要素別処理組込み関数 (総称):文字集合が,文字列に含まれているすべての文字を含んでいるかどうかを調べます。文字列中の集合に含まれていない最初の文字が返されます。
形式
result = VERIFY (string, set [, back] [, kind])
string
(入力) 文字型。
set
(入力) string と同じ種別パラメタを持つ文字型。
back
(省略可能,入力) 論理型。
kind
(省略可能,入力) スカラ整数初期値式。
結果
結果の型は基本整数型です。kind が存在する場合,結果の種別パラメタは kind によって指定されたものになります。kind が存在しなければ,結果のの種別パラメタは基本整数型の種別パラメタになります。プロセッサーが結果の種別で結果の値を表現できない場合,結果は不定になります。
back が省略され (または偽の値が指定されており),string が set に含まれていない文字を少なくとも 1 つ含んでいる場合,結果の値は set に含まれていない string 中の一番左の文字の位置となります。
back が存在して真の値を持っており,string が set に含まれていない文字を少なくとも 1 つ含んでいる場合,結果の値は set に含まれていない string 中の一番右の文字の位置となります。
string のすべての文字が set に含まれているか,string の長さがゼロの場合,結果の値はゼロとなります。
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
例
VERIFY ('CDDDC', 'C') の値は 2 です。
VERIFY ('CDDDC', 'C', BACK=.TRUE.) の値は 4 です。
VERIFY ('CDDDC', 'CD') の値は 0 です。
以下に他の例を示します。
INTEGER(4) position position = VERIFY ('banana', 'nbc') ! 2 を返します。 position = VERIFY ('banana', 'nbc', BACK=.TRUE.) ! 6 を返します。 position = VERIFY ('banana', 'nbca') ! 0 を返します。