RECTANGLE, RECTANGLE_W

グラフィックス関数:現在のグラフィックス色,論理書き込みモード,線種で矩形を描画します。

モジュールUSE DFLIB

形式

result = RECTANGLE (control, x1, y1, x2, y2)
result = RECTANGLE_W (control, wx1, wy1, wx2, wy2)

control
(入力) INTEGER(2)。塗り潰しフラグ。以下のシンボル定数 (\DF98\INCLUDE サブディレクトリの DFLIB.F90 に定義) の 1 つを使うことができます。

x1, y1
(入力) INTEGER(2)。矩形の左上隅のビューポート座標。

x2, y2
(入力) INTEGER(2)。矩形の右下隅のビューポート座標。

wx1, wy1
(入力) REAL(8)。矩形の左上隅のウィンドウ座標。

wx2, wy2
(入力) REAL(8)。矩形の右下隅のウィンドウ座標。

結果

結果の型は INTEGER(2) です。何かが描画されれば,結果は非ゼロで,そうでなければ 0 です。

RECTANGLE 関数は,ビューポート座標系を使います。ビューポート座標 (x1, y1)(x2, y2) は,矩形の対角です。

RECTANGLE_W 関数は,ウィンドウ座標系を使います。ビューポート座標 (wx1, wy1)(i>wx2, wy2) は,矩形の対角です。

SETCOLORRGB は,現在のグラフィックス色を設定します。SETFILLMASK は,現在の塗り潰しマスクを設定します。基本設定では,囲まれたグラフィックス形状は,現在の色で塗り潰されます。

FLOODFILLRGB を使って矩形を塗り潰す場合,矩形の境界線は実線で描かれていなければなりません。線種は,実線が基本で,SETLINESTYLE で変更することができます。


注意:ここで説明している RECTANGLE ルーチンは,QuickWin ルーチンです。DFWIN モジュールをインクルードして Win32 SDK バージョンの Rectangle ルーチンを使用する場合,MSFWIN$Rectangle という名前でルーチンを指定する必要があります。詳細は,「特定の QuickWin と Win32 グラフィックス・ルーチンの特別な名付け規約」を参照してください。

互換性

STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS LIB

関連情報

FLOODFILLRGBGRSTATUSLINETOPOLYGONSETCOLORSETFILLMASKSETLINESTYLESETWRITEMODE

このプログラムは,以下に示す矩形を描画します。

	! QuickWin または Standard Graphics アプリケーションでビルドします。
	USE DFLIB
	INTEGER(2) dummy, x1, y1, x2, y2
	x1 = 80; y1 = 50
	x2 = 240; y2 = 150
	dummy = RECTANGLE( $GBORDER, x1, y1, x2, y2 )
	END

図:プログラム RECTNGL.FOR の出力