GETPHYSCOORD

グラフィックス・サブルーチン:ビューポート座標を物理座標に変換します。

モジュールUSE DFLIB

形式

CALL GETPHYSCOORD (x, y, t)

x, y
(入力) INTEGER(2)。物理座標に変換するビューポート座標。

t
(出力) 構造型 xycoord。入力ビューポート位置の物理座標。xycoord 構造型 (\DF98\INCLUDE サブディレクトリの DFLIB.F90 に定義) は,以下のようになります。

TYPE xycoord
  INTEGER(2) xcoord   ! x-coordinate
  INTEGER(2) ycoord   ! y-coordinate
END TYPE xycoord

物理座標は,物理画面を参照します。ビューポート座標は,SETVIEWPORT でビューポートとして定義された画面の領域を参照します。両方とも整数座標値を取ります。ウィンドウ座標は,SETWINDOW または SETWSIZEQQ で設定した大きさのウィンドウを参照します。ウィンドウ座標は,浮動小数点値でウィンドウ領域でデータの拡大縮小が簡単に行えます。座標系についての詳細は,「座標系について」を参照してください。

互換性

STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS LIB

関連情報

GETVIEWCOORDGETWINDOWCOORDSETCLIPRGNSETVIEWPORT

	! GETPHYSCOORD, GETVIEWCOORD,GETWINDOWCOORD のプログラム例。
	! QuickWin または Standard Graphics アプリケーションでビルドします。
	USE DFLIB
	TYPE (xycoord)  viewxy, physxy
	TYPE (wxycoord) windxy
	CALL SETVIEWPORT(INT2(80), INT2(50), INT2(240), INT2(150))
	! 点 (100, 90) と等価なビューポートを得る。
	CALL GETVIEWCOORD (INT2(100), INT2(90), viewxy)
	! ビューポート座標 と等価な物理座標を得る
	CALL GETPHYSCOORD (viewxy%xcoord, viewxy%ycoord, physxy)
	! ビューポート座標 と等価なウィンドウ座標を得る
	CALL GETWINDOWCOORD (viewxy%xcoord, viewxy%ycoord, windxy)
	! ビューポート座標の出力
	WRITE (*,*) viewxy%xcoord, viewxy%ycoord
	! 物理座標の出力
	WRITE (*,*) physxy%xcoord, physxy%ycoord
	! ウィンドウ座標の出力
	WRITE (*,*) windxy%wx, windxy%wy
	END