SETPIXELRGB, SETPIXELRGB_W

グラフィックス関数：指定した位置のピクセルに指定した RGB 色値を設定します。

モジュール：USE DFLIB

形式

result = SETPIXELRGB (x, y, color)
result = SETPIXELRGB_W (wx, wy, color)

x, y
(入力) INTEGER(2)。目的のピクセルのビューポート座標。

wx, wy
(入力) REAL(8)。目的のピクセルのウィンドウ座標。

color
(入力) INTEGER(4)。ピクセルに設定する RGB 色値。範囲と結果はシステムのディスプレイ・アダプタに依存します。

結果

結果の型は INTEGER(4) です。結果は，ピクセルの以前の RGB 色値です。

各 RGB 色値では，3 つの色，赤，緑，青のそれぞれは 8 ビット値 (2 つの 16 進数) で表されます。SETPIXELRGB または SETPIXELRGB_W で指定した値は，赤が最も右のバイトで続いて緑，青の順になります。RGB 色値の内部構造は以下のとおりです。

最大値は，3 つの要素の各々のが最大の 2 進 1111111 (16 進 FF) の最大の色強度に対応します。たとえば，#0000FF は赤の最大強度，#00FF00 は緑の最大強度，#FF0000 は青の最大強度，#FFFFFF は 3 つすべての最大強度 (結果として明るい白) になります。

ピクセルがクリッピング領域外にある場合，それらのピクセルは無視されます。

SETPIXELRGB (と他の SETPIXELSRGB と SETCOLORRGB のような RGB 色選択関数) は，全利用可能範囲から選択された値に色を設定します。非 RGB 色関数 (SETPIXELS と SETCOLOR) は，True Color 値ではなく色指標を使います。

色指標を使う場合，パレットで利用可能な色に制限されます。最大で 256 色です。幾つかのディスプレイ・アダプタ (SVGA または True Color) は 262,144 (256K) 色以上を作成する機能を持っています。すべての利用可能な色を参照するには，非 RGB 色関数でパレット指標を指定するのではなく，RGB 色関数で明示的に RGB 色値を指定する必要があります。

互換性

STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS LIB

関連情報

GETPIXELRGB，GETPIXELSRGB，SETCOLORRGB，SETPIXELSRGB

例

	! QuickWin または Standard Graphics アプリケーションでビルドします。
	USE DFLIB
	INTEGER(2) x, y
	INTEGER(4) color
	DO i = 10, 30, 10
	  SELECT CASE (i)
	    CASE(10)
	      color = #0000FF
	    CASE(20)
	      color = #00FF00
	    CASE (30)
	      color = #FF0000
	  END SELECT
	  ! ピクセルを描画します。
	  DO y = 50, 180, 2
	    status = SETPIXELRGB( x, y, color )
	    x      = x + 2
	  END DO
	END DO
	READ (*,*)	! ENTER が押されるまで待ちます。
	END