SQRT

要素別処理組込み関数 (総称):引数の平方根を返します。

形式

result = SQRT (x)

x
(入力) 実数型または複素数型。x が実数型の場合,その値はゼロ以上でなくてはなりません。

結果

結果の型は x と同じです。結果の値は x の平方根です。複素数型の結果は,実部がゼロ以上の主値です。結果の実部がゼロならば,虚部はゼロ以上になります。

個別名 引数の型 結果の型
SQRT REAL(4) REAL(4)
DSQRT REAL(8) REAL(8)
QSQRT 1 REAL(16) REAL(16)
CSQRT 2 COMPLEX(4) COMPLEX(4)
CDSQRT 3 COMPLEX(8) COMPLEX(8)
CQSQRT 1 COMPLEX(16) COMPLEX(16)
1 VMS と U*X
2 実数の大きさを指定するコンパイラ・オプション /real_size の設定は,CSQRT に影響を与えることがあります。
3 この関数は ZSQRT として指定することもできます。

互換性

CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB

SQRT (16.0) の値は 4.0 です。

SQRT (3.0) の値は 1.732051 です。

以下に他の例を示します。

	!	2 辺の長さから直角三角形の斜辺を計算します。
		REAL sidea, sideb, hyp
		sidea = 3.0
		sideb = 4.0
		hyp = SQRT (sidea**2 + sideb**2)
		WRITE (*, 100) hyp
	100	FORMAT (/ ' The hypotenuse is ', F10.3)
		END