++ オブジェクト・ファイルをリンクします。 |
C/C++ | icx-cl | icx icx-cl |
Windows* 形式 | icx は Linux* 向けのデフォルトの (推奨) ドライバーです。 icx-cl は、icx の Microsoft* 互換のドライバーです。Linux* では、icx-cl を使用するには Microsoft* Visual Studio* パッケージが必要です。 |
次の構文を使用してコンパイラーを起動します。
{compiler driver} [option] file1 [file2...]
次に例を示します。
icpx hello-world.cpp
SYCL* コンパイルでは、C++ ドライバーで -fsycl オプションを使用します。
icpx -fsycl hello-world.cpp
AMD* GPU または NVIDIA* GPU をターゲットにする場合は、対応する Codeplay* プラグイン導入ガイドのコンパイル手順を参照してください。
以下のステップに従って、Eclipse* CDT からコンパイラーを起動します。
インテル® コンパイラー Eclipse* CDT プラグインをインストール
新規プロジェクトの作成または既存プロジェクトを開く
ビルド構成の設定
次のステップを使用して、コンパイラーをテストし、プロジェクトをビルドします。
#include <iostream> int main() { std::cout << “Hello, world!\n”; return 0; }
icpx hello-world.cpp -o hello-world
-o オプションで生成する出力のファイル名を指定します。hello-world
出力Hello, world!
コンパイラー・オプションを使用して、コンパイルを指示および制御できます。例えば、次の 2 つのステップでオブジェクト・ファイルを作成し、最終的なバイナリーを出力できます。
icpx hello-world.cpp -c
-c オプションでリンクを抑止します。icpx hello-world.o -o hello-world
-o オプションで生成する実行ファイルの名前を指定します。利用可能なオプションの詳細は、コンパイラー・オプション (英語) を参照してください。
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