DLGINIT, DLGINITWITHRESOURCEHANDLE

実行時関数:ダイアログボックスを初期化します。

モジュールUSE DFLOGM

形式

result = DLGINIT (id, dlg)
result = DLGINITWITHRESOURCEHANDLE (id, hinst, dlg)

id
(入力) INTEGER(4)。ダイアログ識別子。コントロールに対するシンボル名または識別子番号のどちらでも指定することができます。両方ともインクルード・ファイル (.FD 拡張子) に一覧表示されています。

dlg
(出力) 構造型 DIALOG。ダイアログボックス・パラメタを含みます。

hinst
(入力) INTEGER(4)。ダイアログ・リソースのモジュール・インスタンス・ハンドル。

結果

結果の型は LOGICAL(4) です。成功すれば .TRUE. が返され,そうでなければ .FALSE. が返されます。

DLGMODALDLGMODELESS,またはその他のダイアログ関数でダイアログが使われる前に,DLGINIT を呼び出してダイアログを初期化しなければなりません。

DLGINIT は,主アプリケーション内のダイアログボックスに対してのみ検索します。たとえば,ダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) 内にビルドされたダイアログボックス・リソースは見つけられません。

DLGINITWITHRESOURCEHANDLE は,ダイアログ・リソースが主アプリケーション内にない場合に使用することができます。ダイアログ・リソースがダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) にある場合,hinstDLLMAIN 手続への第 1 引数として渡される値でなければなりません。

Console,QuickWin,Windows アプリケーションを含むすべてのアプリケーションからダイアログを使うことができます。

互換性

CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB

関連情報

DLGEXITDLGMODALDLGMODELESSDLGUNINIT

	USE DFLOGM
	INCLUDE 'DLG1.FD'
	LOGICAL retlog
	TYPE (DIALOG) thisdlg
	...
	retlog = DLGINIT (IDD_DLG3, thisdlg)
	IF (.not. retlog) THEN
	  WRITE (*,*) 'ERROR: dialog not found'
	ELSE
	...