ビルトイン関数:実引数の形式を変更します。参照渡しで引数を渡します。Visual Fortran では,参照渡しが基本設定です。
形式
result = %REF (a)
a
(入力) 式,記録名,手続名,配列,文字部分配列,または配列要素。
CALL 文または関数引用の実引数並びに %REF を指定しなければなりません。他のどの文脈にも使用することはできません。
次表は,引数渡しの Compaq Fortran 基本設定と %REF の使用が許可されるかどうかを一覧表示しています。
実引数データ型 | 基本設定 | %REF |
---|---|---|
式 | ||
論理型 | REF | はい |
整数型 | REF | はい |
REAL(4) | REF | はい |
REAL(8) | REF | はい |
REAL(16) 1 | REF | はい |
COMPLEX(4) | REF | はい |
COMPLEX(8) | REF | はい |
COMPLEX(16) 1 | REF | はい |
文字型 | 2 を参照 | はい |
ホレリス型 | REF | いいえ |
集合型 3 | REF | はい |
構造型 | REF | はい |
配列名 | ||
数値型 | REF | はい |
文字型 | 2 を参照 | はい |
集合型 3 | REF | はい |
構造型 | REF | はい |
手続名 | ||
数値型 | REF | はい |
文字型 | 2 を参照 | はい |
1 VMS, U*X
2 Tru64 UNIX,Linux,および Windows システムでは,文字引数はアドレスと隠された文字長で渡されます。 3 Compaq Fortran の記録構造体 |
%REF,%VAL,および %DESCR は,関連する cDEC$ ATTRIBUTE 設定を上書きします。
関連情報
例
CHARACTER(LEN=10) A, B CALL SUB(A, %REF(B))
変数 A は,アドレスと隠された文字長で渡されます。変数 B は,参照渡しで渡されます。