要素別処理組込み関数 (総称):引数の最大値を返します。
形式
result = MAX (a1, a2 [, a3] ...)
a1,a2,a3
(入力) すべて同じ型 (整数または実数) と種別パラメタ。
結果
MAX0,AMAX1,DMAX1,QMAX1, IMAX0,JMAX0,および KMAX0 では,結果の型は引数と同じです。MAX1,IMAX1,JMAX1, および KMAX1 では,結果の型は整数型です。AMAX0,AIMAX0,AJMAX0,および AKMAX0 では,結果の型は実数型です。結果の値は,最も大きい引数の値です。
個別名 1 | 引数の型 | 結果の型 |
---|---|---|
INTEGER(1) | INTEGER(1) | |
INTEGER(1) | REAL(4) | |
IMAX0 | INTEGER(2) | INTEGER(2) |
AIMAX0 | INTEGER(2) | REAL(4) |
MAX0 2 | INTEGER(4) | INTEGER(4) |
AMAX0 3, 4 | INTEGER(4) | REAL(4) |
KMAX0 | INTEGER(8) | INTEGER(8) |
AKMAX0 | INTEGER(8) | REAL(4) |
IMAX1 | REAL(4) | INTEGER(2) |
MAX1 4, 5, 6 | REAL(4) | INTEGER(4) |
KMAX1 | REAL(4) | INTEGER(8) |
AMAX1 7 | REAL(4) | REAL(4) |
DMAX1 | REAL(8) | REAL(8) |
QMAX1 8 | REAL(16) | REAL(16) |
1 これらの個別関数は実引数として渡すことはできません。
2 または JMAX0。 3 または AJMAX0。AMAX0 は REAL (MAX) と同じです。 4 Fortran 90 では,AMAX0 と MAX1 は総称名を持たない個別関数です。古いバージョンの Fortran との互換性を保つために,これらの関数は総称関数としても指定できるようになっています。 5 または JMAX1。MAX1 は INT (MAX) と同じです。 6 整数の大きさを指定するコンパイラ・オプション /integer_size の設定は,MAX1 に影響を与えることがあります。 7 実数の大きさを指定するコンパイラ・オプション /real_size の設定は,AMAX1 に影響を与えることがあります。 8 VMS と U*X |
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
例
MAX (2.0, -8.0, 6.0) の値は 6.0 です。
MAX (14, 32, -50) の値は 32 です。
以下に他の例を示します。
INTEGER m1, m2 REAL r1, r2 m1 = MAX(5, 6, 7) ! 7 を返します。 m2 = MAX1(5.7, 3.2, -8.3) ! 5 を返します。 r1 = AMAX0(5, 6, 7) ! 7.0 を返します。 r2 = AMAX1(6.4, -12.2, 4.9) ! 6.4 を返します。