%VAL

ビルトイン関数:実引数の形式を変更します。引数を隣接値として渡します。

形式

result = %VAL (a)

a
(入力) 式,記録名,手続名,配列,文字部分配列,または配列要素。

引数は,以下のように渡されます。

CALL 文または関数引用の実引数並びに %VAL を指定しなければなりません。他のどの文脈にも使用することはできません。

次表は,引数渡しの Compaq Fortran 基本設定と %VAL の使用が許可されるかどうかを一覧表示しています。

実引数データ型 基本設定 %VAL
論理型 REF はい 1
整数型 REF はい 1
REAL(4) REF はい
REAL(8) REF はい 2
REAL(16) 3 REF いいえ
COMPLEX(4) REF いいえ
COMPLEX(8) REF いいえ
COMPLEX(16) 3 REF いいえ
文字型 4 を参照 いいえ
ホレリス型 REF いいえ
集合型 5 REF いいえ
構造型 REF いいえ
配列名
数値型 REF いいえ
文字型 4 を参照 いいえ
集合型 5 REF いいえ
構造型 REF いいえ
手続名
数値型 REF いいえ
文字型 4 を参照 いいえ
1 論理値または整数値が 64 (Alpha および ia64 プロセッサー) または 32 (ia32 プロセッサー) ビット未満の記憶域しか占有しない場合,符号拡張によって正しい大きさに変換されます。ゼロ拡張を行いたい場合,ZEXT 関数を使用してください。
2 ALpha のみ
3 VMS, U*X
4 Tru64 UNIX,Linux,および Windows システムでは,文字引数はアドレスと隠された文字長で渡されます。
5 Compaq Fortran の記録構造体

%VAL%DESCR,および %REF 関数は,関連する cDEC$ ATTRIBUTES 設定を上書きします。

関連情報

CALL%REF

	CALL SUB(2, %VAL(2))

定数値 2 は,参照渡しで渡されます。第 2 定数値 2 は,隣接値で渡されます。