QuickWin 関数:ウィンドウの大きさと位置を設定します。
モジュール:USE DFLIB
形式
result = SETWSIZEQQ (unit, winfo)
unit
(入力) INTEGER(4)。ウィンドウ装置番号を指定します。OPEN 文で装置番号 0,5,および 6 を明示的に開いていない場合,これらの装置番号は基本起動時ウィンドウのみを参照します。フレーム・ウィンドウ (子ウィンドウに対するものとして) の情報を参照するには,unit にシンボル定数 QWIN$FRAMEWINDOW を設定します。この定数は,DFLIB.F90 (\DF98\INCLUDE サブディレクトリ) に定義されています。
INITIALSETTINGS から呼び出された時,SETWSIZEQQ は,初期化後のユーザー・ルーチンから呼び出された時とは若干異なった動作を行います。詳細は,結果を参照してください。
winfo
(入力) 構造型 qwinfo。ウィンドウの左上隅の物理座標,ウィンドウのクライアント領域 (フレーム内の領域) の現在と最大の高さと幅。qwinfo 構造型 は以下のように DFLIB.F90 に定義されています。
TYPE QWINFO INTEGER(2) TYPE ! request type INTEGER(2) X ! x coordinate for upper left INTEGER(2) Y ! y coordinate for upper left INTEGER(2) H ! window height INTEGER(2) W ! window width END TYPE QWINFO
この関数の動作は,QWINFO%TYPE の値に依存します。QWINFO%TYPE は,以下の何れかの値です。
QWIN$MIN - ウィンドウを最小化します。
QWIN$MAX - ウィンドウを最大化します。
QWIN$RESTORE - 最小化ウィンドウを以前の大きさに復旧します。
QWIN$SET - qwinfo の他の値に従ってウィンドウの位置と大きさを設定します。
結果の型は INTEGER(4) です。結果は,成功であればゼロで,そうでなければ非ゼロです (INITIALSETTINGS から呼び出されたのでなければ)。INITIALSETTINGS から呼び出された場合,以下が起こります。
SETWSIZEQQ は常に -1 を返します。
QWIN$SET のみが動作します。
子ウィンドウの位置と大きさは,文字の高さと幅の単位で表されます。フレーム・ウィンドウの位置と大きさは,画面のピクセル値で表されます。
フレーム・ウィンドウとして返される高さと幅は,境界,メニュー,フレーム・ウィンドウの下部のステイタスバーを除いたクライアント領域のピクセルの大きさに反映されます。SETWSIZEQQ で使用する値をこれを考慮して調整する必要があります。
互換性
QUICKWIN GRAPHICS LIB
関連情報
例
! QuickWin アプリケーションでビルドします。 USE DFLIB LOGICAL(4) result INTEGER(2) numfonts, fontnum TYPE (qwinfo) winfo TYPE (xycoord) pos ! フレーム・ウィンドウを最大化します。 winfo%TYPE = QWIN$MAX result = SETWSIZEQQ(QWIN$FRAMEWINDOW, winfo) ! 子ウィンドウを最大化します。 result = SETWSIZEQQ(0, winfo) numfonts = INITIALIZEFONTS( ) fontnum = SETFONT ('t''Arial''h50w34i') CALL MOVETO (INT2(10), INT2(30), pos) CALL OUTGTEXT("BIG Window") END